離島で夏休みを過ごすことになった主人公(高校三年生男子)はセーラー服の幽霊と出会い恋をしてしまう。
↑ 一見、ネタバレに感じますでしょう?
物語の九割以上は幽霊とイチャイチャし、苦悩する構成なんです。
主人公の心理描写。セーラー服の幽霊がゆっくりと事情を明かしていく物語進行。そして離島の人達が兎に角、温かく優しい。主人公の性格も誠実で本当に好青年。読んでいて癒される作品でした。
昭和を感じさせるネタや冗談が、クスリと口角を上げるでしょう。
なんといっても、注目してしまうのは衝撃のラスト。どんでん返しという衝撃ではなく、2人の未来を考えさせる展開です。
甘く濃厚なラブラブなストーリーに潜む何か……
あなたなら感じ取れるかも知れません。
冬迫る時期に、夏休みの物語。如何でしょうか?