第5話 ナルシスト予備群 ※下ネタ注意

自分の容姿を確認しようと辺りを見回す。すると都合のいいことに池を見つける。


水が透き通っていてあたりの景色を映し、光を反射している。これなら確認できそうだ。水面に顔を覗かせると、目の前には薄紫色の艶のあるポニテの美少女がいた。


残念ながら自分の語彙力では言い表せない可愛さである。水色に輝く瞳が俺の胸を刺激する。


「これが、俺だというのか…?」


つい漏れ出てしまった俺の言葉はとても透き通るような声で先程の刺激と相まって胸が高鳴る。そんな状態になったことにより俺の頬に赤みが浮き上がった。


うるんだ瞳と合わさり、とても扇情的な表情と化す。


そして俺は気づく。股間のアレが反応してしまっていることに。


自分が自分に欲情するとかいう気持ちの悪い事態が現在起こっているのだ。


一応股間のアレを確認しておく。


この結果を簡単に表すと、


  『純白のヴェールを纏いし僅かなる塔』


と言うべきだろう。


前世の汚れたものとは違い、まさに純潔という言葉がふさわしいだろう。


まぁ、前世も純潔だけど。


でもこれ、いくら何でも小さくない?大きくなってもこれって…。


いや、黒くてもっさりしたものが纏わりついてないだけマシか。

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