第41話 副音声

【非効率的なコミュニケーション】


ちょっと、これのやり方前も教えたでしょ!教えたことを彼/彼女が覚えていないのは、私をないがしろにされているように感じる。教えたとおりにやってよ!余裕がない。


だからさ、さっき変更の話してたの。ここに居たのに聞いてなかったわけ?私には彼/彼女への説明に割くだけの余力がない。あれの数字変わるってさ、言ってたよね?


ほら、聞いてたんじゃない!このように取り乱すのは彼/彼女が悪いと信じたい。ね?「300増えます」って、さっきちゃんと言ったよね私?


そしたらどうするの?


そうでしょ?私は正しいと思いたい。そこさぁ、いまいくつになってる?


ねぇ?前も言ったと思うんだけどさぁ私をないがしろにしないで欲しい。、この数字見て、全員が動くから。ここずれたらさ、みんなに迷惑掛かるわけ私は正義の側だと思いたい。


わかる?ねぇ、返事は?私をないがしろにしないで。


そしたら、そこの数字どう変わるの?500じゃないでしょ?300増えるんだからさぁ。疲れて、傷ついている。相手を罰したい。


もう、いい加減にしてよね!私はいっぱいいっぱいだ。



【効率的なコミュニケーション】


(上司に向かって)申し訳ありません。体調が悪いので、ご迷惑をおかけしないよう早退します。ありがとうございます。


(指導する人に対して、メモで)○○の数値変更、最優先で500→800に訂正をお願いします。○○を参照してグループ全体が動くので、混乱を防ぐためです。よろしくお願いします。分からないことがあったらすぐに△△さん(分かる人)に聞いて下さい。


(△△さんに)体調が悪いので早退します。お手数ですが、○○の件、見てあげて貰えますか?ありがとうございます。

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