コメントで繋がる、世界へつながる

どうも、店主の尾岡です。

今回は本当に嬉しかったので、そこを含めて雑感を書かせてもらおうと思います。


2022.8.24、一件のコメントをいただきました。

どうやら、海外の方で。翻訳ソフトを使ってコメントをしていただいたようなのです。


実は、もう二人いらっしゃいました。

お一人は、Twitterで。韓国の現役高校生と言われる方からのダイレクトメッセージ。


もう一人は、作品に英文でコメントをくださった方。


実際、どういう方なんだろうという詮索はなしにして。でも、これってスゴいことだ、って改めて思います。



現在、カクヨム甲子園が開催中です。

尾岡が高校生だった時。そもそも高校生が、インターネットを閲覧できる環境はおろか、カクヨムというサイトもありませんでした。


以前にも書いた「インターネット老人会」にも近い内容ですが。

皆さんが、今、当たり前のように使っているスマートフォン。それが登場したのだって、本当にごく最近のことです。

初代iPhoneの登場が2007年のことです。


僕が高校生の時は「ポケベル」というものがありましてね。

電話や公衆電話から発信して、数字を組み合わせて、短文を送ることができるというものでした。当時、持とうかと画策したのですが、面倒くさい尾岡君は、持つことなく終了。遠距離恋愛をしていた当時。ポケベルを持っていたら、もう少し長続きしたのかしら? とか、そんな青春の甘酸っぱい想い出を思い出しながら。



だから、創作をするということは、個人がベースでした。

もちろん、同人誌を作られるコアな方もいましたが。

例えば仲間同士で同人誌を作るというのは、本当にハードルが高かった記憶があります。文芸部に所属していたら、また違ったのかもしれませんが。


だから、小説を書いたらみんな小説家。

そう心の中で想えど。

小説家を目指すのなら、新人賞への応募。これしか選択肢がなかったように思います。



時は流れ。

個人ホームページを作ることが一つのトレンドとなり。

小説検索エンジン、登録サイト、リング(クリックしたら登録してある小説サイトにランダムで飛べる)なんてものもありました。


そして、小説家になろうが2004年

カクヨム、プレオープンが2015年。正式オープンが2016年の2/29。


今や、オンライン小説投稿サイト、戦国時代です。





そう考えると、スゴくないですか?


個人の書いた小説が多くの人に読まれる時代です。

勇気を出して、読み手様がコメントをくれる。それを直に読むことができる。


それが翻訳アプリや翻訳サイトを利用して、海外の方まで。


日本語って、クセのある言語だと思います。

逆にですよ、素晴らしい作品があったとして。翻訳サイトを利用して、読むエネルギーがあるか? と聞かれたら、ちょっと唸ってしまいます。


だから、海外から読んでいただいた。これを聞いた時、本当に嬉しかったのです。

でも、それ以上に思うのは、このオンライン小説投稿サイト戦国時代において。


言い換えれば、オンライン小説大氾濫時代において。


作者と読者の方が出会えた事実。

これって、本当に奇跡だって思うんですね。

システムは揃っている。

でも、それだけ利用する人がいたら。埋もれる作品はたくさんある。残念ながら、データを拾いランキングが形成されていけば、そのデータから漏れた作品は多々あるはずなんです。


僕自身の作品だって、トレンドから外れていると思う。それでも、読んでいただいたみなさん。レビューをくださったみなさん。レビューコメントを書いてくれた皆さん。応援コメントを書いてくれた皆さん。本当に、皆さんのおかげって、思うんですね。



僕自身、書き手であり読み手だからこそ、知っています。

コメントをすることには勇気がいるんです。

でも、ソコを越えてコメントをくれた方の言葉って、本当にいつまでも宝物です。


もちろんカクヨムにおいては、応援(❤)も大きい。その人に読んでもらった。それだけでも、そう感じますから。



これはコメントや応援(❤)クレクレを推奨するものではありまえん。

このタワゴトにも近いエッセイもそうなのですが。




この作品をあなたが見つけてくれた。

出会えた。

それが一番、大事なことだって思うんです。


もしかしたら、作者の気持ちが切れてしまって、

作品が終了してしまうかもしれない。

残念ながら、インターネットにおいては僕も含めて、そういう作品は多い。


でも、読者の存在があるだけで、作者は頑張れるかもしれない。

もちろん、読者や評価ありきだったら、その物語は長続きがしない。

今という時代は、本当に恵まれていて。

恵まれているからこそ、トレンドに流されやすいけれど。


こんな時代だからこその、僕たちのオリジナリティー。

僕たちだからこそのアイデンティティ。

掲げて、楽しんだら良いと思うんです。


執筆は結局、一人の作業だけれど。

1人じゃない空間が、ココにはあるから。



だから。

本当に「ありがとうございます」なんですよね。


読んでもらっって。応援をしてもらって。言葉を残してもらって。評価をもらって。物語を後押ししてくれたのは、まぎれもなく皆さんだから。



本当に、ありがとうございます。

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