冒険はここでは普通です

どうも

攻撃力5のモブ少女のヨミです

私は今

冒険に来ています

そして

一緒に来てもらっているのは

[born:武具戴天]から

刀の化身の

[五代目俵絶・猛仙もうせん]

[放浪者たちの狂騒曲]から

戦車の

[九七式自律思考多目的戦車伍型改二・ノーマッド]

そして

私はノーマッドさんに乗っています

猛仙さんはノーマッドさんの上に座っています

「ノーマッドさん、猛仙さん、今日はよろしくおねがいします」

『イエス、マイロード』

「こちらこそ、よろしくな、ヨミ、ノーマッド」

「ノーマッドさん、マイロードの意味が解りません」

『のってくれても良かったんですよ?ヨミさん』

「いえ、結構です」

「今日は何をするんだ?ヨミ」

「はい、今日はドラゴンの牙が欲しいんです」

「じゃあ、ドラゴンを探せばいいんだな?」

「はい、お願いします」

『巨神兵とか居ないですかね?』

「いたら、一瞬にして破壊されるよね?」

『あなたは死なないは私が守るもの』

「いや、ノーマッドに乗ってる時点で死んでるよね?」

『それもそうですね』

「おい、ドラゴンが居たぞ」

ヨミはノーマッドから

顔を出し

「どこですか?猛仙さん」

猛仙は指で示した

「あそこだ」

ヨミは示した方を見ると赤いドラゴンが小さく見えていた

「遠いですね」

『呼びましょうか?』

「呼ぶって?どういうこと?ノーマッド」

『こういうことです、かめ○め波~』

ノーマッドは轟音と共に砲弾を撃ち出した

ヨミ達は咄嗟に耳をふさいだ

「ちょっと、大砲を撃つなら言ってよね」

『すみません、あっ来ましたよ』

「えっ」

ヨミがドラゴンのいた方を見ると

猛スピードでこちらに飛んできた

ドラゴンは口を開けると

巨大な火の玉を吐き出した

『これはやばいですね、死にますね』

「死にますね、じゃないわよ」

「ここは俺に任せろ」

猛仙はノーマッドから飛び降り

前に立ち

《無刀斬空》

手刀を振り下ろすと

炎の玉は真っ二つに斬られ

消滅した

「ありがとう、猛仙さん」

「おう」

『ヨミさん、良いですか?』

ヨミはノーマッドの中に戻り

「なに?ノーマッド」

『今から画面に映る文字を私の後に読んでください』

「えっなんで?」

『いいから、早く』

「わかった」

『それではいきます、闇の力のしもべ達よ!』

「とっととお家に、帰りなさい!ってなんなのこれ?」

『決め台詞です』

「なんで決め台詞?」

『なんとなくです』

「なんとなくでやらせないでよ」

「二人供来たぞ」

ヨミがノーマッドから顔をだけ出すと

目の前に怒っているドラゴンが睨んでいた

「どうする?ヨミ」

「とりあえず、牙をゲットしたら全力疾走で逃げます」

「殺さなくていいのか?」

「私はあまり殺しはしたくないので」

「わかった」

猛仙はドラゴンに向かって

手刀を降ろした

《無頭斬空》

ドラゴンの牙が綺麗に斬られ

落下した

猛仙はそれを見事にキャッチして

ノーマッドの上に置き

「早く行け」

「猛仙さんはどうするんですか?」

「俺はこいつの足止めをしとく」

「でも」

大声で

「早く行け」

「わかりました、死なないで下さいね、猛仙さん」

「おう」

「ノーマッド、出発してください」

『わかりました、ノーマッドいきまーす』

ノーマッドは全速力で走り出した

それを見送った猛仙は

ドラゴンの方を向き

「俺に敵対したことを後悔するんだな」

猛仙は抜き身の刀をドラゴンに向かって

振り下ろすと

ドラゴンは真っ二つとなり

倒れた

次話で

お会いしましょう

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ここは異世界ですか?いいえ、小説の中です けんはる @kenharu

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