外編 「土用の丑の日」

Interpol 刑事課


林「そろそろ、土用の丑の日だな。」

斉藤「なんだ?林?ウナギでも食らいたいのか?」

坂下「そおいえば、やたら、香川のやろうが、

ウナギ~ウナギと連呼していたな~。」

林「あいつはいつものことだろ?食いもんに目がないのは。」

エドワード「さつきさんいる?」

林「彼女なら出かけていますよ~。」

エドワード「そう、なら、これ渡しておいて?」

林「何です、これ?」

エドワード「土用の丑の日で、身内のみで行われる、

パーティの招待状。」

坂下「まさかの、招待したのは…。」

エドワード「ええ、ホームズだけど?あんたたちのはもらっていないわよ?」

林「そんなのないぜ~。」

斉藤「まじだろ!?俺らだけ省かれた!?」

香川「おまえら分ならここにあるが、要らないならあいつに返しておくが?」

林&斉藤&坂下「絶対!!いる!!」

香川「お、おう。そうか。食いつきいいな。」

林「こんなイベントを隠しておくのはずるいな~。香川~。」

香川「ようやく決まった話だ。最後はマリアの一声だっただがな。」

エドワード「お母様も、案外人のこと言えませんよね~。」

香川「いや、おまえら二人とも親子だなと痛感させられただけだ。」

エドワード「そう?」

香川「そうだ。」

林「念のため聞いておくが、パーティに着ていく服はどうすればいいのだ?」

香川「気になるなら警察服でいいんじゃないのか?ただ汚れても文句は聞かんぞ!」

斉藤「おまえは聞くまでもなく…。」

香川「私服だが?なにか?」

坂下「その度胸は、ホームズに似ているな。」

エドワード「あんたたちだけだからね。」

香川「一緒に育ったからな。似るところはあるかもしれない。」

坂下「おお!否定しないのか?めずらしい。」

香川「否定しようがないから。」

エドワード「このメンバーに後は、子供たちかしら?」

香川「時間帯が遅いし、お酒の席だからって、

子供たちには出前という形にしたみたいだぜ!」

エドワード「琴音は振り回されるのか…。」

林「あいつはドンマイだな。」

斉藤「ご愁傷様。」

香川「じゃあ、そ言うことで、当日は時間厳守だからよろしく~!」

4人「了解!」


パーティー当日 王宮


林「香川~!」

香川「来たか!」

坂下「なぜこんなところに、畳?」

エドワード「雰囲気も大事と言うことで、お母様が。」

斉藤「ウナギと畳…。和風だからか?」

香川「そのようだ。」

ホームズ「おーい!できたぞ~!あれ?林たち?

相変わらず、堅苦しいので来たな。」

林「おまえがラフすぎるのだよ!いつも!」

坂下「今は、板前だな。姿は。」

ホームズ「まあな。それと、琴音~!優奈~!熊五郎~!」

琴音「できた?」

熊五郎「はよ、食わせろ!!」

優奈「そうだね。」

ホームズ「おまえらは向こうで食うのだろうが?これ持って行け。」

琴音&熊五郎&優奈「了解~!」

ホームズ「すべてで、1000万になります~!」

琴音&優奈「香川当てに領収書を。」

香川「おいおい、なんだそのぼったくりな金額は!!」

マリア「はいこれ!請求書!ここにサインを。」

香川「マリアまで~!トホホ~。

うん?1兆円に膨れ上がっているのは気のせいか?」

全員「気のせい気のせい。」

香川「アホか~!!!」

琴音「香川~!ごちになります~!」

香川「くったく~あいつら…。」

ホームズ「ははははは!!琴音の奴ら、1兆円に書き直していたか!」

香川「笑いごとではないだろ!」

ホームズ「まぁ、これが本当の領収書だ。」

香川「今度は、異常にやすいな。」

ホームズ「一番安いウナギでいいと言ったのはおまえだろ?

これ、ウナギの領収書。」

香川「本当だ~。」

エドワード「よくこの時期にこの値段で買えたね。」

ホームズ「あまりものだからな。いいウナギはみんな捕られているぜ。」

香川「それにしてはさっきからいい匂いだな~。はよ、食おうぜ!」

ホームズ「林やドクターたちも座ってくれ。食べるぞ~!

ああ、飲むやつは自分で飲んだ分をこいつに払えよ?」

香川「ウナギはおごるが、お酒はおごらん。以上。」

ドクター「俺はこの後も仕事だから飲めないからいいって!」

林「日本茶で食べるのが一般的ではないのか?」

マリア「そうよね~。私もそう思うわ。」

ホームズ「後は大臣たちは好きにしろ。ではいただきま~す。」

みんな「いただきます!」



林「おいおい…。」

坂下「マジで。」

エドワード「これ、安物のウナギなの!?」

香川「相変わらず、おまえの料理は魔法がかかるようにうまいな!」

ホームズ「普通に作っただけだが?」

マリア「どこの老舗に言ったとしてもこの味は味わうことができないだろうね。」

ホームズ「あったり前だ。この味付けは俺のオリジナルだからな。

そんなに簡単にはまねできないはずだぜ。」

しずか「ほーむずさん。その言葉、料理人の言葉ですよ?」

シラス「有名な料理人かと思う台詞だね~。」

さつき「情報屋を引退して、料理屋をした方が儲かるのではないのですか?」

斉藤「確かに!」

ドクター「俺の仕事もそれだと減るな!」

ホームズ「俺の料理は身内だけでいい。あまり広めたく思わないがな。」

マリア「もったいないな~!エドワードもそう思うよね!」

エドワード「ええ!もったいない!

どうしても?なんなら、家で宮廷料理に人でも~。」

ホームズ「そうだな~、

今度の新作のコロンをなかったことにするなら考えてやる。」

マリア「ぐぬ」

エドワード「あはははは…はぁ。」

香川「ホームズに勝てるなんて1兆年早いぜ。」

さつき「つまらないギャグはやめてください。」

香川「ギャグではないぜ。なら、1系年早いぜ。

とにかく、おまえらでは勝ち目がないことさ。」ずずずううう。

ホームズ「もう茶づけかい?早いな。」

香川「料理は熱い内に食べるのが一番だぜ。」

マリア「でも、また近いうちにホームズの料理食べさせてね。」

ホームズ「気が向いたらな。」

琴音「ホームズ~。これみんなからのお礼。」

ホームズ「サンクス。」

琴音「本当にこんなのでいいの?」

ホームズ「俺にはこんなことしかやってやれないからな。あいつらには。」

エドワード「あんたは、子供たちのみ方だよ。」

しずか「はい!この付近で

ホームズさんを知らない子どもはいないぐらいですから。」

さつき「人気者ね。」

ホームズ「みんなが幸せになってくれればいいだけさ。」

琴音「何、格好つけているのよ。

悪名で有名な、ナポレオン・ルパン4世の名はどこへ行ったのよ?」

香川「でもさ、それも含めて、ナポレオン・ルパン4世さ。

不可能を可能にすると言われる男さ。」

琴音「そうだね。」

マリア「あいつらとの争いはまだ続くかもしれないけど頑張ってね。

何かできることがあれば言ってくれれば用意させるから!」

ホームズ「じゃあ、金。」

マリア「???」

エドワード「さっきの1兆円、本気で受け取ったら?」

香川「まてい!俺からではなく王宮からだろ普通。」

しずか「香川さん~!3日後までに入金後お願いしますね~!」

香川「悪徳商人かい!」

ホームズ「まぁ、半分冗談だがな。」

マリア「半分は本気のようだね!」

香川「まてい!そんな金は持っていないよ!」

ホームズ「研究費代だけでいいさ。この前のやつどうなっている?」

香川「しまった。払うのを忘れていた。」

琴音&エドワード「はあぁああああああ!」

カッキン~!!!

しずか「今回は、ホームズさんが吹っ飛ばすのではなく、違う人でしたね。」

林「生きていればいいが。」

ドクター「俺に回すなよ?」

周り「無理だな~。」

ホームズ「連帯保証人は、王宮とInterpolだからよろしく!」

エドワード「マジ?」

ホームズ「これ、契約書。」


…。


林「今度あったら覚えていろよ~!」

坂下「全くだ。」

さつき「私、流れ弾…。」

しずか「そうなりますね。」

エドワード「全く、

あと5回ぐらいウナギをごちそうしてくれないと許す気がしないな!」

斉藤「それで行きますか!」

さつき「いいですね!!」

シラス「私もおごって~!」

しずか「いいな~!私も!」

ホームズ「勝手に領収書でも書いておけば?俺は知らん。」

みんな「は~い!」


数時間後


香川「いてて、え~らい目に遭ったぜ。」

ホームズ「帰ってきたか。これをおまえに。」

香川「なんだこれ?…、ふざけるな~!」

ホームズ「しらん。あいつらはとっくに帰ったからな。

後、俺も帰る。じゃーな!」

香川「おい!冗談だろ!なぁ!!」

ホームズ「ああ、そうそう。入金は3日以内でお願いしま~す。」

香川「…。ハイ。」


終わり

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