神は乗り越えられる試練しか与えない。らしい。

前世でうだつの上がらなかった男が、ヨーロッパっぽい世界観に転生して何らかの才能が開花して素敵な異性と出会って出世して…という親の顔より見た展開から始まる本作。
…だが、この作品の本質はそれ以降にある。

何というか主人公への負荷が適宜に高い。
それこそバッドエンドとして突然作品が終えても納得してしまうくらいに。
そういった緊張感が読み手へと伝わり没入感へと昇華されるのもこの作品の魅力の一つだと思う。