恋愛力の低下


たまには時事問題を取り上げてみるのも、面白いかな。

これを書いている、2023.2.25段階でのお話。


少子化の要因は「恋愛力の低下」? 自民の三重県議が調査要望

毎日新聞(2023.2.24 yahooニュースより)

https://news.yahoo.co.jp/articles/22589e3de694dc11329dfadb346b830daeab56ee


【以下、記事から引用】

24日に開かれた三重県議会一般質問で、県が2023年度当初予算案で少子化対策として掲げる「結婚支援」を巡り、自民会派の石田成生議員(四日市市選出)が「結婚を望む人が少なくなった原因は恋愛力が落ちてきているからではないか」と持論を展開し、県に「恋愛力」という視点からの調査・検証を求めた。

【引用終了】



まぁ、ここに関してネット界隈から

様々な意見が出ていました。


非正規雇用の拡大、経済の問題。子育て支援がない。そもそも社会構造が結婚にネガティブキャンペーン。メリットがない。それぞれ自立しているのなだから、旧態依然の結婚という価値観に囚われる必要も無い。いや、いや、それ以前に結婚より仕事が楽しいって、人だっているはず。


まぁ、ここでそこを論じても仕方がないので。

今日は、そういう話をしたいワケでもないから。


少子化の原因は、恋愛力の低下? というところに、尾岡は引っかかったワケです。


逆に、僕は今の世代は恋愛力が高いと思ってしっまうのです。

カクヨムに限らず、現在は恋愛小説 / ラブコメの戦国時代です。

ラノベ史に詳しいワケではないので、個人的な感覚でしか無いのですが、

ここまで「恋愛」をテーマにした小説が、センセーショナルを起こすということに、驚きがあります。


尾岡が、恋愛小説が好きな理由。

それは、よき時代の少女漫画が好きだったんですよね。

感情をぐんぐん描く。痛いくらいに描く。


でも、あの当時。

少女漫画を買うのは、

エロ本買うより恥ずかしかったんだよなぁ。(遠い目


一方の少年漫画は、恋愛が添え物でしかない表現も多かったなぁ、って。


少女漫画を読んでいて。

胸を締め付けられるような、感覚。

あれが、やっぱり忘れられなくて。

それがあって、今でも恋愛小説を書いている面があります。


ただ、ここまでムーブメントになるくらい

ラブコメが溢れるとは思っていなかった。


今の世代の方って、それこそ議員さん世代に比べて

恋愛力が高いって思うんです。


相手を想うこと。

恋のかたち。

憧れ。

相手を幸せにすること。

その先の未来、キャリア。


情報過多の時代だからこそ、

僕はなおさら、皆さんが真剣に考えているように思う。


結婚という選択肢が、

人生にどれだけ影響を及ぼすから知っているから

安易な選択なんかできない。

そういうことなんじゃないんだろうか、って思います。



ここで、提案をしたいのは(笑)


・カクヨムで小説を読んでドキドキして、恋愛しちゃった作品ピックアップ。

・二人の出会いは、この作品でした!

・カクヨム縁結び、私達カクヨムで出会いました

・愛と憎しみのカクヨム

・主人がラブコメにNTRれた!


とか、そんな企画はどうでしょうか?(どうもこうも

はい、今回は創作の糧に全くならない、そんな与太話。雑談枠です(笑)




僕?

いや、何を隠そう、奥さんは以前はネットで活動する詩書きさんで、

その彼女の発表していた詩に、恋しちゃったのはナイショです。


ただ、個人的な感覚で思うのは

結婚は、共同体になることなんじゃないかなって。


憧れから、素を晒して

戦友として、生活をともにすることだと思います。


仕事から帰ったらご飯ができている。

疲れているなら、休んでいて良いよと言ってくれる。

自分の趣味(時間)よりも、あなたといたい。

朝、優しく起こしてくれる。

靴下を裏返しで出しても「仕方ないなぁ」って言ってくれる。

出勤前、曲がったネクタイをなおしてくれる。

とか、さ。


お前の母ちゃんちゃうぞ、って話で。


ここは得意、ここは苦手を共有して

一緒に生活をする。

自分が頑張っている、その別の時間で

相手は、もっと頑張っている。


そこを認め合わないと

そりゃ、上手くいかないよね。




「おい、お茶」

「私は甥じゃありません」



「母ちゃん」

「私はあなたのお母さんじゃありません」


少なくとも、こういう会話よりは……。



雪姫ゆき、お茶をいれるよ?」

「冬君、ありがとう。お腹いっぱいだから、少しだけお願いね」



「オッケー。空、バスケやりたいのね? 大地さんにも相談してみようか? 空はこう言ってるけど、お父さんはどう思う?」

「えっと……いつも、名前呼びなのに、急にお父さんって言われると、なんか照れくさいというか」

「役職みたいなものでしょ? 頼りにしてるのよ、お父さん?」

「ん……こっちが頼りぱなしだよ、お母さん」



まぁ、こんな会話が良いなぁ、っていう。

ラストは拙作「君がいるから呼吸ができる」の登場人物達の会話劇でした。




結論。

・個人的には、若者世代の恋愛力低下はないと考えます。

・少子高齢化を自助に任せすぎな議員さんだからこその発言

・そもそも、あの世代は女性に支えられていたと知るべき

・社会構造の問題が大きい。ここは行政のお仕事でもある。

 (出産しても、キャリアを継続できる枠組み、男性の育休、そもそも賃金)

・蛇足ですが、独居男性高齢者の心不全増悪率は、同居群、独居女性群に比べて、増悪傾向にあるというデータもあります。

(循環器疾患では、減塩等の食事療法、水分管理が必須ですから。奥さんに先立たれ、その方の生活が自立していなければ、当然予想できちゃうデータではあります)




まず議員さんは、カクヨムに溢れている恋愛小説を読むところから始めたら良いと思うんだな。

(調査費と称して、ギフトを贈ったら色々問題になりそうですが)


あと、自分で料理が作れるようになろう。

ぜひ、男性介護者の方の爪の垢。煎じて飲んでいただきたい。


(要介護になった奥さんのために、自分で住宅改修はするわ、料理教室通って、治療食の調理をするわ、訪問介護員さんよりも身体介護上手だったり……あげたらきりがないエピソード)


そんなことを思った、尾岡なのでした。

本当に今回は雑談枠でした。

では、今回はこのへんで。







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