△8手 暮夏

 あの春の宵以来、梨田とは二週に一度会う。池西将棋道場での“指導”が隔週で行われているのだと本人は言う。


『もしもし、香月。今、大丈夫?』


 梨田の電話は、夕食が終わってお風呂に入る前の時間帯に、十分程度かかってくる。何気なさを装って、頻度や時間が負担にならない加減を考えているに違いない。

 力をこめないように、それでいてしっかり熱が伝わる強さで撫でられているような接し方。目を閉じて何も考えず、それに身を委ねてしまいたくなるのを、香月は頭をふって踏みとどまっている。

 電話が来てから十分。会話が止まる。電波の向こうで、梨田が口を「じゃあ」の形にしたような気がして、


「ちょっと待って!」


 香月は反射的に遮っていた。今日こそ、と頭の中で何度も練習した言葉を言おうと口を開く。今日こそ、今日こそ、伝えなければ。


「……あと五分だけ、何か話して」


 けれど思わず口をついたのは、あまりに素直な欲求だった。梨田の戸惑っているような沈黙に耐えきれず、香月は急いで言葉を継ぐ。


「何でもいいから。棋譜読み上げるだけでもいい」


 吹き出すような空気が電話越しに届いて、香月の耳を赤く染める。梨田は笑いを含んだまま、


『さすがに棋譜読み上げは嫌だよ』


 とうれしそうに言った。

 それからはごく普通に、最近食べた変わり種うどんの話や逆プロポーズされた棋士仲間の話など、五分どころか十分を越え、十五分を越えても梨田は話しつづけた。自分で引きとめたくせに香月が電話代を心配するころ、梨田はようやく言葉を止めた。


『香月、次の木曜は仕事?』

「えっと、遅番だから八時まで」

『じゃあ水曜は?』

「早番だから五時」

『だったら水曜日に』

「……うん。わかった」


 結局次の約束をしてしまったので、今度こそ香月は素直に別れの言葉を待つ。


『香月は明日も仕事でしょ?』

「うん」

『……じゃあ、切る、よ?』

「うん」

『おやすみ』

「おやすみなさい」


 そう言っても少し間があって、けれど香月が不安になる前にそっと電話は切れた。梨田はいつも自分から掛けてきて、自分から切る。どちらも香月ができないことを知っているかのように。

 じわじわと染み込むように、梨田に甘えている。それが香月は怖かった。あの対局が最後だったら、梨田はいつまでも香月のきれいな思い出だったのに、生身の梨田はそこにとどまろうとしてくれない。

 小学生のころも、降りしきる雪の中待つ梨田に「もうやめよう」とはとうとう言えなかった。気遣いを悟らせないようにさらに気遣いを重ねる人だから、知らないふりをして甘えてはいけない。

 夏が来るまでには。

 使わなくなったファンヒーターを見ながら、決意をまた先延ばしにした。



「記録取ってて、ストップウォッチを押し忘れるなんてミスは結構あるよ」


 梨田はストローで氷をからんとかき回す。あまりお酒が強くないという梨田はいつも飲まないので、食後はコーヒーショップに寄るのが定番となっていた。


「そんな時はどうするの?」

「急いで押して、秒読んだこともある。表示とは違うのに、タイミングだけ合わせて『50秒ー、1、2、3、』って」


 架空のストップウォッチを見ながら読む秒読みは、確かに真に迫っている。


「バレない?」

「『あれ?』って顔されることはあるけど、そこで動揺したらダメだよね。堂々としていれば大丈夫。俺はバレたことない」


 自信に満ちた梨田の表情を見て、香月は笑う。


「記録係もいろんなものと戦ってるんだよ。眠気が最大の敵で、次がトイレ。あと空腹と、身体の痛みと、気難しい対局者」


 長い対局だと朝十時に開始してから、翌朝までかかったという話も聞く。対局の準備も記録係の仕事なので入り時間も早く、対局者が帰ったあとも棋譜をまとめる作業があるらしい。対局の間、対局者は持ち時間の範囲内で自由に離席できるが、記録係は定められた食事休憩以外は基本的に正座で座りっぱなし。一局単位で報酬は出るものの、時給計算したくない仕事だ。


「対局者も敵なの?」

「中にはいるんだ。細かくて面倒なのが。先月当たったから仕返ししておいた」


 誰を思い描いているのか、満足げな顔が面白くて、香月はハンカチで目頭を拭った。

 かつて将棋の話しかしなかった梨田は、相変わらず将棋の話が多い。しかし昔のような内容についての細かい話はしなくなった。もう香月には、梨田と同じレベルで会話することはできない。

 それでも会話が弾んだせいか、実は昔から甘いものが苦手だとうっかり梨田は漏らし、すぐに取り繕う言葉を探した。


「食べられないわけじゃないんだけどね」

「でも食べたくはないんでしょう?」

「いや、たまになら……」

「“毎週”は『たまに』とは言わないよ」


 言葉に詰まってすする梨田のアイスカフェラテは当然無糖。意地悪はこのくらいにしようと、香月は種明かしをする。


「ごめん。本当は知ってた」

「どうして?」

「棋士のSNSでそう言ってた人がいたの。『梨田君は甘いのが苦手だから、誕生日ピッツァでお祝い』って。甘いのきらいなのに、私に食べさせるためにチョコレートアイス買ってくれてたんだね。ありがとう」


 梨田はまた別の居心地の悪さを感じたようで、「あー」「うー」と口ごもる。


「実は私もチョコレートはあまり得意じゃないんだ。バニラアイスも」

「え!」

「甘いのはきらいじゃないけど、あんことか黒蜜の方が好き。あ、肉まんは大好きだよ」


 面白くないようで、梨田は子どもっぽくストローを噛んだ。


「……言ってよ」

「言えなかったよ」


 何が変わっても、根底にあるものは何も変わっていない。梨田は昔からとてもやさしい。何でもないようにして、いつの間にかたくさんの気遣いをする人だ。

 帰りも必ず送ってくれるのに、梨田が香月の部屋に上がることはない。香月は梨田がどこに泊まっているのか知らないし、帰りの新幹線の時間も知らない。


「じゃあ、またね」


 アパートの階段下で別れるとき、梨田はいつものように笑顔で言う。だけど香月の方は同じ言葉を返すことができず、また言うべき別の言葉も口にできず、あいまいに笑って誤魔化す。梨田との約束は、ささいなものでさえ重いのだ。



 アイスコーヒーにガムシロップを落とすと、氷の間をすり抜けて底に沈んだ。ストローでかき混ぜても、同じところをくるくると回る。あえて大きく混ぜることをせず、香月はその様子と、氷の立てるかろかろという音をたのしんでいた。


「はい、どうぞー。水ようかんなんて飽きてるかもしれないけど」


 薫は香月の前にガラスの皿を置き、さっさと自分の水ようかんを口に運ぶ。


「そんなことないよ。売ってはいるけど食べる機会なんてないから。いただきます」


 和菓子店で働いている香月にはお盆休みがないので、毎年少し遅れて実家にやってくる。梨田も夏休みには子ども相手の指導が多く、ここしばらくは会えていない。「夏までには離れよう」という決意も、お互いの多忙を言い訳に秋まで延ばしていた。

 水ようかんは思った以上にさらりとしていて、心地よくのどを通っていく。庭からは、子どもちのはしゃぐ声が聞こえていた。


「元気だなぁ」


 将と歩がシャボン玉を追いかけている。北国の夏休みは短いため、切羽詰まって竜也と自由研究にいそしんでいるらしいが、その進捗はあやしいものだ。


「元気ありあまっててね。毎週海行ってるからすっかり焼けちゃった」

「本当だ」


 薫がTシャツの袖をまくると、くっきりと線が入っていた。


「香月ちゃんはどこも行かないの?」

「そんな暇ないな。年末に温泉行ったし」


 白いままの腕をさすりながら、冬の夜に想いを馳せる。あのとき温泉に行かなければ、今でも梨田を遠くに見ていたかもしれない。その方がよかったかもしれない。


「旅行は暇だから行くんじゃないのよ。行きたいときに時間作るの」

「無理無理。シフトの調整大変だもん。お子さんいる人優先」


 子どもたちがシャボン玉を吹いているので、歓声がしずまった。今度は蝉の声がよく聞こえる。


「薫義姉さん、ごめんね。……あのこと」


 英人が挨拶にやってきたのは、ちょうど去年の今ごろだった。年明けすぐに「結婚をやめたい」と謝ると、英人は「うん。俺も」と温度のない顔でうなずいた。違和感を持っていたのは、香月だけではなかったのかもしれない。そのことについて、竜也も薫も何も言わない。


「謝ることなんて何もないでしょ? むしろ結婚する前でよかったじゃない」

「でも、ふたりには心配かけちゃったし」

「心配なんてしてないしてない。あのひとなんて、むしろほっとしたんじゃないかな」


 暑そうにシャツの袖で汗を拭う竜也を、薫は冷めた目で見つめる。


「……なんで?」

「香月ちゃんがいなくなるとさみしいのよ。兄孝行だと思って、もう少しそばにいてあげて」

「じゃあずーっとここにいようかな」

「いたらいいじゃない。結婚なんて無理してすることないし、したかったらすればいいし、失敗したら帰ってくればいいの」


 香月は少しうすまったアイスコーヒーを飲む。


「結婚か……」


 英人の手を離し、梨田に想いを残して、その先に誰かとの結婚などあるのだろうか。感傷的な気分は、さわがしい足音に掻き消された。


「ただいまー! のどかわいたー!」

「まず手を洗ってきなさーい」

「暑い……。俺もお茶……」

「あんたも手、洗ってきなよ」

「竜也兄さん、汗すごいよ。痩せちゃうね」

「いや、太った……」


 じきに夏も終わる。仏壇では香月が買ってきたりんどうが、あざやかに咲いていた。



 梨田の弟弟子おとうとでしが王位戦に挑戦するも敗れたと、悔しそうに語る声を聞きながら、香月は窓を開ける。夜は気温が下がるので、外の空気に触れるだけで心地よい。未だ暑さの中にいる梨田には想像できないようだが、世界は確実に秋に向かっていた。


『来週の水曜日は空いてる?』


 涼風に任せていた身を起こして、壁のカレンダーを見る。


「水曜日は……」


 自分の勤務日程を思い浮かべて、それより先に頭に浮かんだ。前日の火曜日はC級2組順位戦。カレンダーを見つめながら、香月は唇を噛む。

 順位戦はお互いの持ち時間が六時間。午前十時に対局が始まっても、感想戦を含めると深夜に及ぶこともザラにある。体力と精神をすり減らして深夜まで戦った相手を、翌日遠方まで呼びつける真似はできない。そんな無理をこれ以上続けさせるわけにはいかなかった。

 後れ毛を揺らす風のつめたさが、香月に決意を促している。噛んでいた唇を離し、ようやく覚悟を言葉に乗せた。


「……会えない」

『仕事?』

「そうじゃなくて」


 深く息を吸い込んでいったん止め、ゆっくりとはっきりと伝えた。


「もう、会えない」


 梨田が黙っているのを感じて、いつか言わなければとずっと用意していたセリフをつづける。


「池西先生に確認したの」


 “指導”なんてない。プロの指導対局やイベントは、人が集まりやすい土日に行われることが多い。プロを呼ぶにはそれなりにお金がかかるし、収入の見込めない平日にそんな催しを設定するはずないのだ。こんな田舎の小さな将棋道場ならなおさら。しかも、東京のような都会でもないのに、毎月何度もなんてあり得ない。梨田はいつも何の用事もないのに、こちらへ来ている。もちろん交通費だって自費で。

 香月はもうずっと前からわかっていて、だけど黙っていた。黙っていれば梨田に会えるから。何もしなくていい。香月はただ黙っていればよかったから。だけど、それは梨田にとてつもない負担を強いることなのだ。時間的にも、体力的にも、金銭的にも。冬までには伝えよう。そんな香月の甘えは、今この瞬間も梨田の時間を奪っている。


「ごめん。もっと早く断ればよかった。無理させて、本当にごめんね」


 こんな見え透いた嘘が長続きしないことなど、梨田とてわかっていたはず。香月なら指摘できないと思ったのか、それとも出方を伺っていたのか。

 ともかく手を握り返した直後から抱いていた後悔が、はっきりと形になった。香月と梨田の生きる道は重なっていない。大人になって縮まったように思える距離は、結局ふたりの上に重くのしかかっていた。

 一気に言って通話を切ろうとすると、『香月』と背筋の凍るような冷たい声で呼ばれた。


『いいよ、終わりで。もう行かないよ』


 嘘を認める言葉は、気まずさでもなく、恥ずかしさでもなく、ひたすら怒りがこもったものだった。


『相変わらず、何かをあきらめるときも潔いよね』


 かつて凍てついた空の下で放った言葉を、梨田はふたたび言った。鋭い声できっちり『褒めてないよ』と付け加えて。


『そうなってしまう理由は、だいたいわかってる。昔のことなら仕方なかったと思う。あのころはいろんなことができなかった。香月も、俺も。努力や気持ちだけじゃどうにもならないことがあるって、あのとき知ったから』


 何度人生をやり直したとしても、あのとき香月が奨励会に行く道は選べない。それは十分納得していて、未練もないことだった。


『だけど今は違う。俺も香月ももう小学生じゃない。無邪気に夢を見られなくなった分、自分の責任だけでできるようになったことも多い。それでも香月は何もしないんだ?』


 梨田の声はいつも、香月の感覚のすべてを奪っていく。目は開いているのに、耳だって聞こえているはずなのに、梨田の声と胸の痛み以外は何も感じられなかった。


『俺もいろいろ考えてはいたよ。香月が不安に思ってることも、なんとなくわかるつもり。でも俺に何も聞かないで、何も求めないでやめるの? 変わってないと思ってたけど、本当に全然変わってないね』


『元気でね』と通話は切れた。いつものように香月の様子を伺うことなく、ブツッと。

 ぬるりと耳から電話が落ちる。涼しかったはずの身体は、冷たい汗でじっとりと濡れていた。窓から入ってくる風も、さっきと違ってぬるくて濁ったものに思える。

 あの夜も梨田は怒っていた。香月の投了が早すぎたことと、奨励会をあきらめたことの両方を。だけど手紙にあった『はやく元気になってください』には、ぬくもりがあったのに、今の『元気でね』の声はあの夜より寒かった。

 悪手は、どういうわけか放った瞬間に気づく。



 順位戦とは、かんたんに言うと名人への挑戦権を争う棋戦だ。しかし、実際に挑戦の可能性があるのはA級に在籍する10人だけで、B級1組、2組、C級1組、2組に在籍する残りの約120人は、上の組への昇級や下の組への降級を一年かけて争う。どこの組に属しているかは、収入や他棋戦のシード権にも影響するため、最も神経を使う棋戦と言っていい。

 順位戦に今年度から参加している梨田は一番下位のC級2組にいる。10局戦って、約50名の棋士の中で上位3名に入らなければ昇級できない。同じ勝ち星ならば前年度の順位(成績)上位者が昇級するのだが、初参加の梨田の順位はもっとも下位の部類だ。つまり、10戦全勝に近い成績でなければ昇級できない。梨田はすでに1敗しており、もう後がない状態だった。六月から三月まで一戦も落とせない緊張感がつづくというのは、消耗が激しいだろう。

 仕事だったら気も紛れるのに、運悪く休みだった香月は、未練がましくアプリの棋譜速報を開いた。開始一時間程度ではそれほどの動きはなく、梨田もまだ駒組みの段階のようだ。

 順位戦の内容は棋譜速報で開示されているものの、ほとんどの場合中継はない。しかしこの日は人気棋士の手合いがあったため、その対局に中継が入っているようだった。人気であるだけによく見る浅井四段は、見た目の良さだけでなく四段昇段早々新人王戦優勝という実績も備えたエリート。彼の進む道は、きっとかがやかしいものになるだろう。

 あまりの違いに羨む気持ちも起こらず、家事の片手間にチラチラ見ていると、前屈みで盤面を覗き込んでいた浅井四段がふっと身体を起こした。その瞬間、対局室の奥までカメラに映る。浅井四段の向こう、記録係のさらに奥で対局していたのは梨田だった。正座した膝に手をつき、前屈みになって盤面を睨んでいる。携帯を投げ出してすがりつくようにディスプレイを見るけれど、浅井四段がまた身体を屈んだせいで、梨田の姿は隠れてしまった。梨田の対局も、中継されている将棋も大きな戦いは起こらないまま、昼食休憩に入った。

 対局者四人と記録係の中で、梨田は最初に対局室に戻ってきた。着ていたジャケットを脱いで、シャツの袖を肘下まで捲る。腕組みして少しだけ首を傾け、そのまま盤面を見る仕草は、幼いころと変わらない。あの『男爵』がプロとして対局に臨んでいた。

 浅井四段が帰ってきて、また梨田の姿は隠れてしまった。しかし、浅井四段が盤面から少し離れたり、離席したりすると、香月はまばたきもせずにその姿を見つめた。ワイシャツから伸びた手が軽く駒を摘まみ、手首をクイッと曲げて中空で駒を持ち替える。そしてそのまますとんと落とす。軽やかに踊るような仕草だが、棋譜速報で確認した手は重かった。惑わせるように局面を複雑化する。十数手先にある相手の狙いを防ぐために、数手先に効力を発する手をあらかじめ指す。派手ではないけれど、お互いの手を潰し合う神経戦がくり広げられていた。

 夕食休憩後はどの対局においても緊迫した局面になる。対局開始から八時間以上。記録係を含め、画面に映る六名の男性はみな疲れていて、喫煙室かのように部屋の空気も澱んで見えた。その中で棋士たちはもがくように頭を回転させ、勝ち筋を探している。

 多くの棋士が持つ扇子を梨田は使っていないらしく、口元に手を当てたり、メガネを持ち上げる仕草以外はほとんど動きがない。

 速報で見る梨田の将棋は難解すぎて、たとえアマチュア強豪であっても素人に理解できるレベルの内容ではなかった。離席した際に一瞬ふらついたこともあり、疲労の度合いが伺える。

 まもなく中継されている対局が終わった。88手。浅井四段の完勝。梨田の対局はまだ終盤の入り口で、形勢にも差はついていなかったが、中継は終わってしまった。

 一日何もしていなかったのに、身体がぐったりと疲れ、引きずるようにお風呂に入る。ベッドの中で眺める棋譜は、解説されても掴み切れない。これを生み出している梨田の頭の中は、香月にとって宇宙の外側と同じくらい、想像力の限界を越えるものだ。

 そんな対局の合間を縫って会いに来てくれていた。その人に「ごめんね」とは言ったのに、なぜ「ありがとう」と言ってあげられなかったのだろう。疲労で重い身体に、さらに深い後悔がのしかかる。

 終局は深夜一時過ぎ。167手の熱戦で、梨田が投了した。



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