クラスの留学生美少女ちゃんを皮モノにしてみた(前)

「本当にキミて女の子みたいデス!」

留学生の有栖川アリスちゃんが今日もボクをなじる。


少年はいかにも女性に免疫がない様子がみられそれを楽しげに彼女は扱う。

白銀のブロンドに青い氷のような宝石瞳。まるで人形のようでありラブ人形ドールのように口数も少なくおとなしい性格は、もう絵に描いたような女子高生そのものであろうか。


だがだが猫を被るはオンナ…


「そ、そんなこと、言わないでくれよっ!」

ボクという情けない存在は震え声で訴えた。

女子生徒のような外観であり女装すればクラスの女子より可愛いこの姿である。ボクはとっても気にしているのにこんな酷い事を言うのだ。


「あらワタシから見ても可愛いからカワイイて言ったのデス〜」

「ぬぐぐぐ!」

クラスのみんなの前では猫を被ったように物静かなのにぃ!ボクと二人っきりになったらなんという悪態だ!

この事実を周囲に相談しても誰も信じてくれない。そして悪友ですら『好かれてるんだろおめーってw』と茶化す始末である。断じて言おう


ただ馬鹿にされているだけだーーーーーー!


「なろっ!なろう!なろっ!」

怒り任せに取り出したのは不気味な魔力宿る刃物であった。


「デシ?」

異様な雰囲気にさすがの有栖も口を塞ぐ。だがこれは人の目に見える刃物ではない。


淫魔の一太刀ーーー!


見えないであろうこの世のものでない太刀の如く切れそうな短剣はボクがサキュバスのお姉さんに美味しく食べらた後に受け取った魔剣である。

震える手元から伸びる魔力で形成された剣先が金髪少女の指先に触れるだけで十分であった。


「あ、あ……どうしちゃったの?あ…れ?れ。で、、し?」

プシュるるーーーーっ!


一瞬血が吹き出たと思ったが血液は出ずに勢い良く吹き出す大量の空気である。


「しゅう…しゅう…あ、あ……?」

そして留学生の青い瞳が宙を仰ぐと一瞬でそう、有栖川アリスという名の【皮】となってしまった。


そして皮から吹き出た空気が甘い霧になると空間が停止する。そうここは止まった世界であり甘い甘い夢…

淫夢の世界であった。


「す、すごい本当にできちゃった…」

サキュバスのお姉さんが言った通りである。童貞精をたっぷり奪われたのと引き換えに得たこの魔剣で刺された者は皮となりそして時間は静止したる。そこは亜空間となるのである。

半信半疑だったがまさかこんな中二病的な妄想が実現するなんていやいや本題はここからである。


「もしお姉さんが言ったことが本当なら…」

ガタガタと震える手で金髪娘の皮を両手に取ると背中にはファスナーが取り付けられていた。そしてファスナーを開くとそこには、触手…触手…触手が蠢いていました。


「うわぁ…」

そこままるで女の中であった。こってりしたピンク色が愛い愛いしく思わず喉が鳴る。こ、こんなコレをまさか?


「穿けて言うのかよ?」

ピクンっ!とまるで返事をするようにピンクの肉壁がウネウネするとボクは震えながら服を脱ぎ出した。

「ハアハア」

静止した亜空間でボクは大好きな女の子の皮を穿こうとしている。

ニュルニュルと巻きつく触手そして甘いあの娘の香り、あの優雅な金髪の匂いが脳を突き刺す!


落ち着けこれは夢だ!そうだ淫夢だ…

そう思い込もうとしたが

「やっぱダメ!こんなのおかしいよ!」


発狂する少年の理性と食虫植物めいた少女の皮が容赦なく飲み込む!

「アツイ!アツイ!なな?ぐぁあ!とけりゅりゅ!」


有栖川アリスという名の皮がジュルジュルと中のモノを咀嚼する!

そして大量の湯気を吐くその女の子は…


「どうしよう、本当に有栖ちゃんになちゃった…」

と青い瞳をぱちくりしながらその白い肌をたっぷり染めていた…


はあはあ…

あまったるい女の子の吐息がボクの脳髄をより刺激していた。

体からはあの娘の香りがする。そうボクはアリスちゃんになっているのだ。


「身長は同じぐらいなのに…」

色白の小さな手と筋肉が弱い女の子の腕と両手が視界に入る。


いやいやそこじゃないだろ?

そう男と女では体の作りが違う。

むっち…


制服のプリーツスカートから露出した太ももが張り詰めていた。

たっぷりと女性ホルモンが詰まったおみあし…

そして形の良い尻がショーツからでも分かる程に敏感になる。

そしてふと視界を下ろすと、もう女子高生にしてはデカイおっぱい!


「あああっ!」

もう限界であった。

金髪娘のおっぱいの先がツンツンに尖きると皮の中の少年の部分が激しい痙攣を起こす!


「ななにこれっ?うにゃにゃ!触手が気持ちいい!」

女の快感がそのまま皮の中にまで伝染していき、あっけなく少年は果ててしまった!


「え?なんにこれ脱げた?」

過剰興奮による頭の混乱熱がアツイ!それが冷めていくとだんだんとアリスの皮が少年から剥がれていった。


でもどうしよう…

アリスちゃんが死んじゃったあれ?


むくぅ!ムクムク!


人型の皮が勝手に震えだすとそれはそれは、みるみると人間の形になっていくではないか!しかも…


「う、ううん、ああデス?」

意識も戻りつつある。やったアリスちゃんが生き返った!でもちょっとまていや!!!!


「わわっ!」

ボクは慌てて脱いだ男子を着た。男液まみれでもかまわない!こんなすっぽぽん!な格好を女の子に見られてしまう!


「あれ?清鹿くん?何処なの?もう帰ったデスか?」

ボク、冬雪清鹿ふゆゆききよか

雪のように色白かつ、馬鹿ぽい顔立ちの少年は教室の掃除用具入れに身を潜めていた。


だだ、目を血走り激しい興奮を覚えながら…


「どうしよう…もうボク」

そう清鹿は人間の領域を超えてしまった。女の肉体にる禁断の快感にかつ大好きな人との同化は少年の脳を容易におかしくさせてしまった!


「ああ!アリスちゃん!」

そして一睡もできずもう一人で悶え狂っていた。


「とにかく、アリスちゃんと二人きりになるのはマズイな…」

もしまた二人きりになったらボクは何をするかわからないのだ!


「それにしても気持ちよかったな…」

アリス皮をかぶり女になったあの快感。おっぱいの刺激と同時にアリス触手は清鹿の全身を愛ぐちゅぐちゅさせてしまったのだ!


アリスちゃんに会うとボクはおかしくなってしまう!

なるべく生徒が多い場所に身を潜めかつ放課後は物陰に隠れていた。

もう夕暮れであるころ清鹿はひょっこりと現れ無人の校舎に胸をなでおろす。


「でもちょっとおしいかも?」

女になったあの快感。金髪美少女との融合はもクセになりそうであった!

それをちょっと思い出しただけでも学ランのズボンの先端がムズムズ疼く。

「何がおしかったデス?」


ひょっこり…

まるで不思議の国のアリスがそのまま成長し女子高生になった姿。

そう有栖川アリスちゃん本人であった!


「わわっ!」

ボク自身がより硬度をマシマシし変な液が漏れそうになると両手を前に組む。

「だから何が気持ちよかったデス?」


あんな痴態をしまくったのに、ここまで絡むとはきっと皮になった記憶が完全にないのだろう?

そしてこんな細い腕にどんな力があるのだろか?両手を掴まれると持ち上げられて


「わわっだめ!だめ!」

「アラアラ、清鹿少年はとんだ変質者デスね?」

アリスちゃんは思春期の少年の生態を熟知しているようにも見える。

クラスの女の子をオカズにしまくって、次の日恥ずかしくてまともにみられないのをニタニタと馬鹿にしたように眺めている。


「ウフフどうしようかな〜こんな異常者は風紀委員に通報しないとデス」

ぷちん!


豊満なおっぱいに甘いむっちり太ももはきっとブルマーが似合うであろう。

右手には既に淫魔の一太刀が顕現しつつありアリスと同化しようと女になろうと限界が迫っていたがボクはギリギリの所で踏みとどまる。


「もういいよ通報してどうぞ…」

大好きな人に危害を加えたくない…ならば異常者として扱われてもいい!


だがそれをつまらなそうにアリスは眺めそして…

「ねえ、ワタシて好きな男の人いるんだ〜誰だと思うカシラ?」


ぷちん!

「あ、あれデス?」

気が付いたら魔剣が金髪美少女を貫いていた!


どうせボクなんかにどんなに頑張っても永遠に彼女をモノにできない!

歪んだ欲求がアリスを皮にする。


「ちきしょ!ちきしょーーー!」

みるみると皮を装備し肉体を融合させる!


ぬるぅ!


甘い甘い毒が清鹿の体内に侵入するとボクは

「アアン!」

ついつい甘ったるい声。そういくら男の娘であろうと少年では絶対に出せない声で鳴いてしまった!


「すごいわ、これってまるで女の子みたいデス…」

金髪美少女は青い瞳をぱちくりさせていた。


でも、ワタシは女の子デスわ、そうよ金髪美少女なのヨ…

「あれ?あれ?なんかへんなのデス!あれアレ?ワタシあれ…!?」

ワタシは胸に手を当ててみるとおっぱいの下の心臓の激しい鼓動がブラごしでもわかる。


「コーフンしてるのデスね…」

すっかり興奮しきり女の子になりきってしまっていたのだ…

倒錯による自我の溶解であろうか?二度目の女の子への変身であるが慣れるどころかより劣情が増すばかりであった。


「ウッフン!」

黒のレースの女性下着の先端がツンツンになっているのだ。


す、すごいデス!これでも男の数倍のカイカン!


「あれ?ワタシていつ下着姿になったのデスか?」

いつ女の子の制服を脱いだのか分からない。淫夢空間では丁寧にプリーツスカートとリボン付きの可愛い上着が折りたたまれている。


「まあ、いいかでもゴクリ…」

有栖川アリスは下着姿のまま鏡を見つめる。


「ああ、綺麗デス…アリスちゃん…」

ゆっくりと金髪美少女は舌を這わした!


「ハアハア!」

だが悲しいかな、自分で自分のおっぱいとか舐めれないデス…


鏡の中の金髪巨乳は潤んだ瞳で自分を見据える。


もみぃ!


もう我慢ができなかった!


「アアン!いゃんデス!」

一度目の女性化では堪える事ができたが、アリスちゃんには好きな男がいる!どうせ男の娘もどきなボクなんか誰が相手にするものか!


「ウッフン!いいデス大好きなの清鹿クン!」

え?何?


有栖川アリスの中の清鹿は動揺した!

「これってワタシが言わせてるのデスよね?」


男が女になるそれだけでも、気が狂いそうなのに大好きな美女との融合である。

もう既に自分が誰なのか、おかしくなって訳がわからなくなっていたのだ!


「さあ!冬雪清鹿を好きになれデス!」

どうやら皮になった女の子に暗示がかけられるらしい…


冬雪清鹿を好きになれ!

清鹿を好きになれ!


「さあ好きになるのデス!」

鏡に向かって迸る暗示は少女の脳髄を痺れ狂わした!


「いくいちゃううイクイクのデスゥーーーーーー!」

そして彼女はぐったりと倒れた。まるで魂が鏡に吸い込まれるように…





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