番外編 新・同題異話とKAC祭りの副産物

 まだ一話しか書いてないのに番外編てなんだよ! と、自分でもさんざんつっこみました。が、現在三か月を振り返っている精神的余裕などどこにもなく、また「今」書いておきたいことができてしまったので、まあ生ぬるく見守っていただければと思います。


 さて、まずは夢月七海さんが一年間毎月開催されていた自主企画『同題異話』について。この三月でいったん終了となるこの企画を、四月から一年間、香鳴裕人さんが「リスペクト企画」としてほぼ同内容の企画を開催されるそうです。くわしくはこちらをご覧ください。


香鳴裕人さんの近況ノート

【事前告知の告知】同題異話リスペクト企画開催につきまして

https://kakuyomu.jp/users/ayam4/news/1177354054888975944

【事前掲載】同題異話リスペクト企画『同題異話SR』企画全文

https://kakuyomu.jp/users/ayam4/news/1177354054888999303


 もともと同題異話のことには、このエッセイ内でもふれるつもりでした……というか、ふれます。が、KACがおわるまではたぶん書けないので、ひとまずお知らせだけ。



 そして、そう、KACですよ。皆勤はさすがに無理だろうと思いながら、気がついたらあと二回です。


 そもそも、最初の「フクロウ」を書いた時は、連作にするつもりなんて、もうまったくこれっぽっちもなかったんですよ。

 それがKAC2を書いてる時に、フクロウの主人公はいい人すぎてしあわせになれなそう――という感想があったのを思い出して、じゃあちょっとしあわせにしてみようか(軽い)と、チラッと登場させたわけです。

 そしたら今度は、KAC2の主人公がしあわせになったところを見たいという声がふたつみっつあり……と、そんなこんなで気がついたらあともどりできなくなっていて――現在に至る。笑


 でね。とにかくKACは忙しい。お題発表から締切りまで48時間しかない。そこには仕事も生活もあるわけで、細切れのすきま時間を活用しても実質数時間とれるかどうか。そんな中ではネタもキャラもじっくり練る余裕などなく、結局「思いつき」勝負になる。

 私のKACシリーズを読んでくださっている方はおわかりでしょう。キャラの名前からしてダジャレだし。笑

 言葉を選ばずにいえばスピード勝負の「使い捨て」のつもりだったんです。なにしろフクロウで最初に考えていた主人公なんて「玉砕当ぎょくさいあたる」でしたからね。まあ、そうそうに話がまわらなくなってすぐボツりましたが。


 なにがいいたいのかというと、こんなに「キャラが動きはじめるとは思ってなかった」ということ。


 推敲もろくにできない状況だし、とりあえず「お話」になっていればいい。キャラの性格や設定にリアリティーなどなくていい。と、ハードルをさげまくって書いてましたから。それがいつのまにやら、それぞれのキャラがちゃんとキャラとして動くようになってきて、それはうれしいんだけど、じっくりキャラに向き合うには圧倒的に『時間』がたりないわけで。


 だからなにがいいたいのかというと(二回目)祭りがおわったら、紗菜子と忍を中心にした物語に大幅改稿+加筆しようかなーと思いはじめている。ということです。今のところ、長編にできるほどのネタはないのでせいぜい中編程度かな。


 お題がきたタイミングが、私にとってはある意味絶妙だったせいでいっきに三年飛んだし。おかげで書きたいシーンいろいろあったのもぜんぶ一緒に飛んだという心残りがあったりなかったり。


 まあ、需要があるかわかりませんが、なくてもたぶん書きます。笑


 そんな感じで。とりあえずあと二回。お題に振りまわされようと思います。



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