クラスの留学生美少女ちゃんを皮モノにしてみた(後)

「アアッンどうして、もっと愛してくれないのデス?!」

一人の金髪美少女が悶え狂っていた!

自室の片隅には一人の少年の写真がビッシリと張り巡らされている!


「ハアハア!こんなに愛してるのにハァン!アン!何でアン!アン!」

有栖川アリスの瞳は既に虚ろになりぬぎかけの女子制服のまま、ただただ劣情しづづける。

写真に写っているのは一見少女に見えるもいちよう男性であり名札には冬雪清鹿と書かれていた!


「うわああああーーーーーー!」

金髪巨乳の肉体は悪夢めいたものから抜け出しベッドから飛び起きた。

そうボクたる清鹿の精神が入ったまま。


「ここはどこなんだよ?」

見知らぬ天井にまるで高級ホテルのような自室そうだここがアリスちゃんの部屋ならしい。

ベッドの脇にはハンガーにかけられた制服が丁寧にアイロンがけされている。


「くぅいい匂いの部屋だな…」

ボクは女の子の部屋に入りムラムラしまくる。そして有栖川アリスちゃんの姿のまま無いブツをムズムズして幻想勃起させていた。


一人エッチで訳がわからなくなって失神したボク。そこで記憶が曖昧になったままアリスの精神が覚醒しそのまま帰宅したらしい。

エロい事して興奮失神してもこの金髪美少女の本来の意識に切り替わるこれはちょっと便利かな?


だが待てよ?ここがアリスちゃんの部屋であるなら。持ち物からいっても間違いないだろう。ならばさっきのあの淫夢は?そう萌え狂ったアリスの叫びはまさか?


「という事は、まさか…」

下着姿の金髪美少女が起き上がるとおそる恐る悪夢で見た部屋の隅を見つめる。

そこにはおびただしい写真があった。


「おいおい!」

その写真は…

「なんだよ!動物の写真かよ…」

それは猫や犬などの小動物の様々な写真でありボクの姿は一枚も無かった。

どうやら清鹿を好きになる暗示は不発したらしい。


「でも早く男に戻らないと…」

興奮と劣情が冷めていくと良心の呵責にせまわれる。アリスちゃんには好きな男の人がいる。なのにボクは彼女をこうして犯している!

だめだ早く皮を脱がないと!


もしボクが本当にアリスを愛しているのなら皮を脱いで彼女から手を引くべきだ!

幻覚か?それも悪夢か?あのアリスの異常愛欲を見た為に、何か悪い憑き物が取れたような気がした。


チィ!


すると何か舌打ちのようなモノが聞こえた。


「え?何?」

何かがいる。邪悪かつ甘くそして可愛らしい堪らないなにかが…


ふらっと目眩がしたボクは例の写真だらけの壁にもたれかかる。

猫と犬と狐や狸やスローロリスが並んだいかにも女の子の好みそうな可愛い動物のありふれた写真。そうわかりやすい女の子の好みである。いかにも女の子な。そう定番なそう。


ヒラリ


その写真が一枚剥がれた。どうやら二枚重ねて写真を貼ってあるらしい。

「どうしてそんな事を?」


理由は簡単である。

そう写真を隠すために偽装である。いかにも女の子が好みそうな動物の写真を重ねてのカモフラージュ。木の葉を隠すには森の中に近い。


そう隠されていた写真はボクの冬雪清鹿の写真であった。

「ちょ、ちょっよ待てよ!!!」

魅了洗脳は解いたはずだ。いいやアリスを皮にする以前の写真も存在したのだ。昨年の古い写真も混ざってた!


しかも写真の裏には『どうしてこんなに愛しているのに気づいてくれないの?』『もっともっと愛してよ清鹿クン元男でも受け入れてデス』と興奮狂ったなぐり書きもあったのだ!


「こ、これは夢だ」

そうだこれはボクの妄想でありこんなことなんてありえない。


そうだこれはサキュバスの皮なんだ。

中に生えた無数の快楽触手が飲み込んだ獲物に凄まじい欲情を発生させてしまう。男が女になる快感と引き換えに…


「そうだ早く皮を脱がないとでもどうやって?」

「もう、さっきから煩いデスこんな可愛い女の子がそえ御膳してるのにさったと食べらだどうデスか?!」


「ええ?」

バタン!ボクの肉体はいいや金髪少女のカラダは忽ちに操作がきかなくなり勝手にベッドに倒れてしまった!


「ひぃ!ひぃ!皮膚がとけりゅりゅ!?」

正確にはアリス皮の中のボク本体の皮膚が激しくとけりゅりゅな快感に襲われていた。

「ククク、いい気味デス!」

そしてボクが支配しているのにも関わらずに勝手に話だす皮アリス。


「ひぃい!ゆ、許して!ご、ごめんなさい!肉体を支配してすいませんでした!」

「はぁい!?何言ってるのデスか?ワタシの清鹿クン!?」


意味がわからない…

皮にして精神を支配したボクに復讐しをしてるんだろキミは?


チィ!


また何か舌打ちのようなモノが聞こえた。

さすればムズムズと金髪少女の見事な乳の先端が尖り硬度をムズムズ!と増していくともうもう、ボクは堪らなってしまった!


「ねえ、サキュバスでも愛して欲しいデス」

触手…

ショクシュ…

しょくしゅ…


そして体内では淫魔の触手の大洪水!

淫毒まみれの病的触手がボクの全身をなめりゅりゅりゅ!


どびゅるるーーーーっ!どばばっ!


「ひぎぃ!!!気持ちいいよ溶ける!溶けちゃう!とけて頭が狂うよおおおお!」

恋愛後遺症が残る程の初恋性の毒が女になった男の娘を襲いまくった!


「ゆ、ゆるして…なんでもするから…」

「あふふ、ならワタシの彼氏になるのデス!」


「ええっ!」

何度も夢見た有栖川アリスとの両思い、そうボクは大好きなアリスちゃんと結ばれようとしている。だがそれは淫獄の中に堕ちるという事である。


そう、ヒールを穿けば低い女の子の身長を高く見せられる。

かつ化粧をすれば女の子ですら大人のように化けれる。

かつ派手なボンテージのエナメルハイレグをこんなスタイルの良い女の子が装備すればお姉さんのようになる。


なんで気がつかなったたんだ…

ボクを毒牙にかけておかしくしてしまったサキュバスのお姉さんがアリスちゃんだったなんて…


「さあ、デスの…」

「はいボクをアリスちゃんの彼氏にして下さい!もうなんでもしますから!」

もうわけがわからなくなってしまった。

淫魔の洗脳ではない。これはどんな名薬でも直さない少年の発作であった。


気がついたらボクはアリス皮から解放されて人間の男の娘に戻っていた。

そしてベッドの隣ではボクの恋人となったアリスが嬉しそうに微笑んでいる。


「ごねめんなさいデス!」

ペコと頭をさげるサキュバス少女は既に人間の女の子に戻っていた。

彼女が元から淫魔なのか人間なのかそして現在はどっちなのか、そんな事今のボクにはどうでも良い事であった。


「こうでもしないと清鹿クンとお付き合いできないと思ってナノ」

ふとボクとアリスの薬指には婚約指輪めいた淫魔の指輪がはめられていた。もちろんこれは呪いの指輪である。

あーあーこんなの装備したままじゃきっと学園で噂されるなぁ〜


だが可愛く綺麗な金髪少女の顔をみるとまたムラムラとしてしまう。

そして彼女も同じ気分だろう…


チュ…


二人は幸せなキスをして終了…


めでたしめでたし…地獄直行!清鹿クン!

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