昔書いた詩 4篇

「ハットの僕」

寂しげな赤い帽子

そっと近寄りそばに座り

話がしたい

悲しみの雨の今宵

ハットした時そっとそばで

話がしたい


その

涙袋がはち切れる前に

あなたを苦しめるものは

全部全部吸い込むから

あの

月の光のそのまた向こうに

連れ去ってご覧に入れよう


ダイアモンドよりも輝くぜ

戦艦よりもカッコイイぜ

あなたの涙は見たくないさ

その生き様はどんなもんだい

きっと

誰よりも偉大なあなたは

この世を憂いて泣くのだろう

あなたの涙は見たくないさ

その心はどんなもんだい愛!


「小さな希望の歌」

明日になればって

言ってちゃダメって

あの人は僕に言ったけど

明日に向かって

生きているんですって

今も必死に歌ってるって


明日になればって

言ってる僕って

あの日の僕とかわれてるか

明日に聞いて

いる意もあるんですって

昨日の僕と比べてどうだ


風に吹かれて飛んでくくらいの

ゼロに近い希望を歌うよ

限られた時間で生きてるけど

無駄な時間はひとつもないよ


だって

いつかのあの言葉も

いつかのあの空想も

いつかのあの戯言も

全部 全部 僕の中で生きる

いつかのあの魂胆も

いつかのあの映画も

いつかのあの動画も

どっか どっかの 世界で生きる から


「クソダサい歌」

一つだけただ一つだけ

捨てられないものがあった

在り来りですごくダサいけど

捨てられない夢があったんだ


一つだけただ一つだけ

捨てられないからただ生きてきた

明日が僕を嫌おうと

それを持つためここまで生きた


校庭の隅で殴られようが

わざと肩をぶつけられようが

お前らよりも煌めいている

ダサいけど夢を握ってるんだ

馬鹿にしたいならするがいいさ

罵倒するならするがいいさ

そんな浅はかは言葉に負けない

鋼の信念を貫き通すからな


ダサい歌ダサい歌

ネクタイ締めた

サラリーマンも笑う

ダサい歌ダサい歌

悪態の減らない

売春婦も笑う

けれどなそれでもな

最後の最後には

この俺が笑う

ダサい歌ダサい歌を

公共の電波で

お前の耳まで届かせてみせる


「惨憺」

寂しい夜は普段通り

聖なる夜は恒例行事

くだらない2人はこいねがい

曖昧に朽ちてくこのストーリー

うるせぇ俺は普段通り

皆目悪夢も見えずに

狂わない程度に酒飲み

再開を待ちわびるこのグローリー


もういい恋なんて飽き飽きだ

sorry愛なんてやきもきだけだ

どうでもいいこれが僕の本意だ

猛威だあーだこーだ言ったって

一般から見りゃ陰キャ嘆き

一線超えりゃ引火騒ぎ

いっせーのーせで陽キャ殴り

あ!あ!あ!あ!


ハッピーメリークリスマス

苦しみます 親友は彼女と出かけてます

妬んで、寝たんでもう昼下がり

栽培されてく愛の言の葉

ハッピーメリークリスマス

愛してます? 戯言は彼らと踊ってます

破綻で、叩いてももう恋煩い

相対媒体するよしもないよ




備考

僕のメモ帳に転がってた名もなき詩

今日は名前を付けてみたけど2番以降は未だ無い。これらを完成させたら明るい詩が増えそう。

「明るい詩」ってうった時に予測変換で「明るい死」っていうのが出てきた。俺も明るく死ねるかのー白い病院でやけに明るいライトの下。てか、読むの大変だったでしょ。


お疲れ様でした。






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