流星と共にやって来たのは、子連れのロボット!? 期待のSFストーリー!

流星群の夜、主人公は裏山のほうに謎の光が落ちていくのを目撃する。
正体を確かめに向かった雑木林の中で出会ったのは、赤ちゃんを抱えたテレビ頭のロボットだった!

という導入からスタートするSF小説。

なにしろSFということで主人公は非現実的な体験をすることになるんですが、しっかりとした文章で綴られる描写が読者の想像力を助けてくれるため、読み進めていて引っかかりを覚えることがありません。
星からの旅人に主人公が得意料理を振る舞うシーンの温かさは尊く、ずっとこれが続けばいいのにと思わされますが、物語はまだまだ始まったばかり。
予告されている非日常の到来の先に何が待ち受けているのか、期待が高まる一作です。