第2話 国民年金は払ったほうが良いのか? を研究

年金機構のHPを調べてみました。※厚生年金は強制なので調べない方向で


国民年金は毎月約1.5万円。40年満期で720万円を支払います。65歳から平均寿命82歳とし、17年間もらうとして1360万円になります。長生きして100歳まで大往生すれば2800万円もらえます。


年金機構は2001年から2018年まで年利2.73%で運用していました。


これを個人で運用した場合と仮定し、積立シミュレーションで計算すると、1296万円になります。


※一応、1.6万円積立、利回り2.73%の場合、1382万円


つまり、個人で1.5万円を積立、利回り2.73%で40年を運用した場合と国民年金とを比べてみると、1360万ー1296万=64万円もお得という事が分かります。国民年金の方が64万円もらえる額が多いのです。


もちろん平均寿命まで生きる前提です。100歳まで生きれば、なんと! 1504万円もお得です! ぜひ国民年金に加入してください!


と、普通ならばこれで終わるのですが、年金機構のポートフォリオは株式:債券を半々で運用する安全タイプです。利回り2.73%は安全すぎる故、低いと感じます。


“個人でリスクを取り、インデックス投資すれば利回り5%”も可能なはずです。例としては外国株式を50%ほど保有するなどです。


これを計算すると、個人で1.5万円を積立、利回り5%で40年を運用した場合。

積立シミュレーションで計算すると、2233万円になります。


※一応、1.6万円積立、利回り5%の場合、2382万円


私は100歳まで生きない。5%で運用できると自信のある方は、国民年金よりも873万円もお得です!


結論。平均寿命前に亡くなるかもしれないインデックス投資家は任意性の国民年金に加入しなくてよい。ただし、長生きできそうな人、個人で投資しない人は絶対に加入おすすめです。なんとお金が倍以上になって返ってきますよ。


ちょ、ちょっと待ってください。よ~く見ると、年金機構の利回りは2001年から2018年です。実は、2012年から2014年の間にアベノミクスで現在のポートフォリオを作成したのであって、2001年から2012年までは国内債券を60%保有する超堅実でした。それがアベノミクスで、国内外の株式を24%から50%まで上げたのです。


つまり今後、リスクを大きくした代わりにリターンも大きくなり、利回り2.73%が3%や4%になる可能性があります。だから年金のもらえる支給額が増える可能性、大です。


将来、年金がもらえない、と嘆く必要性はゼロ。むしろますます増えます。

年金機構の維持費や手数料がちょっと高すぎる気もしますが、国民年金はかなりお得です。


最終結論。国民年金を払いつつも自分でイデコなどで積立するのがベスト。毎月1.5万円+1.5万円=3万円払うのが理想です。


というか国民年金を払って100歳以上生きるのが一番面白そうですよ。


さらに追記。国民年金って義務なんですね? 知りませんでした。ごめんなさい。


国民年金保険料の納付率は年々減少傾向にあり、平成26年度分は72.1%、平成27年度分は69.4%、28年度分は64.1%となっています。きちんと支払ったほうが良いです。


追納したほうが絶対にお得ですし、たとえ年金機構が14兆円の損失を出したとしても大したことありません。普通です。維持費や手数料がちょっと高すぎる気もしますが、お国のためです。割り切りましょう。


※重要。あくまで初心者の意見です。まあ、年金がゼロになる可能性はほとんどないと思います。

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