【カクヨム三周年記念作品6最後の3分間】 最  後  に  参  っ  た  !!!

ちーよー

第1話 作者、この後めちゃくちゃ切腹したってよ。

 画面の前のみんな、織姫ちゃんだよ。ちょっと~ あまり画面に近付いたら目が悪くなっちゃうよ。

 もう~ 悪いのは頭か顔か性格だけにしときなよ! え? 全部悪いって。あっ…(察し)



 そうそう。織姫ちゃん。機織はたおりで服を織ったりして、それを神様とか仲間に売るんだけど、前にオーダー入って織ったら全然サイズが違くって~ 返品されちゃったの。くすん。

 それを彦星に『機織損のくたびれ儲け』だよ。って愚痴ったら、うふふふ。あいつったらさぁ。頭ポンポンしてくれて、優しく肩を揉んだりマッサージしてくれてね、そしたらちょー盛り上がって来ちゃってさぁ。その後めちゃくちゃセッ……



 冗談、冗談。下段中段上段。めちゃくちゃ節句。だったんだよって話し。そりゃあ七夕だからね。きらん。



「ちょ! お前、『上段』はないって。オッサンみたいな駄洒落止めろよ。1人コント始まったかと思ったわ! ここまででブラバ率ヤベーからな! PVはあっても、無反応だからな」



「何よ、彦星。勝手に入って来ないでよ。ブラバとかPVって。織姫ちゃん分かんない」



「だから俺はお前が分かんねーよ。この勢い任せは人気作家さん以外はやっちゃいけないパターンだぞ」



「別に好きでやってんだからいいぢゃん。大勢からの80点より、1人からの120点があれば良い……」



「ほんとは?」



「う~ みんなからの120点が良いです。ってか、今回のテーマは何よ。彦星、言ってみなさい」



「知らん。俺たちの物語も前回までと違う感じだから、今の立ち位置すら俺は知らん」



「そう『最後の3分間』がテーマだったわね」



「……ヤベー こいつ。話が通じない相手って一番恐怖を感じるわ」



「で? 彦星は今回は私にどんな最後の3分間を見せてくれるのかしら? 格好良い仕草で胸キュンさせるラブコメ? それとも鬼属の双子メイド妹のような、織姫ちゃんの○○が好きですを連呼する恋愛? はたまた、私を好きすぎる余り、私の前で自殺を図り、ゾンビになって私を殺そうとするサスペンスホラー? 分かった! 『織姫』この女性を形容するにあたり、どんな美辞麗句を並べた所で意味などないのだけれど。有り体に言うなれば『美少女』美しい少女である。彼女が可愛いのではない。可愛いが彼女そのものだったのだ。可愛いは絶対的な正義である。正義であって生まれ持った凄技せいぎだった。みたいな? 」



「おりひめベガ。一人物語だな」



「で、ほんとの所の『最後の3分間は?』」



「もう始まってる」



「始まってるって3分間が?」



「あぁ」



「どういうこと? それに『最後の』ってのは何なのよ?」



「……お前の事を幸せに出来て、俺を幸せに出来るのは織姫。お前だけだ。俺と結婚しよう」



「え? あっ ハイ」



「これが『恋人』としての『最後の3分間』だったんだ」



「えーー プロポーズされたの? 今のプロポーズだよね? 突然過ぎたから~ もう1回言って! 心の準備が出来てから言ってよ。ね 」



「何回もする事じゃねーだろ」



「けち。恋人の『恋』は下心で『愛』は真心って言うから、これからは『恋人』じゃなくて『愛人』になるのね。やった! 私は彦星の愛人!」



「それ絶対にお前の親父の天帝の前で言うなよ! 殺される自信があるから」



 こうやって彦星と織姫は

(ちょっと。超絶可愛いが抜けてる)



 こうやって彦星と超絶可愛い織姫はアルタイルとベガを行ったり来たり、ケンカをしては仲直りをしたりしなかったり

(そこはちゃんと仲直りするから)



 ケンカをしては仲直りしてイチャイついてはズッコンバッコン…………ここは訂正入んねーのかよ!



 ケンカをしては仲直りしてイチャついて愛し合いました。永久に笑顔が耐える事はなく、幸せを当たり前に感じながら、皆さまからバカップルにされてるのを知らないまま見守っている事でしょう。


 このシリーズを読んで下さった方々には今年の七夕に2人がお礼をしに参った! と現れる事でしょう。私には、もうこの2人は手に終えません。参った参った。

最後まですみません。ありがとうございました!



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