ホワイトクロスロード

夢野光輝

第1話 白い少女

‥やったおれたちはようやくデビュー出来る。ここまで来たんだ。世界が待ってる‥


直人はバイクのスピードを上げる。

周りには他の車も走ってない。邪魔するものはない。

しかし何か空の様子がおかしい。


‥雪だ、まだ11月に入ったばかりじゃないか。おかしい‥何か変だぜ‥


ぽつりぽつりと降っていた雪が突如吹雪に変わり出した。


‥早く戻らなきゃ、信彦のやつが腹空かして待ってる。‥


直人は心急ぐが吹雪は酷くなるばかりだ。

交差点の信号も視界が悪くてはっきり見えない。

はっとした時白い人影が横切るのをみた。


‥危ない!‥


直人は思い切りブレーキを踏み込んだ。

何かが弾ける強烈な音がした。


直人は薄れゆく記憶の中で白い髪の若い女がこちらを振り返るのをみた。


‥人間いや違う、宇宙人だろうか?それともロボット?‥








  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ホワイトクロスロード 夢野光輝 @kantoku007

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る