第24話 令和最初の…

平成から令和へと元号が変わった。

今時、元号を使うことも少ないのに、日本人はお目出度い民族のようで、

大晦日のような大騒ぎ。

改元を祝うという瞬間は、なかなかないことではあるが。

5月2日、装具の調整で0cmに。

公立の医療機関なのに、10連休中の4月30日と5月2日は、

診療をしてくれるのだ。

とは言え、私の担当医はお休み。

当初は、別の医師に診察してもらうはずだったが、

「診察はいいかな。リハビリも休みだし、装具の調整だけで。」

と言われていた。

いつもは、7時半に家を出て、診察の早い順番を取っていたが、

連休中だし、装具だけだし、大丈夫だろうと、

9時に病院へ行った。

この日、大親友のMちゃんが11時過ぎに来るので、

それまでに終わればいいのだ。

9時半には、装具屋さんが来る。

連休中なので、受付も慣れない看護師が担当するため、

受付が長蛇の列だ。

気楽に待って、装具の調整が始まる。

フラットになるので、歩きやすくなると言われた。

まだ、装具着けての歩行は変わらない。

「来週も来るんですけど、その後は、リハビリが他の病院になるんですよ。まだ、調整するんですよね?」

「まだ、調整します。そうですか。先生に確認しましょうか?」

「今日は、お休みです。まあ、来週来るので、その時聞いてみます。」

「そうですね。」

装具屋さんは、金曜日しか来ないので、それに合わせないといけないのだ。

令和最初にフラットになったのだ。


11時過ぎ、親友のMちゃんが、尾道から来てくれた。

「お好み焼きの徳川」でランチ。

広島は、広島のお好み焼きが一番なのだが、

徳川は、関西風のお好み焼きを自分で作るタイプのお店だ。

人気のお店だ。

昔は、よく2人で食べに行ったのだ。

Mちゃんも昨年、足を骨折してギプスと松葉杖生活を経験。

だから、私の苦労が分かる。

今回は、新聞、雑誌、段ボールを片付けてもらうのだ。

2階から何往復もして下ろし、車に何往復もして運んでもらった。

エコポストに持って行くと、重さにポイントがつき、

商品券と交換出来る。

新聞だけでも3か月分ある。

全部で40kgだった。

家に戻って、イチゴを食べながら、色々な話。

Mちゃんとは、40年にわたっての長い付き合いだ。

姉妹よりも親しいと言っていい。

S社の時の同期なのだが、楽しい時も辛い時もいつもそばにいてくれた。

お互いの結婚、出産、葬儀、いつもいの一番にかけつけてくれた。

私には、娘と息子がいるが、

「連休なのに帰って来ないの?」

とよく聞かれる。

あんまり心配してないんだろう。

私は、母子家庭だったから、母の様子が少しでもおかしいと関西から車を飛ばして帰ったり、連休には、必ず、実家に顔を出したもんだ。

1人暮らしの母に寂しい思いをさせたくなかったからだが、

うちの子たちは、そんな風には思わないのだろう。

Mちゃん、令和の時代もずっと、親友でお願いします。


10連休でも、どこに行けるわけでもないので、

ポケットWiFiの見直しやスマホや電気代の見直しなどに出かけた。

少しだけだけど、毎月安くなるっていうし、

消費税も上がることだし、節約節約。

電気は、スマートメーターに変わる。

お店の電気代も安くなるそうだ。

GW企画とかで、キャッシュバックで現金頂いた。

あきちゃん誘って、ランチでも行こうかな。


そうそう、アキレス腱断裂してから、3か月目にして

初めて湯船に入った。

これも令和最初かな。

うちの湯船は、小さいのに深い。

もし、出る時に足を滑らしたらと思うと

湯船に入れなくて、いつも足湯のように足だけを浸けていた。

ケガをしてから、左足の甲から先が、血行が悪く、

いつも冷たい。

湯船に肩まで入ると、全身暖まるからか、足のむくみも引くようだ。

出る時は、細心の注意だ。

気持ちいいよね、やっぱり。

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