書けなかった時間、書きたい衝動
あまり大きな声では言えませんが、お仕事のOMATURI(人はこれをデスマーチというw)が本日、終了しました。
尾岡は前の部署でケアマネジャーをしてまして。その部署で行政からの点検が入ることになったので、過去の書類をいそいそと確認していた2週間強。
死ぬかと思った。
(本番は10/17なので、実は前部署的にはまだ終わってないんですけどね)
意外に頑張ったなぁ、と思うし。こんなんいたくさんの患者さんとの出会いがあったんだなぁって。
その分後回しだったり、他のプロジェクトと、並行だったり。うん、頑張ったなぁ、おいら。
ただ、そんななかで思うのは、カクヨム界隈を見て、コンテストに応募している作品、そして作者様をつい眺めてしまって。羨ましいと感じてしまったんですよね。
いや、この鬼期間も自分なりに更新はしていたと自負しています。でも、やはりストイックに創作をしている方を見て、羨ましくなっちゃったんですよ。
でも、学生さんだから、社会人だからってなんか言いたくなくて。
それぞれ、比べようがないじゃないですか。その大変さってヤツは。
それって比べられないし、比べちゃいけないって思うんですよね。
実は僕、数年間……本当に書けない時期があって。
あ、俺はもう書けないかな?
って思った時もあったんですよ。
でも、かろうじてそこを、繋ぎ止めてもらったのが、拙作「モノガタリアソビ」に掲載している、Twitter300字SSという企画。その参加させてもらった作品たち。
短い文章でも、書くことをやめなかったのが大きかった気がします。
たくさんの人がアカウントを消して、そして去っていく。もしくは、もう書くことをやめてしまった。そんなことは、このインターネットでは。小説投稿サイトでは、よくある話です。
だから、今何気なく読ませてもらっている作品は、明日は当たり前に読めないかもしれない。そんな危うさももっている。
40代になっても書いているんだろうか?
その頃には感性が枯れてしまっているんじゃないだろうか?
そんなことを思っていた二十代。
今、その年になって。大丈夫、しっかり書いている。楽しくて仕方ない。もっと貪欲になっている。そんな自分が楽しくて仕方ないのです。
なかなか書けない時間があったからこそ、より書きたくなってしまった。
言い訳よりは、とりあえず書く。
好きな作品を読む。
できれば、感想を寄せて。
今の瞬間は今しかない。
今の衝動も今しかない。
でもその衝動は、若さが勝るって話じゃない。
結局、大事なのは一般的な価値観としての衝動じゃなくて、自分自身に燻る、あるいは眠るそんな衝動なんですよね。
それはどんなカタチでも良いと思うけれど。
それは小説というカタチじゃなくても良いと思うんだけれど。
この年になっても、衝動は消えなかった。むしろ今のほうが熱いくらいで。
でも、温めて温存しておくのは、碌なことがないのも知った。
だって、賞味期限が切れて、腐るのがオチだから。
結局、今やりたいことを
「今」やる。
挑戦する。
チャレンジする。言葉に残す。
それはきっと、書き手も読み専も関係ないって思っちゃう。
今の「衝動」を大切にしたい。
なかなか書けない時間があったからこそ。ちょっと、そんなことを思ってしまった尾岡なのでした。
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