クエスト19:地下五〇階層の扉を開け


 まず間違いなく、アリスとフラムは全くの別人だ。

 髪型も、目つきも、スタイルも、一挙一動の振る舞いまで似ても似つかない。

 ただ一つ、顔の造形だけがあまりによく似ていた。双子の姉妹だと説明されれば納得してしまいそうなくらいに瓜二つである。


 だが、それはありえない。アリスは間違いなく院長夫妻の一人娘で、俺たちとは物心ついた頃から一緒に育ったのだ。姉妹がいたなら知らないはずがあるものか。

 特にアリスを慕っていたソウラが警戒するのも、無理からぬ話だろう。


「……そうね。いい加減、それくらいは先に種明かしをしましょうか」


 潮時か、という顔でフラムは重い吐息を零した。

 そしてなんでもないような口調であっさりと、とんでもないことを言い出す。


「私の顔がアリスと同じなのも当然よ。だってこの顔は、タスクの記憶を元にアリスの顔を拝借させてもらったんだから」

「なん、だって?」


 咄嗟に言葉を呑み込めないソウラ。俺も似たようなモノだ。

 それに構わず、フラムは解説を交えながら自分の肢体に指を這わした。


「ちなみに体の方は、エルザの胸、ニボシのくびれと腰、アスティの脚線美――それぞれの、タスクが性的に魅力を感じている部分を、いいとこ取りした上でバランスを整えて仕上げたモノよ。タスクに気に入ってもらうために、ね」

「なん――」「です――」「と――?」


 主に『俺が性的に魅力を』云々のくだりに反応を示す女性陣。

 やめて! マジマジと俺を凝視しないで! いっそ変態と詰ってくれた方がマシだ!


 確かにフラムの外見、やけに俺の好みにストライクすぎるとは思ってたが!

 別にそこだけで判断してたわけじゃないから! こう内面とか、外見も全体含めて魅力的だと思ってるから!


 いや違う。今はそういう話じゃなくてだな。


「ちょっと待て! 拝借? 仕上げた? つまり、君の姿は全て作り物ってことか? なら、君の正体は一体……そもそも、ヒトなのか?」


 どんどん猜疑心を強め、表情が険しくなっていくソウラ。

 しまいには抜剣しようとする手を、俺は横から押さえて制止した。


「よせ、ソウラ。こいつは敵じゃない」

「なにを根拠に……!」

「確かにこいつは得体が知れなくて、色々と普通じゃないんだろう。だが俺に気に入られるための姿を取ったってことは、なにか俺の助けを必要としているんじゃないか? だとすれば、俺は騎士としてそれを無視なんかできない」


 騎士として、が効いたようでソウラは押し黙る。


「フラムとはここまで一緒に戦って、助けられもした。その分、俺はこいつを信じたい。これでやっぱり裏切られたりしたら、俺が責任を持って始末をつけるさ。……そうなったら俺がどれだけ怒るかも、お前ならお見通しなんだろ?」

「……ええ、よーく知ってるわよ。あんたが一度気を許した相手にはとことん甘くなる、ちょろい性格だってこともね」


 悪どく笑って見せた俺に、フラムも悪友のように悪どく笑い返す。

 そこに安堵の色が見え隠れしているのは、きっと俺の気のせいじゃい。

 こいつは悪ぶっても顔に出る性質なのだと、一日足らずの付き合いで俺は知った。


「それに、ここまで打ち明けたんだ。お前のこと、もう全部話してくれるんだろ? 今日になればわかることだって、お前が言ったんだしな」

「そのつもりよ。ただ、少し場所を変えさせてもらうわ。口で語るよりそこで見てもらう方が早いでしょうし。ついでと言ってはなんだけど――そこには新しい装備のアテもあるわよ。タスクの真なる闇の力を、余すことなく受け止められる『牙』がね」





 フラムが俺たちを連れてきたのは、地下五〇階層にある巨大な扉。


 地下迷宮に相応しく、ここまでの階層はいずれも迷路のような通路が張り巡らされていた。しかしここはやけに長く感じる階段を下りた先にすぐ、天井近くまで達する高さの巨大な扉がそびえ立つのみ。左右の壁はすぐ行き止まりで、他に通路もなかった。


 そしてこの扉の先には、エルザもこれまで入ったことがないそうで。


「もしや、そなたはこの扉を開けられるのか? わらわの魔法でも破壊できず、これより奥へは調査が進められずにいたのだが」

「そうでしょうね。この扉は魔法を無効化する鉱石で作られている。内部にはパズルみたいに複雑な機構が仕込まれてて、扉全体が錠前みたいなモノ。宝箱に使うような鍵開け技術も通じず、本来なら専用の鍵しか受け付けない。でも、私なら――」


 フラムが伸ばした指先から黒い粒子――俺が操るのと同じ【ダークマター】が生じ、扉との比較で嫌に小さく見える鍵穴に入り込んだ。

 そして扉の内部からなにやらガコガコと響く、歯車などの動作音。


 どうやらダークマターを流し込み、内部の機構を直接操作して解錠するつもりらしい。対魔法効果は多くが魔法力やマナを阻害する仕組み。通常の異能、ましてや直接かつ物理的に内部をいじるような手段は製作者も想定外だろう。


 やがて――ガチリ。ハッキリと解錠の音が鳴った。


「さて……引き返すなら今のうちよ?」


 後は軽く一押しするだけで開くだろう扉に背中を預け、フラムがそんなことを言う。

 ここまで来てなにを今更と目で問い返す俺に構わず、フラムは続けた。


「あんたの目的は仲間を連れて聖王国から脱出すること。それを考えれば、これは完全なただの寄り道。時間を無駄にする余計な手間でしかない。得体の知れないヒトモドキの言うことなんか、無視して放り出すのも賢い選択だと思うけど?」


 口元を歪めた笑みは挑発的で、しかし自虐の色が隠し切れていない。

 ああ、全く。

 本当にここまで来て、こいつはなにを言い出してやがるのか。


「なんなら後顧の憂いを断つために、ここで私を斬り捨てとくっていう手も――」

「あるか、馬鹿が」


 これ以上付き合うのも馬鹿馬鹿しくなって、俺はフラムを黙らせた。

 彼女の顔のすぐ横に右手を突き、左足を深く踏み込んで退路を断ちつつ、息がかかるほどの至近距離で睨みつける。


「お前がクッソ面倒なワケアリ女だってことは、とっくに承知済みなんだよ。隠しごと多すぎるわ謎も多すぎるわ、なんか俺より俺に詳しすぎて正直ドン引きもしてる。でもな、お前の目が助けを求めてることはわかる。五年前の俺と同じ目だから、わかるんだよ」


 フラムのことをどうにも放っとけなかった理由が、今になって理解できた。

 フラムは俺だ。こいつの目に俺は同じ怒りを、同じ苦しみを見たんだ。

 だからこいつを他人とは思えなくて、構わずにはいられない。


「無関心に素通りする連中を憎んで、呪って、誰も信じられなくなって。それでも『ダレカタスケテ』って、誰にも届かない声で叫ばずにはいられなかった、その怒りと苦しみを俺は知っている。俺は、その叫びに手を伸ばすために、暗黒の騎士になったんだ! だから黙って俺を頼れ! でなきゃ利用でもなんでもしやがれ!」

「オオ……アレこそ古代文明より伝わる異性へのアプローチ手法『壁ドゴム』! いや、ドゴムしたのは壁でなく扉だがな!」

「『壁ダーン』ではありませんでしたか?」

「呼び方以前に、壁越しに殴った衝撃で相手を攻撃する技だってオイラは聞いたゾ?」

「一応こっちは真面目な話してるんだがなぁ!」


 茶化すなや! 皆のこと置き去り気味に盛り上がった俺らも俺らだが!

 フラムはといえば、自分でもどんな表情をすればいいかわからないようで、ひとしきり顔をくしゃくしゃにした後、そっぽを向いてしまう。


「ああ、もうっ。後悔しても、知らないわよ」


 小さく毒づいた声に合わせて――実際は俺がドゴムした拍子にだろうが――巨大な扉が重々しい音を立てながら開いていく。


 俺は開き切るのも待たず、隙間からズカズカ中へと踏み入った。

 皆も続いて中に入り、一様に目を丸くする。


「こいつぁ……」

「一階層が丸ごと、一つの大広間になっているようですね」

「それに中央の巨大な物体、なにか大型の装置っぽいナ」

「ふむ。他の文献で見たような覚えがあるのだが、はて」


 各々に感想を述べながら歩を進める。

 本当に広大な空間だ。これまでが圧迫感のある通路ばかりだったせいで、余計に広々と感じる。天井も、地下五〇階層に下りる階段はやけに長かったが、それも当然の高さ。古代文明より伝わる球技《ヤキュー》の試合も余裕でできるスペースだ。


 そしてそのだだっ広い空間の大半を、中央に座する巨大な装置が占有していた。

 大量のボタンが並ぶ台座。その上には二重の金属環に囲われた、透明な球体。《カガク》の授業で見た、惑星の模型によく似ていた。


 世界の理を解き明かしたカガクに曰く、俺たちが暮らす大地は、この天球のように途方もなく巨大な球体の表面に過ぎないそうな。


 しかし天球には大きな亀裂が走っており、機能を停止している模様。如何なる機能と役割があったのかは見当も……ん? アレは?


「待て。装置の前になにか……誰かいるぞ?」

「死体――いや、動いている!?」


 天球の陰でよく見えない人影は、確かに若干ながら揺れ動いていた。

 警戒しながら接近する俺たち。影の姿がハッキリすると、思わず眉を顰めた。


 床に膝を突いて俯くソレは、一言で表せば真っ黒なミイラだ。

 枯れ木のように干からびた肌は、マモノと同じ黒色に染まっている。しかし土塊でできたマモノとは明らかに違う、肉の体。


 加えて俺とソウラがひっかかりを覚えたのは、ミイラの装備だ。


「真っ黒に変色した上、形状もなんだか禍々しい感じになっているけど……これは、聖騎士団の古い型の騎士鎧? 確か一〇年は前のデザインだ」

「腹に刺さっているのは、腐蝕しているが聖剣だな。どうやら、マモノにやられたってわけでもないらしい」


 腹を腐蝕した剣が貫いており、下半身のズボンにも赤黒い血の痕がある。とっくに全身の血を流し尽くした感じからしても、一〇年以上は昔の人物で間違いない。

 問題は、どう見たって死体なのに、今も微妙に身じろぎしていること。


 生き物の死体が闇の力で変異した《グール》というマモノもいるにはいるが、このミイラは違う。こいつには腐臭がない。それどころか生気があるのだ。弱々しい生命の灯を繋ぎ止めているのは、底知れない憎悪と怨念。


 ――なぜこんな地下迷宮の下層に、それもポツンと一人でいるのか?

 不可解な場違いさに対する疑念もあって、俺たちは対応に迷う。


「久しぶり、ね」

「ア……ア……」


 そんな中、フラムがなんとも気安い口調でミイラに声をかけた。

 しかもミイラが反応を示し、ノロノロと顔を上げたではないか。


 少なくとも敵対の意志は感じない。ミイラを見つめるフラムの目にも、激しい感情を堪えるような揺らめきが窺えた。


「フラム、これはどういう――」


 直後、扉の外から喧しい足音。

 半開きの扉を押しのける勢いで、白銀の群れが大広間に雪崩れ込んできた。

 規則正しい隊列を組むと、一団はガラス玉の目で聖剣を掲げる。


「聖騎士団だ! これまでの倍、いやそれ以上の数がいやがるぞ!」

「まずいですね。今までの狭い通路なら、相手も投入できる人数が制限されていましたが……ここでは十分に動けるスペースがあります!」

「連中、ここが大広間なのを把握していたのカ?」

「むう。この数は、わらわも魔力の出し惜しみをしている場合ではなさそうだな」


 流石に仲間たちの表情にも緊張が走る。

 敵の数は一〇〇人近く。俺たち七人を潰すのにとんだ過剰戦力の投入だ。

 しかも一団の前に立つのは、聖騎士の頂点が二騎。


「マリアンヌ聖騎士長……!」

「それにギレス聖騎士長、か。虎の子の白魔導兵団に、秘密兵器を持たせた部隊まで全滅させられて、ようやく重い腰を上げたってわけか」


 ソウラが悲痛な顔をするのに対し、俺は自然と口元が笑みで歪む。

 なにせ、仇が向こうからノコノコ出てきてくれたんだからな!


「待ってください、聖騎士長! 今回の一件、教団のやり方は明らかに異常です! 周りの騎士たちの様子を見て、なにかがおかしいとは思いませんか!? 騎士ばかりでなく、聖都の人々までが操り人形のようにされている。こんな、無理やり自分たちの主張に従わせるようなやり方が騎士として正しいのか、今一度考え直してください!」

「――――」

「我々の受けた命令は異端者の処分だ。命令を果たす以外の如何なる行為も思考も不要である。そして教団の決定に意見する権限など貴様ごときにはない。これは明確な反逆行為であり、死罪である。貴様のような下賤の輩にも騎士の矜持があるというなら、我々の手を煩わせず自害して、せめての忠節を示すがいい」


 ソウラの訴えはまるで届かなかった。

 マリアンヌは視線も定かでない全くの無反応。ギレスは聞く耳を持たないどころの話ではなく、一方的にソウラを反逆者と見なした挙句に自害の要求だ。


 絶句するソウラに、俺は肩を叩いて脇に退かした。


「話すだけ無駄だ。二人ともとっくに心を漂白され切っている筆頭だからな。こいつらには国と民を愛する情も、悪を許さない憤りも、悲劇を嘆く涙もない。上からの命令と、中身がない言葉だけの正義に従う人形だ」


 ソウラがどれだけ熱く訴えようが、それになにかを感じる心が欠落している。

 彼らに善悪の判別などつかない。あるのは邪魔者を排除するための区別だけ。


「天秤で計った少数を無情に切り捨てて顧みず、権力者どもに都合の良い秩序を維持するためだけの殺戮機械――五年前もそうだ! そうやって貴様はアリスを救おうともせず、虫けらみたいに殺しやがったんだ! そうだろう、ギレスゥゥゥゥ!」


 そう。アリス一家を陥れた聖騎士とはまた別の、怪物化したアリスを作業的に斬り捨てた聖騎士。それこそが、当時まだ部隊長格だったギレスなのだ。周囲から優秀な騎士と讃えられていたギレスは、それだけに心の漂白も人一倍進行していた。


 五年の月日で一層進行が悪化したと見えるギレスは、俺の激昂にもまるで応えた様子がなく涼しい顔だ。


「なんの話かと思えば……あのときの愚かな少年か。国の平和を守り、より多くの幸福を維持するのが騎士の務め。それを損なう『害虫』は速やかに処分するのが当然だ。その程度の合理性も解さず、くだらぬ私情で聖騎士の悪評を広め、民衆に無用な不安と疑念を植え付けようとした貴様も社会に有害なゴミでしかない」


 抑揚の全くない口調で並べられる、知った風な詭弁。言葉の端々に滲む侮蔑は、漂白される前の高慢な本性の名残りか。


 そうとも、詭弁だ。こいつはより多くを救おうと冷淡に徹しているのではない。ただ一切の情をかけず機械的に処理しているだけ。それを正義だの平和だのと白々しい言葉で、あたかも正当な行いであるかのように騙る。これが詭弁でなくてなんだ!


 その無慈悲を、無情を、俺は決して許さない!


「醜悪な怒りだ。貴様のように感情で輪を乱すクズなど、生きていること自体が罪だ。そのクズと一緒にいるような輩も同罪。聖都の平和を乱すゴミは殺処分だ」


 ギレスの合図に従って聖騎士たちが聖剣を構える。

 俺たちも――話し合いの余地はないとソウラも腹を括って――戦闘態勢に入った。

 一触即発の空気。そこへ、フラムが待ったをかけた。


「お生憎さまだけど、今この舞台のメインキャストはあんたたちじゃないわよ。脚本に残す名前もない端役は隅っこに引っ込んでなさい。でないと……死ぬわよ」


 無防備な足取りでフラムは前に進み出る。

 その視線が真っ直ぐに、なぜか聖騎士長マリアンヌへと向けられた。


「さあ、これが最後の演目。もう終わりにしましょう――パパ! ママ!」


 場違いな、無邪気な声での呼びかけ。

 俺たちも聖騎士たちも、意味がわからずに目を瞬かせる。

 そしてどういうわけか――黒いミイラとマリアンヌが反応を示した。


「アアア……ニクイ。ユルサナイ。コロス。コロシテヤル。ヨクモ。ヨクモ! ヨクモヨクモヨクモ! アギギギギィィガアアアアアアアア!」

「あ。あ。赤。赤ちゃん。私の。あの人の。私たちの。ワタシワタシアノヒアノアノアノアノアアアアアアアアアアアアアアアア」


 ミイラが窪んだ眼窩から血の涙を流して吼える。

 マリアンヌが能面のようだった表情を苦悶に歪めて呻く。 


「さあ、タスク。――これでもあんたは、本当に私たちを助けてくれる?」


 そして俺の方を振り返ったフラムは、涙を押し殺すような微笑を浮かべて。

 その全身が燃え上がった。否、フラムの体が炎そのものと化しているのだ。

 黒炎の中で輪郭が崩れ、フラムの姿は炎に融けていく。


 渦を巻いて燃え盛る黒炎。そこへ宙に浮かび上がった黒いミイラとマリアンヌが、まるで不可視の引力で吸い寄せられるようにして飛び込んだ。

 黒炎が膨れ上がり、中から繭を破るようにして異形が顔を出す。


 太くて短い手足。ずんぐりとした胴体。四つん這いの体躯は、どこか赤ん坊を彷彿とさせる。しかしミイラと同じ、枯れ木のような質感の黒い表皮のため、未成熟な体形が余計に不気味さを際立たせていた。


 頭に当たる部分は、金魚鉢にも似た半透明の球体。

 そこに、二本の蛇頭が絡みついている。その蛇頭の額には、ミイラとマリアンヌの人面瘡が浮かび上がっていた。


 そして、蛇頭が守っているようにも見える球体の内部にあるのは……。

 胎児、か?


『アアアアンギャアアアアアアアアアアアアッッッッ!』


 マモノでも見たことがない異常な姿の怪物が、怨嗟の叫びを上げる。


「ば、バケモノオオオオ!」

「邪神だ! 邪神が復活したんだ!」

「殺せ! あのおぞましい怪物を地上に出すな!」


 心の漂白し切っていない聖騎士たちが、悲鳴を喚き散らしながらも剣を向ける。


「これは一体……!?」

「なにがどうなっていやがるんだヨ!?」


 仲間たちも、あまりの急展開についていけていない。

 俺自身、状況を呑み込み切れずに混乱して、それでも一つだけ心は決まっていた。


「助けてくれるか、だと? ――当たり前だろうが!」



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