第3話

父の急な帰りに驚く隼人。

驚きながらも、インタホーン出て家のドアを開けた。


父は右手に動物ケースを持って

家にはいった。

突然の父の帰りに彼は一言言う。


「家に帰ってくるのもっと先じゃなかった?」と隼人が言うと

父は、「ちょっと急用が出来てな」と隼人に返した。


隼人は父が右手に持っている動物ケースを見てこう返す。

「何か右手に持っているけどそれ何?」と返した。


「ああこれか」「ある動物を保護してきたんだ」と返し。


ケースを開けると今までみたことがない動物が現れた。

その動物は眠っていた。

眠っている動物を見た隼人は、驚いた表情で「この動物何?」と返した。

父はそんな息子の表情を見て、

「やっぱり誰だってそんなかんじになるよな」「こんな生き物みたことないもんな」と笑いながら隼人の眼を見ていった。



「この動物は絶滅危惧種で名前はエモエモって言うんだ」と父がこの生き物に

ついて説明をしようとした瞬間隼人はその単語に反応を示した。


「このエモエモって今から150年前に実在された生き物で外見は物凄く特殊で違う生き物同士が混ざりあわさって出来たと言われていて。」「いまだに謎が多い生き物と言われている生き物のことでしょ?」と博物館に書いていたことをそのまま父に返した隼人。


それを聞いた父は感心した表情で

「よく知っているな」と返した。この時隼人は心の中で思っていたことがあった。(でも俺がこの前見た外見とは違う外見をしている。)


しばらくの間その特殊な生き物を上から下まで真剣に見てると。父が話しけて来た。


「どうやらその生き物が気になるみたいだな。」と言うと隼人は澄ました顔で

父の方を向き、またエモエモのほうに身体を

向き直した。


「気になると言うかちょうど一週間前に絶滅危惧種の博物館に行ってきたばかりだから」と言うと。


「絶滅危惧種の博物館?」と父親が首を傾げると隼人はその博物館について父に語り出した。その息子の話しを聞く父。


しばらく経った後父は

「そうかそれでエモエモのことを知ってたのか。」「どうりで詳しいと思った。」笑顔で隼人の方を見る。


隼人は父の方に身体をまた向き直し「そういえばさっきこの生き物を保護したて言ってたけど

それどう言うこと?」訪ねた。

それに対し、父は「実はな」彼の父輝彦はこのエモエモと言う生き物をどういう経緯で保護をしたのかを息子に話し始めることにした。


「それは今から一週間前に遡る。」

















































  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

エモエモ 椿川紗織 @Hasumrena

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ