第3話──曲が書けない状態の推しみたいになってる。

 真夜中の顔をして『曲が出来ない……』と声をこぼした推しの気持ちってこんなんなのかな……って思いながらちょびっとずつ小説の続きを書いては消しては書いている。

 自分は音楽評論家に品評してもらえるような音楽を紡いでるわけじゃないのに。ただのいち字書きなのに。視野が広がった覚えも技術が上がった覚えもないし。

 でも、昔なら満足していたクオリティでも細部まで気になる、って気持ちは分かるんだよな……。



 書きたいシーンが書きたいのに、そこに辿り着くまでの時系列を端折はしょれない。

 確かに過程は大事にしたいんだけど、でも書きながらこれだとテンポゆっくりすぎて逆にテンポ悪くて読みづらいんじゃないかって書きながら思ってるのに、端折れない。たぶん読み手はそんな細かいところ気にしてないよって思うんだけど、自分が気になって仕方ない。でも正直端折って次行きたい。ひどいジレンマ。

 テンポが落ちない程度に過程を描写するにはどうしたらいいのか……。とりあえず1回書いたら消して書き直してみようかとは思っている。消すって言ってもメモアプリとかの違うところにコピペするんだけどさ。



 こう、キャラクターがメインとは外れたところで何やってるかとか何を思ってるかとかを書くのってどうしてこんなに気持ちとしてはかどるんだろうな。ここら辺が(自分の)二次創作脳の独特? 特有? なところだと思うんだけど、どうなんだろ。純粋な一次創作者でも思うのかな。

 でもそんなところばっかり書いてテンポ悪くして結果的にメインおざなりにしたら本末転倒なんだよなあ……。頭では分かってはいるんだけど。どうにか両立できないものかと悩んでいる。欲張りだから。



 メインはメインではよ次書きたい……新しいキャラ出したい……ってなってはいるんだけど。めずらしく書く前から設定というか前提条件を細かくつけてるからどう動くのかまったく予想つかないっていうね。書き留めた予測シーン通りに動いてくれればいいんだが。……趣味に走って舵取りに苦労しそうな予感がものすごいしてるけど。

(例えば好きな相手を)振り回してるようでいて実は女の子の方が一喜一憂して振り回されてるって構図はめちゃくちゃかわいいと思うんだよね。もしくはお互い共振り回すのと同じくらい振り回されてたり。シーソーゲームしてるみたいな状態っていうのかな? 自分の好きなCPカップリングにちょこちょこいる気がする。

 やはり趣味か……いやまあ趣味は詰め込むつもりでいたけどさ(まずヒロインとヒーローの時点で趣味に走ってるという。モデルはどっちも作品Aの推しと作品B・Cの推しだし。なお面影は)



 このモヤモヤ書いたらすっきりするかと思ったけど、あんまりすっきりしなくてつらー。つらー。やはり書き進める以外にないんだろうな。書き進めれば、いつかは出来上がるだろうから。いつになるかはわからないけど。


 とりあえず自ジャンルのライフ消化だけはしてくるか……。

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