第5話 己の古さに気付く

 さて、KAC4にして、やっとマトモな作品を書けたので、KAC5もこの調子で行きたいところ。今度のお題は『ルール』。


 ここで「ルール工業地帯」について書くというネタを思いついたものの、肝心のルール工業地帯について何も知らなかったので断念。のちに、同じネタを非常に上手に料理している作品を見つけて感心しました。このネタで書かないでよかったと思ったり(笑)。


 さて、ルールということで思いついたネタがあったので、今回も一気に書き上げました。KAC3と同じく、ほとんどが会話で進む会話劇になっています。


 そしてKAC4の時と同じく、「勇者と魔王」というテンプレ鉄板ネタと思わせておいて、実は……というオチ。作品はこちら。


『勇者も魔王も勝てないルール』https://kakuyomu.jp/works/1177354054888888186


 これについては、KAC4と同じでジャンルでネタバレの危険性があると思ったんですよ。そこで、一捻りして「歴史・時代・伝奇」ジャンルにしたという。


 ただ、この作品についてはネタバレしてもいいかなと思ったんですよ。だから、タグ時点で「ネタバレOK」って書いたという。


 そして、この時点で気付いたんですよ。自分が書いたKAC作品のほとんどが「懐かしネタ」だということに(爆)。


 KAC1:スペースオペラ(古い)

 KAC2:70年代の特撮ヒーロー(古い)

 KAC3:ロミジュリ(古典)

 KAC4:90年代に流行した遊び(古い)


 いやまあ、シェイクスピアまで行くと、もう古い新しいの言うようなモンじゃないかもしれませんが(笑)。


 でも、今回なんか自分で最後に「今は昔、ちょうど昭和が終わろうとする頃のお話でございます」なんて書いちゃったんだから、やっぱり古いネタなんですよ。


 ただ、そのせいで同年代からの食いつきはメチャクチャに良かったという(笑)。本作で描いたシチュエーションは、実際に自分で経験された方も多かったみたいですし(笑)。★なんか95もいただきました。ただ、これでもレビューランキング5位以内に入らなかったんだから、このKAC5は相当な激戦でしたね。


 内容的にも、評価的にも、これは非常に満足のいく作品になりました。

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