質問3.文章力を上げる為にどんな勉強をしていますか?

私は特に専門的な勉強や師事とかしていないのでそれを前提として。


文章力を「アウトプット」の分野にするならば、それなりの「インプット」が必要なので、直接的な勉強よりは、間接的に文章力を上げることを少なからずやってる感じです。(勉強とか努力とかあんまりガンガン前にだすタイプじゃないんで、、)


小説を書き始めた頃は(小学生後半~中学生くらい)、基本的な書き方とかもよく知らなかったんで、コバルト文庫の作品をみて、句読点の付け方とかは確認していた気がします。

てにをはとかは普通に国語の勉強でやってるんで、あとは我流で、すきなようにやってました。


でもそれなりに何かしら読んでないと、書き続けるのは難しいかなと思います。高校の頃の作品は、いろいろかぶれちゃって、辞書の言葉をみながら書いてたこともありましたが、そのテンションやレベルで続けられたことはなかったです。

「海のおっちゃんになったぼく」についても、その単行本の後書きで書きましたが、童話といっても短編小説として書いていたこともあり、凝った表現があり、何度も編集の方と相談して、そのときの自分が使うだろうことばに置きなおしました。


語彙力がなくてありきたりになるのなら、小手先なら類語辞典とか参考にしていいでしょう。短期的には効果は出ます。(質の高い知識をつけたいなら、宣伝のいっぱいついたブログだけを参考にするのはやめましょう。)


私は現在は、自分のわかることばをつかい、書けない漢字はなるべく使わないようにしています。それはいつかどこかで触れたものということになるので、遠回しになりますが、いろいろなものを読んでいないと、文章力を上げることにはつながらないでしょう。


文章力ないなあとか思う方はおおむね、全然読み足りてないパターンではないでしょうか。

読んでいたとしても特定のジャンルやレーベルにこだわっていませんか?

書店や図書館で、あるいは電子書籍の無料体験版とかでも、ちょっと気になるタイトルをぱらぱらっと読むだけでも、文章力が上がるきっかけになります。


どんな単語を使おうかとか、こだわりすぎて筆が進まないなら、とりあえず後で書き足せばいいかなとも思います。あなたにとって興味のあるものをたくさん見たり読んだり体験していれば、読み直したそのフレーズも、「これはこっちのほうがいいや」と自然に書き足したり、置き換えたくなるでしょう。


それと、あれこれ迷いながら書いたり消したりしているあなたへ。文章力はアウトプットに含まれるとしても、より良い文章にするために書き足したり削ったりすることがあります。

どちらかといえば、削るよりも書き足す方が難しいので、書き足しが得意な人は、文章力があるほうだと思います。

もっと自信をもってがんがん書きましょうね。

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