春の翳り、冬は何処に。

クラウド。


昨年のいつだったか

池袋をブラブラしていた時に仰いだ空。


何処かから、突然

煙突からまき散らされたように現れた豪快な雲。


一気に吐き出されたような煙みたいで。


でも、潔いな、君。

あっけらかんとした大きなそれは


ふと傘の役目をして

午後の太陽から遮ってくれてるような優しさもある

不思議なクラウドだった。


🌩


自分の中に今存在する、翳りある暗雲さえも

見ていると払拭してくれそうな、いつかの君。


いや、もしかしたら吹き飛ばしてほしいと

勝手に願いをかけるているのかもしれないね。


いつかの空に浮かぶクラウド。





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