不死鳥ミュージアム 閉鎖寸前博物館の来館者10倍計画

第八章までの設定・登場人物まとめ

舞台設定など

ふなで食品

　船出市に本社と工場を置く食品会社。創立は昭和８年。

　元は江戸時代から続く菓子屋であったが、当時の店主が事業拡大に乗り出したことで大きく変化、洋菓子や弁当など手広く扱う企業へと発展した。

　和菓子部門が非常に強く、県を代表する銘菓となっている。

　モデルは香川県坂出市の『名物かまど』と滋賀県草津市の『南洋軒』。

登場人物

佐々木悠里乃

　博物館ボランティアに加わった17歳の少女。154cm。てっちゃんこと哲哉の妹で、あずさにとって従妹にあたる。

　いわゆる不登校であり、親しくない人間とは言葉を交わすこともできない。幼い頃から自己肯定感が非常に低く、集団にも馴染めないでいた。通信制高校に入ったものの、結局通えないでいる。

　歴史オタクであり、その博識ぶりはシュウヤも驚くほど。ちなみに憧れる武将は春日虎綱。

営業の男性

　地元の総合食品企業『ふなで食品』に務める営業マン。176cmの42歳。高校時代は野球部に所属しており、香川県代表として甲子園出場経験もあるバリバリの体育会系出身。

　強引で昔ながらのやり方だが、営業成績自体は非常に優秀。二児の父でもある。

霧島

　ふなで食品の社員で、ミュージアムレストラン『カンカン亭』の料理長。39歳の独身男性で181cm。

　調理師学校卒業後から東京のホテルでシェフとして働いていたが、親の介護のため地元の船出市に戻り、ふなで食品に中途採用される。

　ぶっきらぼうな職人肌で非常に繊細な性格だが、料理の腕は確か。

　採用の際にしばらく働けば自分の店を用意するとふなで食品から言われていたものの、カンカン亭設立により延期となってしまった。できる限りは最高の料理を提供することがモットーであり、朝一番から魚市場に並ぶなど努力は惜しまない。