或17歳

小嶋

第1話

おしなべて平穏な一日の終わりに、洗いたてのシーツに足を伸ばす。

清潔な冷気を爪先に感じながら、柔らかい羽毛布団にくるまって、幸福な空想を頭に思い浮かべる。

全てが安静で優しい寝室。

ぬるい沼に沈むように、そのまま何気なく、永遠に眠ってしまいたい。

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