16冊目☆☆★ リサ・クレイパス著「悲しいほど ときめいて」

 勝手にレーティング:R18

(この作者さんの作品は濡れ場…じゃなかったhotなシーンが多いと思っておいたほうがいいかもしれない)


 まずはじめに。前回の最後に「壁の花」シリーズを読みはじめる前に今回紹介する「悲しいほど ときめいて」を読んだほうがいいかもしれないなどと軽率なことを書いたことをお詫びします。この作品自体が「ボウ・ストリート」シリーズ三部作の3作目でしたよなんだよこの罠!

 シリーズものならわかりやすいところにそう書いておいてくださいほんとお願い(涙)


 というわけで本題。

 色々と人に言えない過去を持つボウ・ストリートの捕り手のヒーローと、異常な執着を見せる婚約者から逃げ出したヒロインのお話です。プロローグのあと、主人公のニックが逃げ出した婚約者を捜して欲しいとの依頼を受けてヒロインを見つけるところから物語がはじまります。

 プロローグの時点で察せることではありますが、ヒーローがテクニシャンでかなりエロ…じゃなかったhotなシーンが多いです。しょっちゅうヒロインの身体を撫で回してるので若干引き気味で読んでた部分もありました。

 ロマンチックな出会いのあと、一転してふたりは険悪な状態で結婚することになりますが、ロンドンでの結婚生活でヒーローが抱える闇をヒロインに打ち明けて、やがて本当の意味で愛し合えるようになる…というお話(だと思います)。

 物語の序盤の五月祭でヒーローとヒロインが絡むシーンが個人的にツボでした。

 ヒーローもヒロインも可もなく不可もなかったのですが、中盤から終盤にかけての展開がhotなシーンばかりで退屈でした。ですが、それを乗り越えてヒロインがヒーローの過去と向き合って受け入れて、そこからラストにかけての展開は一気に読み進めることができました。ほんわかハッピーエンドで読後感もとても良かったです。

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