第3話 同じ目線

目線・・・って、大事だよねっ。


座ったときに・立った時に・・・、相手と同じ目線であることってとても必要かなっ。


いまこうして、車いすに乗って外に出かけた時、学校から帰ってきた子供たちと同じくらいの目線であう。

「こんにちは」とか「お帰りなさい」・・・「寒かったね」に「勉強進んでる?」「この前、一緒だったお友達とどうなの?」なんて、いろんな声かけも出来ます。


子供たちから「〇〇おばちゃん・・・」「〇〇ちゃんのママ・・・」なんて声が返ってくることもあります。


そういった声の掛け合いって、とてもうれしことですよっ。


また、車とすれ違う時だって、普通に立って車が通りすぎるのを待っている時と、車いすを道の端に止めて車が過ぎ去るのを待っている時、多くのドライバーさんは同じくらいの目線の車いすのわたしに手を上げて合図してくれたり、頭を下げてくれったりと...。


果たして健常者にそういう体験てそんなにあるのでしょうかっ?


いまこうして、杖や車いすを必要なわたしになって、普段は低い目線であっても、時には高いところからの目線になることも必要かなって...。


あと何年先かなぁ~? 娘が、息子が・・・、わたし背より高くなってしまうのは?

いまのうちに、ひざを少しでも折って、相手の目線と合わせることがなぜ大事なのか、そういうことを教えてあげたいなって思います。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る