8.FS~ミライシークレット~(冬水涙様)

 批評作品(FS~ミライシークレット~:https://kakuyomu.jp/works/1177354054887040601/episodes/1177354054887040626


 導入

 大前提として物語は、相手の感情を揺さぶることで楽しさを生み出しているものだと考えています。

 ホラー映画ないしは、心霊番組を見て恐怖を感じたことはあると思います。

 しかし、どちらも始終見ていて、気分がいいものではありません。もちろん、怖がっているのを見るのが楽しいといった悪趣味な人は例外ですが。

 しかし、そういった番組を怖いのに見てしまうものです。これは、感情が揺さぶられる行為を人間が欲しているからです。

 何を言いたいかといいますと、この物語の冒頭ではそれがありませんでした。これらの考えにもとづいて、導入が非常に退屈だと言えます。


 ここまで私の考える面白い物語について書いたのは、共感できる根拠もないのに否定されても理解できないと思ったからで、それでも反論があれば、否定していただいても構いません。


 キャラ

 2話の時点では、どちらのキャラも口調が似ています。なので、キャラクターを想像することが難しいです。だけど、どちらが言った言葉かは、明確で分かりやすいです。しかし、最初は感情を揺さぶられるキャラの会話も、非常に長いことから、クドく感じます。

 キャラクターが数人登場しますが、そのために話を1話分割かれている印象です。ネタなどを入れて見たらどうでしょうか?


 文章

 今回は、箇条書きに。


 ・”まさか耳にたこができるくらい聞かされたこと”とありますが、ことではなく、言葉の方が適していると思います。

 ・”は”などの接続詞が少ないように感じます。市販されている小説の文章でもいいので、参考にし、読み直してみることをオススメします。

 ・また、一文を長文化しないようにか、「、」でよさそうなところにも「。」をつけています。工夫は悪いことではありませんが、それだったら、文章自体を書き換えてしまった方がスマートです。

 ・文章に無駄な情報が多いです。それによって、文章に違和感を感じます。

 例えば、”それでも久しぶりに登校した教室は、そんな俺の意識を吹き飛ばすくらい活気に満ちていた。久しぶりに会うクラスメイト同士が話に花を咲かせている。”と、ありますが、久しぶりという言葉にバランスの悪さを感じます。そこで、

 ”それでも、久しぶりに登校した教室は、そんな俺の意識を吹き飛ばすくらいに、クラスメイトの活気で満ちていた。”くらい削ってしまってもいいのではないでしょうか?

 ・会話の間の状況描写がまとまっているところは読みやすいです。


 世界観

 大変申し訳無いですが、3話まで読んだところまででは、なにも頭に入ってきませんでした。物語が始まるところでしたら申し訳ないですが、もしそうであれば、要所要所に、謎を散りばめてみる等工夫をしてみるとより読者が増えると思います。

 しかし、完結させることは並大抵の努力ではできません。私なんて完結どころか10月から更新してません(笑)

 私の意見はただの主観ですので、冬水涙様の意図に反していたら申し訳ないです。

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