長い長い歴史の、ひとつひとつの積み重ね

「カルマの塔」に次ぐ、富士田けやき先生が織りなす珠玉の群像劇・戦記。

気が遠くなるほど長い時間を描く中で、様々な思想を持つ多くの登場人物、その一人ひとりの想いがじっくりと絡み合って大きなうねりを生み出し、あっという間に読者をその世界観に引き込んでくれる名作。

なんでもないようなキャラクターの雄叫びが我々の胸を打ち、ふと見逃してしまう一文が大きな伏線として我々の脳髄を穿つ。
一度読んだだけでは到底足りない。二度読んで気づくこと多々あり、三度読んでもまだ感動できる。


今からでも遅くない。次の物語に向けて、この世界に全人類のめり込め!!!

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