第12話「雁字搦めの行き止まりは、逃げた事への罰」への応援コメント
一発逆転、というのは見た目こそ派手ですが、実態としては脆いものですね。足場や周囲を固めていないわけですからバランスも取れていませんし、足場や周囲の価値も見えていないのですからすぐ調子にも乗りますし。
真の価値は、足場や周囲に価値を見出す価値観と、協調や感謝の姿勢にこそありましょう。そこへ至る道を見出した孝介は、真の強さを認識し始めていそうですね。
同時に、矢矯が存在意義を見失うことでもありそうですが。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
一発逆転は、現実的できないと思っています。宝くじに当たったとしても、その3億円の有効な使い道なんて、ほぼ誰も知らない訳ですから…。
コツコツと努力できる所へ戻って、努力に裏打ちされた実力を身につけていく…17歳の孝介と仁和は、まだそれが可能な場所にいるはずなのです。
そして矢矯の存在意義は、「ここ」なのです。1章の時点で、「本当に厳しいのは、どうやって降りるかだろ」といっているのです。的場姉弟が舞台から降りる決意をしたという事は、矢矯にとっても最終局面に来たという事なのです。
第11話「その名は大罪」への応援コメント
介入の道をこじ開けたとは言え、安土陣営の時間的余裕は吹き飛びましたね。あとは会の吸収力次第というところでしょうか。いずれにせよ小川に対する制裁マッチの駒としてぶつけられるのは、甚だ不本意ではありましょう。
レバイン達はスペック頼みの傾向が強そうではありますが、当たれば強いのは間違いないようで、ここは要注意ですね。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
ラッキーパンチが存在してしまう分野だけに、スペックが高い事も、まるで脅威ではないとはいい切れないはずなのです。
会は鬼家月派では劣等でしたが、それがルゥウシェと同程度か、それとも勝るのか…そこが一つの分岐点かも知れません…。
第1話「的場姉弟の舞台」への応援コメント
Twitterから失礼しました。
古屋です。
なかなかに容赦ない題材ですね!!
フォローさせていただきますm(_ _)m
作者からの返信
ありがとうございます。
敵も味方も欠点だらけの人格だから、生活に行き詰まり、自縄自縛で感じがらめになって行く…というストーリーなのです。
今後も、よろしくお願いします♪
第10話「酷い午後」への応援コメント
学ぶにも修得するにも年季が効く、というのは納得のところですね。学びにしても、手持ちの知識や応用の手がかりが多ければ多いほど吸収に拍車がかかるというもの。身体を駆使するにも似たところはありそうです。
さて矢矯、なるほどこれは破滅的な方向ですね。ある意味未来を見る可能性が閉ざされてしまったところも窺えます。死とは、遺された者にとっては認識が永久的に固定される、ということでもありましょうから。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
作中では、散々、無意味と言い続けてきた六家二十三派ですが、一ついい点があるとすれば、それは「24時間、一つのことだけを目指してきた集中力」だと思っています。本来、他の分野に応用すればいいものなのですが、「自分のしたいことしかいない」という百識が大多数を占めていますから…。
そもそも矢矯は欠点をしこたま抱え込んでいるので、寧ろ、本来はこちらが真実だったりします…。元より死亡フラグを立てている男なのです…。
第9話「ムクゲの花は散りました」への応援コメント
身体が資本、とはよく表現したもので。
肉体の活動なくしては、神経の集中も精神活動も思うに任せぬのが道理。そして「見えない敵はそもそも討てない」のと同じく、精神的に捕捉できねば相手をどうこうできるはずもなく。
この点、陽大も基も動きや技の成り立ちをよく知るからこそ対処できることになりますね。もちろん苦しくはありますが。
さて丹下、正義の味方を気取るつもりはあるようですが、他人に厳しく自分に甘い様子からして推して知るべきところがありそうですね。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
陽大に宿っていく力は、どちらかといえば皮肉なモノが多いのです。ないならばない方が良い、経験しなくて済むならば経験しない方が良かった…そういうものを駆使すれば、必ず語る力なのです。
重圧結界縛には、死んだ方がマシというストレスに晒された経験のあるモノは耐えられ、そうでないものは耐えられないのです…。
丹下も、明津やアヤと同じく、他罰的であり確信犯的なのです。自分の現実は、自分に責任も原因もないと信じている、また信じなければアイデンティティが保てないタイプ…と書けていれば本望です。
第8話「咆哮は号砲なりや?」への応援コメント
技も、力も、詰まるところは道具ですね。活かすも殺すも扱い次第、そして気力と忍耐力は、扱う心を御する術。
つまり基は本質を捉える道を進んでいるものと感じます。道具はそれ自体で価値にも意義にもなることはできず、『それを用いて何を成すか』にこそ尊いものは宿り得る、と。
そして乱入者二人、事態は一筋縄とはいかないようで。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
物語を通して、「男はそれでも取れない手段がある」というのを描いていきたいと思っています。その枷を無視できるのが敵役、無視できないのが味方、と。
それでも基の他者に負けない強さは、取れない手段がある事を前提にしていると思っています。いうなれば、格好つけられるからこそ強いのだ、と。
援軍に来た陽大も、そういうものを持っているはずなのです…。
第7話「1対1は初」への応援コメント
基、数々の学びを得て強くなっている感を抱きますね。もちろん痛みも感じれば怯みもするのですが、それを知らずして得られぬものは多いはず。何より逃げない勇気は数多の学びに繋がり、学びは選択肢を豊かにしていくはずですので。
他方、明津とアヤの『大逆転』、克服なくしては上滑りしかねない思考とも映りますが、さて。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
身体の成長期はまだですが、心の成長期は、今の基が真っ只中ですね~。
概ね、この世の中で自分の身に降りかかる事は、責任はないにしても、原因は全て自分にあるという事を、常に頭に入れているのが基、入れる気がないのがこの二人…と思って書いています。
特に明津とアヤは他罰的、確信犯的に行動させているつもりなのです。
第6話「快男児の失態」への応援コメント
これは明津の思う壺……!
なるほど痛みをよく知る基だけに、痛みへ気を引かれるというのは充分にあり得ますね。
明津はどうやら加虐の欲求で暴走している可能性もありますが、さて。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
痛いに対する恐怖があっても、乗り越えられる者もいて、基はその一人だと思っているのです。
自分のためだけでは無理でも、聡子の事が加われば、基は強くなるはず…と。
明津は、結局、他人を粉砕するのが好きだからこそ舞台に上がっているタイプですね。それが叩き潰されたとなると、恨みを忘れないタイプです。
第5話「優劣の証明」への応援コメント
明津とアヤ、脅威を前にして考えるのが、御しやすいと判断する者を打ち負かして強さの証とすること――という辺りに思考の硬直が覗きますね。正面から対処、ではないところに逃避の思考が。
一方で基、周囲の悪意をいなしつつというところではありますが、どうもタイミングが悪いですね。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
今、狩られている敵サイドのキャラクターを表す言葉は他罰的の三文字しかないと思って書いています。
敵を知り己を知れば百戦危うからず、とはいいますが、「己を知らず敵を知れば」なんて存在しませんしね…。
ましてや今、敵は複数いる訳で…必ず破れるなのです…。
第4話「陶器製の幸せ」への応援コメント
基、強さを育んでいますね。
不当な攻撃を当然のことと思い込みたがる輩の、その精神構造を理解し始め、加えてその不当性を突破する道を自ら見出し始めているようです。
多少でも異なる環境を知ったとき、比較から答えに至れるようになると、こういう心根の人は強さの何たるかを認識し始めるのかも知れませんね。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
基は、心根に関しては味方サイド屈指の強さだと思って書いています。乱暴な言葉になりますが、「男なんだから、幸せになろうなんて考える那。人を幸せにしろ」という行動原理で動いている…と。
まだまだ手探りですが、十年後の基はまず間違いなく最強の類いになるはずなのです。戦う力よりも、心根の方で。
第3話「安土の鑑定」への応援コメント
ともかくも小川の罠、その初動を凌いだことにはなりますね。いずれ仕掛けてくるとして、状況を整理できたのは大きいかと。
そして会の師として弓削、心理的な相性としては納得ですが、能力面に関してはいかに。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
時間はいくらか稼げるはずなのです。そして元の素養がある会ならば、短時間での成長も見込めるはず…と。
そして会の《導》も、伸ばし方を変える事こそ重要だと思うのです。その変え方に、弓削は合致するのです…。
とはいえ、稼げる時間も、安土のコントロール外ですから、存外、短いのかも知れません。
第2話「別の舞台でなりたかった超新星」への応援コメント
思惑あり。
集中力と時間を前提とするのなら、勝負はその間の撹乱にもかかってくる道理。威力が巨大であるほど、『使わせない』一点に勝負が収束するのと同様ですね。ゆえに拘泥した方が負ける図式も成り立つというもので。
さて、派手な演出は隠すものがあってのものとも映りますが。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
基本、大規模に大火力に…という伸ばし方をすると、辿り着くのは「如何に瞬殺するか」になると思うのです。ルゥウシェの場合は、正にそれ特化ですから、不発は死に繋がるはずなのです…。
第1話「5口目」への応援コメント
安土、さすがの駆け引き。衝かれたくないところを読むのは、相手の身になって考えるほど実行できることですね。
一方でルゥウシェ。
いかなる動作であるにせよ、出鼻をくじかれれば崩れる道理ですね。それが極度の集中を要する大技ならばなおのこと。
さらには侮りを抱いているわけですから、想定を外されたときの崩れ方も大きくなりますね。この辺りは自分に向き合わねば解決も望めぬところでしょう。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
百識ではないですが、こういった事に最も向くのが安土のハズなのです。
しかし安土も、稼げる時間はルゥウシェたちによるためコントロール不能という点では、片手落ちです。
大きさ、強さをぶつけ合うのがルゥウシェたちの戦い方ですから、自分のペースにどうやって巻き込むかが重要…と書けていればいいのですが。
第15話「悲しき玩具」への応援コメント
急場を凌いだ、というよりは、ことここに至ってはこれしかない手を使ったことにはなりそうですね。つまりは逃げ場なし。
さらには会も燃え上がってしまったわけで、生き延びるには突破のみ、ということになりそうですね。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
悪魔でも緊急避難であり、これからが大変になるのは間違いないですね…。
会は本来、劣等ですが、持っているスペックは味方サイドではトップクラスのはず…安土がどう教師役を引き合わせるかにかかってます。
そして別口の事件も、まだ燻っているのがあるのですよ…。
第14話「乱暴な終結」への応援コメント
梓、行うべくして行った介入ですね。小川としては憎悪を再生産していけば、発端の小細工は霞むはずの見通しだったでしょうし。
ただしこれで制裁マッチの連鎖は必定というところでしょうか。身内の潰し合いよりはいいとして、茨の道には違いなく。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
梓の能力は、乙矢に匹敵するのです、実は。彼女も隠された真実が存在し、それ故に会と共にいる訳なのです…。
とはいえ、舞台の事は最低の、誰も死なないというクソ結着。
近々、惨劇が訪れますね…。
そして惨劇といえば、もう一つや二つ、やりそうな陣営が…?
第13話「追い、追われる」への応援コメント
さて蟻地獄。
足掻けば足掻くほど沈んでいく手詰まりの罠、さらには弓削と梓が遠ざけておきたい会の存在、決壊の時は近いと見ますが、さて。
そして切り札。初回こそ意表を衝けますが、それは手の内を晒すことでもありますものね。使わされたら追い詰められた、というのも納得ではあります。ただし機転と応用というものを繰り出した時、想定外こそが最大の切り札ともなり得る、とは思いもしますが、さて。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
弓削と矢矯の対決も、既に小川の手が回っていた会も、この第10章、窮まって参りました…。
抜け出すポイントはあるにはありますが…ここが所謂、正念場…。
第12話「極まれり」への応援コメント
矢矯と弓削、どちらが勝っても泥沼確定、ついでに会と梓は人質同然。加えて矢矯と弓削は対決に相応の意義を見出してしまっているのですから、悪い方への勢いが相当に付いてしまっていますね。修正は、果たして。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
この勝負、どういう結着になろうとも、混沌とした未来しか呼ばないのです…。この罠、正に小川の脚本通り…。
第11話「超人戦線」への応援コメント
小川、会心のしたり顔。
なるほどよく知る敵であれば、誘導もできる道理ではありますね。
ただし思慮に乗せうるのは、誰しも視野の内側のみ。可能性を独り決めして視野を自ら狭めるならば、己の足下を掘ることにもなりますが。これで安土とその周辺、ひいては梓と会までも敵に回す可能性を、小川は見落としてはおりますまいか。さて。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
矢矯に対抗できる数少ない相手が来たのです。小川にとっては、どちらが死のうと構わないし、寧ろ相打ちになってくれたら手間が省ける構成です。
そして梓と会は、恐れるに足らないと思っているでしょうね…。自分の勝利を信じて疑わず、何度でも同じ目に賭けている訳ですから…。
第10話「魔剣士が来る」への応援コメント
小川、これを織り込んでの対戦構成!
トラップの糸が縦横無尽、加えてエサにも抜かりなし、と。
ひとたび呑ませてしまえばどうにでも、という目論見が見えるのですが、無視できないところを衝いてくるのが効果的ですね。
さて、事態は混迷へ。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
矢矯もまた雁字搦めの生活をしているため、釣ろうと思えば簡単に釣れてしまうのです。見方によれば、そもそもあづいとて矢矯を釣った訳ですから。
混沌とした未来が来る事は確定しているのですが、さて、混沌の度合いが読者の思考と合致していればいいのですが…。
第9話「戦場の心得にて」への応援コメント
あー、これは罠の予感……(汗)。
那もそうですが、小川陣営にはスペック頼みと申しますか、ラベルだけを見る傾向を感じますね。先入観や人づて、あるいは他人の眼といった固定観念をこそ重んじ、その先へ出ていかない思考と申しますか。もちろん、固定観念から離れるには思考を鍛える努力が必要なのですが。
梓は、しかし小川の愚かさに気を取られて狡さに足を取られそうな印象ですが、さて。
これからも頑張ってください!
作者からの返信
ありがとうございます。
案内人も観客も、分かり易いスペックを好む者が多いのです。誰かが勝つ事を見に来ている訳でも、それを目的として舞台に上げている訳でもなく、ただ誰かが負ける姿を見たいという欲求にら従うからですね…。
そして敵味方問わず、皆、一様にカスなのです…。梓も例外ではなく…。
第8話「どんぐりの背比べ」への応援コメント
人にも物事にも、向き不向きがありますね。もちろん使い方次第、機転や工夫で応用は利くとして、自ら不向きに、しかも破滅的な方向へ行くとなれば、梓の軽蔑も推して知れますね。もちろん、だからこそ舞台に上がっているわけですが。
さて勝負と梓の行方、いずこへ。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうこざいます。
治癒は唯一、社会の生産に貢献できる《方》なのですが、本人にその気がないのでは宝の持ち腐れというものなのです。
権利と義務は表裏一体ですが、それを相手にぶつける理屈として操る気しかないというのが、私としては最も頭のいいフリをしているバカの仕業だと思っていまして…。
第7話「高級な囚人の粗末な食事」への応援コメント
人間、物事を見たいように見る傾向はあるわけですが。
そこに傲慢、あるいは逃避願望が入ると傾向に拍車がかかりますね。
こうなると売り言葉に買い言葉も成立しやすくなるわけで。その意味では事実に眼を向ける『心の鍛え方』というのは効果絶大とも言えそうです。
さて那、まんまと乗せられた形ですが、さて。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
プライドが中途半端に高い人が防御線を張るとどうなるか…というのを考えていました。
那は、言い訳がやたらと上手いと思って書いています。口は回るから、あれやこれやと最もらしいことはいくらでもいえる、と。採取的には「人生なんてこんなもん」といえる訳ですから。
矢矯や弓削と戦えば、100回中100回とも敗れますが、今回の相手は…案外、同種の相手なのですけど、さてどうなりますか…?
第6話「身から出た錆というけれど……」への応援コメント
確かに、鳥飼はやり込められて大人しくなる手合いではありませんね。
元より逃げたい現実があったのでしょうし、だからこそ捌け口を見ず知らずの他人に求めたりもするのでしょうから。
そしてもちろん、Dead End, Strangle.ただし雁字搦めの糸に繋がる先も引きずり込まれていくわけで……。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
今まで出してきたキャラの中でも、最高にクソなのです。
イメージしたのは就職氷河期世代のネトウヨでした。「自分は常に悪くない」「悪いのはアイツだ」というような不満をいつも持っていて、「アイツなら何してもいいだろ」という思想を持っている…という訳なのです…。
次回、いよいよ戦闘です…。
第5話「事故の顛末・次回は惨劇」への応援コメント
弓削、納得の動き。
自分の都合だけで動くとなると、論理の穴はどこまでも広がりますね。事実を拾って繋げたならば、穴に突き落とすも可能という。
とは言え、鳥飼の気分が鎮まるはずはもちろんないわけで。
小川との繋がりは、物事を不幸な方向へ運ぶ上では何かと利用されそうです。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
実るほど、頭を垂れる稲穂かなという諺通り、相手がちゃんとやってくれるというのであれば、「ありがとうございます。よろしくお願いします」と頭を下げられなければ損をするようにできているハズなのです。
そこら脅迫をかけてきたら、弓削が全て逆転させてくれます。
しかし…これで、小川は順調に復讐の相手を関わらせていますが…これは幸運か? 強運か…。
第4話「粗暴・損気」への応援コメント
あー……(察し)。
他人を攻撃している気でいて、実は自ら墓穴を掘っている手合いというのは、こういう行動原理と映りますね。これも『相手を負けさせることに充実を見出す』クチでありましょうか。あるいは不都合な己からひたすら逃げているのかもしれませんが、かえって蟻地獄にはまっていく(それに他人を巻き込んでいく)のが……。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
水に落ちた犬を叩くような事が好きな連中は、10対0の事故となれば、傘に懸かって自分の事ばかり行ってくるはず…と思っています。
特に鳥飼は、神名が弱気に見えてしまう外見からも、傘に懸かって課題要求を通すことを選ぶタイプですね。
しかし鳥飼にこそ分かり易く弱点があり、ましてや正当な要求で簡単に追い詰められる程度の立場なんですよね…。
第3話「利害・それが彼らのルール」への応援コメント
応用や順応というのは工夫を試みねばできないことですね。会の身体操作も然り、あるいは神名のすまし顔も然りというところでしょうか。もちろん最初から上手くいくはずもなく、よって駐車には窮するわけではありますが。
この辺り、鳥飼の強引さとは別種の結果と映りますね。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
間接的に身体を動かしている神名ですから、ローラースケート履いてスケボーしているような感覚に近いのかも知れません…。本来、麻痺している身体でやる事ではないのですが、弓削の古本屋は、神名の存在が非常に大きいという設定なのです。
同人誌なんかの買い取りは、男性よりも女性が向く場合もあり、また出張買い取りしている古本屋で女性スタッフが来てくれる所というのは、多分、大都市でも珍しいと思うのです。
第2話「爽やかな土曜・早朝」への応援コメント
なるほど、悪意を実行に移す口実は、何でも構わぬ道理ですね。
事実、喧嘩を売りたい手合いの論理というのは、自分にさえ都合がよければいいものですし。
さて、これは悪意に足を取られる未来が眼に浮かびます……。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
手段も目的も関係なくやってくる…そんなイメージで書いています。タチの悪さは、後半に出てくる奴らの方が悪い…という風にできているといいのですが。
第1話「金曜日・深夜」への応援コメント
事実は最強の武器、ただし誰でも使えるもの――ではありますが。
不都合な事実から眼を逸らしてしまえば、そも事実を味方に付けることはできませんね。石井は限りなく自滅に近いかと。
一方で梓、自己犠牲の悪い面に片足を突っ込んでいるような。好意的な相手とWin-Winを築かなければ、献身もいずれ仇となりそうです。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
文字通り、皆、自滅していったのです…。己を知り、敵を知っても百戦百勝するとは孫子もいってませんから。逆に、己を知り、敵を知らざれば一勝一敗する…一敗は、ここでは大抵の場合、死を意味しますので…。
梓も、さてどういう未来になりますかね…。
第13話「永遠にならない想い故」への応援コメント
あー……これはこれで厄介な未来になりそうな……。
確かに梓の観察眼は優れているようですが、ある意味面倒を避けて泥沼に嵌まる道筋とも映ります。もちろん蟻地獄の方から手を伸ばしてきたわけですから、どう対応しようとも足を取られることには違いなさそうで。
行き詰まり感が色濃く漂いますね。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
相手に依存した想いなど、あってないようなもの…というのが、私の持論なのです。愛にせよ、復讐にせよ、ご大層な事はいくらでもいえるけれど、簡単に手段の目的化が始まり、いつの間にか歪なモノになっている例なんて、いくらでもありますから…。
ただ抜け道は…常にあるはずなのです。
第12話「混沌とした未来が約束されました」への応援コメント
まあ何と申しますか、自分の『駒』を潰し合わせて自慢の種にするというのは、いかにもな思考回路ですね。
狡知も働く小川ですが、それはあくまで『物事が自分の都合で収まっている範囲において』とも映ります。
いずれにせよ、人を呪わば穴二つ。小川は自ら墓穴を掘った可能性もありますね。
梓はこの短絡を見抜けたとしても不思議ではありませんが、さて。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
正直、この物語のコンセプトは「本当に頭がいいならば、こんな舞台には関わらない」なのです。
小川は頭がいいと思い込んでいるバカで、そしてバカといえば、まだまだ…それも、味方サイドにいる訳です…。
これで矢矯は確実に敵になった訳ですが、さて…もう少し酷い混沌があるはずなのです…。
第11話「聖騎士VS刃の騎士」への応援コメント
『誇張されたファンタジーに自己投影~厨二病という単語で自己弁護』という辺りが実に鋭さを帯びて映ると申しますか。
これは『ファンタジーという単語』をジャンルに限らず、『自分に都合のいい世界観』、と読んでみると実に刺さる向きが多そうな。
好きはいいのですが挑戦というほど己に厳しくなれず、厨二病という概念で『己に厳しくない言い訳』を作ってしまう、という本質を看破する一言と映ります。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
割とリアルの方で地雷を踏む事になっているというか、魚雷を放たれているというか…そういう状況が多いので、嫌いな音楽に対し、「何故、嫌いなのか」を入れてみました。
勿論、好きは構わないですし、誰かのために嫌いになれと強要するのは間違っている…と思うが故に、美星やルゥウシェが好んでいる曲にイメージを合わせました。
第10話「人を呪わば穴二つ」への応援コメント
さて、人を呪わば。
小川陣営、行動原理がマイナスに大きく振れているわけですから何をかいわんや。自らの都合で掌を返すとなればなおのこと。
もちろん物事を長い眼で見られるならこうはなっていませんが。掌を返す手合いは、いずれ掌を返されるのですよね。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
常に「自分」が中心にある者同士がくっついてしまいました。
小川が復讐の対象者にいる矢矯は、良くも悪くも人を嫌い性格でした。それは弓削や神名も同様で、この辺を敵サイドとの違いと思っています。
ともあれ酷い未来が待っているはずなのです…。
第9話「追い掛けてくる運命」への応援コメント
イラストも奥が深いですね。
技法もさることながら、画材に関しても相性がありますし。要は『食わず嫌いほど損をする』というところでしょうか。
いずれにせよ体や神経の使い方を開拓することになるわけで、そこには新たな発見も多々ありそうです。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
それこそ文房具屋程度でも、これでもかと画材がありますからね~。ちょっといい色えんぴつひとつ取っても、骨ベイン、ヴァンゴッホと様々、あります。
弓削や孝介は、会にとってどういう相手になるかは、まだまだ先になりますが…。
第8話「橙色」への応援コメント
『お家』に馴染まぬ性分とあれば、なおのこと会に対する風当たりは強かったものと推察されますね。長への従属を表向きでも強いるとあれば、奔放なな人格は疎まれそうに感じます。逆に己の道を行くとなれば、型にはまらず前途を拓く可能性を秘めてもいそうです。
で、絵となれば……。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
身体能力だけなら全国区というよりもプロ同然でも、そけだけで勝てると思ったら大間違いというのがスポーツの世界ですから…。
競技ごとのインテリジェンスを持たなくても勝てると思い始めると、それは頭の中に脳みそじゃなくて糠味噌でも入ってるというもので…。
そして絵となれば、百識が二人、いるんですよね…。
第7話「利害で繋がる三人、それぞれの午後」への応援コメント
利害のみで繋がるとなれば、関係性もドライそのものですね、もちろん互いにそれ以上の価値を認めていないからではありますが、Give & Take、無意識にも与えたものは戻ってくるもので。それがマイナスのものであっても。
害を与え合う関係というのは穏やかではありませんが、心穏やかに過ごすには相応しい前提があるということになるそうですね。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
利害で繋がっているのでは同志にはなれないのです…。
また他罰的に自己肯定する事に慣れている雅 梁などは、特に自分の将来も夢も食い潰していくしかない存在ですから、実は小川の考察も鋭いはずなのです…。
だから小川が仕掛ける潰し合い、案外、上手く行くかも知れないのですよ…。
第6話「破滅から抜ける道」への応援コメント
思惑、の上に思惑。
なるほど自己を正当化したい欲求は人一倍強い手合いのこと、利害が一致すれば歪なシナリオにも乗る道理ですね。ある種類が友を呼ぶ構図、言い換えれば衝突と難を自ら呼び寄せる立ち位置でもありましょう。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
小川はそもそも金のためよりも、自分の精神的な充足のために動いていると明言されているので、条件が揃えば動くし、その条件って意外に簡単なのです…。
小川の経歴に味噌をつけてまわった連中を倒せる策がある…となれば、奴らは動き始めます…。
第5話「噛み合わないパズルピース」への応援コメント
老人的な諦め、なるほど限界という殻を自ら定めて閉じこもる――『先々を開拓する気を持たない』という感が当て嵌まりそうですね。
ただしそれも教師陣を観てみれば納得のところはあります。要は『自分の利益のために生徒を利用しているだけ』。何のことはない、搾取を目論んでいるだけ――とも映ります。「こんな連中のために身を削りたくない」と思ったとしても、無理はなさそうですね。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
SNSに代表されるように、放言が許される環境が揃ってしまった場所に、高収益層と低収益層が集まった場合、まずネガティブな状態になる思うのです。
また教師たちについても、確かに努力しなければ到達できない地点に来たとはいえ、一部の生徒を特別扱いし、それが才能が最もモノをいう分野に見えるスポーツの優秀者に対してやっているのならば、「もうどうしようもない」という空気が流れる…という悪循環を描きたかったのです。
このDESの舞台になっている人工島自体、行き詰まっている者の吹き溜まり…といえる環境なのです…。
第3話「呪詛返し」への応援コメント
どうやら勢力図が流動を始める、その起こりのようですね。力を誇示して威圧してきた集団が恐れを維持できなくなれば、下剋上の機運も高まるのが道理でありましょう。
ただしその動機の大半は、欲に基づく野心というところでしょうか。何のことはない、己こそが次なる権威に成り代わろうという点では従来と大同小異、もっともそういう人物が集まる吹きだまりではあるのでしょうが。
さて、波乱の予感。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
誰も彼もが行き詰まっているのが、この物語なのです。
愚者は経験に頼り、賢者は歴史に学ぶという言葉の通りなのです。レバインたちは、自分たちが思いついた事が、既に誰かが試みて失敗したことの焼き直しになっている事なんて気付いていない訳で…。
結末はどうあれ、同じような惨劇が繰り返される事は必定なのです。
第2話「新たな蠢動」への応援コメント
さて。
こちらは六家二十三派にいい思いは抱いていないようですが、意識の底に他人を踏みつけたい衝動を抱えているようにも映りますね。他人の足を引きたい欲求、とでも言い換えられそうな行動原理を感じます。
現状に不満を持つことはあるとして、それをどういう形に出すかは資質を問われるところとも思われますが――さて。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
基本的に百識である事を特別に思っている者は、燻っていますから…。就職とか進学とかに繋がる力ではないのに、他人とは違う特別感だけはあり、誰かを十里なするために仕える訳ですから。弓削にせよ、矢矯にせよ、多かれ少なかれ同じような性格で、寧ろ基や陽大のような性格の方が少ないのです…。
第1話「都落ちの朝」への応援コメント
『一芸は(万の)道に通ず』とも言いますが。逆に一芸を極めるには万を観察する眼も必要になることが(持論)。
《導》を極めんがために視野を狭めれば、むしろ極みからは遠ざかることも。固定観念の『外』に誇れるものを持たねば、自己承認を育てることもできず、要は他人の足を引く思考に至ることも多そうです。彼女らはその『外』を見るに至れるか。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
さて、当主争いからドロップアウトする会と梓、第4チームの登場です。
彼女たちがどう動き、どういう結末に至るか…これを第二部の軸にしていきたいな、と思っています。
第44話「晴天の人工島」への応援コメント
『情けは人のために非ず』、この場合にも当てはまりそうですね。
情けが人との繋がりを作り、繋がりが人を強くもし、また共同体を強くもするわけで。これは独力では手に入れづらいものかと。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
手に入った報酬は聡子の命だけですが、それで十分と考えられるのが、基や陽大だったはずなのです。
他人を一人くらい支えられるようになれという意味が、人という字にはある気がしたのです。
ここまでで大きな第一部完という風に締められたかな、と私自身は思っています。
第43話「月華の下で我らは死なず――終局」への応援コメント
終結。
認識できないものには対抗しようがありませんが、勝ち筋もまたそうですね。乙矢の可能と不可能が、まさにその代表格。
つまりは工夫を怠らず、想定外を作り出す者こそが何事につけ強い――ということでありましょう。
象徴的で、教訓に満ちた道筋かと。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
乙矢が持っている力は、ちゃぶ台をひっくり返せる力なので、力押しがききにくい相手だったのです。弱点としては戦い慣れしていないため、効率的な選択ができていないところなのですが、アヤ側にも勝ち目があるにはあったはずなのです。
きっとが乙矢と戦っていたのが基だったら、乙矢が負けることもあったはずなのです…。
見下すとか過大評価するとかでなく、「自分のすべき事をする」のが正解である、と書けていると幸いです。
第42話「やるか――乱入」への応援コメント
小川陣営、なりふり構わず――と言いたいところですが。
実のところ、『都合の悪い自分』から懸命に眼を逸らしているところが大いにあると映りまして。で、「自分が優位を取れる」という先入観にすがりついている、と言う見方もできそうではあります。
と考える背景には乙矢の『魔法』が。力押しで通じない、でも力でなければ『不都合な自分』に向き合えない、そういう一面もありそうです。
あるいは乙矢はそこを見越しているのかも――などと希望的な勘ぐりも働きます。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
乙矢自身は、戦う事に長けている訳ではないですから、敗因となりうるものは大量にあるのですが、それを探し、突く事を選べないのが、小川陣営の六家二十三派の百識達だと思っています。
力を誇示し、それを認めさせる事は絶対条件ですから、分かり易い破壊の力を行使しています。実はルゥウシェの雲家衛藤派には、もっと違う、恐ろしい《導》の使い方があるのですが、それは、もっと先になります…。
そして乙矢が持つ魔法は、アニメでいうと、魔女っ子メグちゃんとか魔法使いサリーとか、70年代80年代の魔女っ子が使っていたものと同種と思って書いています。一つのことであらゆる事が起こせる、と。
乙矢自身が戦いに特化させた効率的な使い方に熟達していない点は、本当は弱点なんですが、果たして突けるかどうか…?
第41話「キャスティング完了――乱入」への応援コメント
『頭にくる』と『腹が立つ』、確かに!
怒りはともかく、それで判断力が維持できているかどうかは決定的に異なりますね。言うなれば自律がそこに在るか、ということですし。
乙矢と弓削をはじめとして、安土陣営はこの点に秀でる――というよりは、そこに価値を見出して己を磨いてきた面々でありましょう。つまりは真骨頂!
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
日本語の面白い所で、似たような言葉が色々とあるのは、指している状態が違うのではないか、と思ったのです。
安土陣営には、個人的な復讐を試みる者は一人もいないのです。直接的な被害に遭った基も、ルゥウシェを斬る事を目標としていませんし、また陽大も強制的に上がらされた舞台ですら、自分に理不尽な刃を突きつけてきた者に対し、許す事を選択している訳ですから。
怒りとは胸で燃やすものではなく、両足に込めて己の立つ礎にするもの…というのは、女神の白刃でも書いた、私の理想とする思考です。
第40話「我が名は魔法使い――乱入」への応援コメント
後悔、いずれ不可避ではありましょうが、乙矢としても板挟みの中で決断しただけに、難しいところですね。
ただ今となっては、ぶつかって事態を好転させるのみ。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
全てを見通せる力があろうとも、人間が力を行使している以上、見落としもあればミスもあるし、そもそも全てに於いて「自分の思い描いた未来」が来なければ公開するようになっている…と思うのです。
とはいえ、安土陣営もいよいよフルメンバー。寧ろ天秤は味方側に傾いているのです。
第39話「殲滅戦――乱入」への応援コメント
乱入を計算に入れるとなれば、確かに小川陣営にとってはここは乱入のしどころですね。あるいは計算とは別の動機かも知れませんが。
ともあれ抑制は吹き飛び、荒れ放題の乱戦の幕が上がるわけで。となると時間と距離の問題が再び浮上する話。
手加減無用の殲滅戦、行方はいかに。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
現時点で、陽大と仁和は退場済み、孝介に余裕はなく、神名と基は戦力を使い果たし、真弓は戦闘不能、矢矯は…他を無視するならば戦えるけれど…という状態なので、無傷の戦力がいる小川の方へ勝ちは転がって行ってしまう事もあるのです…。
第38話「撃鉄の落ちた音――決着」への応援コメント
孝介が至った意地の境地、なるほど生きる姿の数々から学んだからこそですね。
さらには呪詛の力まで引き出しての一閃、文句なし!
《方》はパッケージしにくくはあるようですが、模索次第で可能性を大きく引き出せる点では創作と通ずるものを感じます。《導》はさながら定理の通じる物理現象のごとし、でしょうか。
ただいずれも使い方次第、パッケージの外を模索すれば新発見がある暗喩とも映りますね。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
矢矯と姉が持たせてくれたもの、陽大と共に弓削からもらったもの、基が見せてくれたもの、その全てがあれば、孝介には絶対の勝機があったのです。
言葉は悪いのですが、対戦ゲームでいえば、敵側には最初からレベル99でコマンド入力したらデカいスキルや魔法が使える状態になっているのに対し、味方サイドはレベル1ながら、リアルタイムでコードを書き込んでいける状態になっているのをイメージしていました。
コマンド選択したら強い攻撃ができるのは簡単ですが、決められたことしかできないのに対し、コードを書き込んでいけば、解析やら入力やら、とんでもない労力と引き換えにあらゆる事ができる…と。
第37話「勇気と情と命の《方》――1対1」への応援コメント
身を捨ててこそ、浮かぶ瀬もあれ。
濁流よろしく押し寄せる攻め手も、逆に踏み込んでみたなら見える活路もあろう、というところでしょうか。
感情の手綱を取らないルゥウシェだけに、勝てる気でいる畳みかけには過負荷が覗き得る道理。そこに一瞬の隙が生まれるであろうことは、孝介にとって分のある賭け目と映ります。さてくそ度胸、血路を拓くか。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
現代ファンタジー全てに共通して込めている想いは「男なんだから、自分の幸せなんて考えるな、人を幸せにしろ」というのがあります。
自分が死なないよう、殺されないように攻撃するなど愚の骨頂というもので、「自分が死んでも、相手が倒れていたら俺の勝ち」と思えることこそが、ひとつの到達点だと思っています。
孝介にとっては矢矯が、陽大にとっては弓削が、基にとっては真弓と乙矢がいてくれるからこそ、自分の生死に関わらず敵を斃せば勝利に繋がると思える、そういう人間関係を築けてきた事こそが、今の勝機に繋がっているはず…なのです。
そして孝介は、その全てを見てきているわけですから、皆が行ってきた事を目指して突き進めば或いは…と。
第36話「孝介の覚悟――1対1」への応援コメント
意地が通った。意地を通した。のみならず、預けられたのは信頼の証。孝介にとっては重大な気付き、次なる進歩を掴む手がかりとなりそうな。
対するルゥウシェ、精神に進歩はなし、被害者意識と侮りに染まり、考えを変えない、であれば。孝介が新たに見たものが突破口となることも。
さて、勝負。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
ルゥウシェは、一歩でも間違っていれば、真弓や神名が陥っていた未来かも知れませんが、味方サイドの女性陣はそうならなかった、その紙一重の差こそが大きいと私は考えています。
碌な男が周囲にいなかったともいえると思うのです。
逆に孝介や陽大は、それらに恵まれていたからこそ、今、出せる力がある…と書けていれば幸いです。
意地に重ねて意地。
己を世にあらしめるもの、それは誇りにせよ意地にせよ、持つ者は一人ばかりとは限らず。
ただしそれは稀ゆえに、知る者はその価値を知る、というところでしょうか。
いずれにせよ各人の意地は目一杯、事態は揺らぐ、ならば付け入る隙もまた。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
矢矯は来るのです。矢矯とて、他作の八頭やベクターフィールド同様、命とは必勝の手段であり、可能性がゼロでないならばやってみる派なのです。
これでいよいよ舞台は終局へ向かって収束させられるのです…。
第34話「終局だと皆はいう――1対1」への応援コメント
さて孝介、腹を括りましたね。
相手は強大な力を動かせはするものの、激情に囚われ狙いも雑。何より過去を精算するに他者をもってのみ成そうという手合いです。心の隙は大きいようで。
ただし間違えば誤爆は爆弾の如し。針の穴を抜けるか、の勝負と見えますが、さて。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
孝介は最初から最後まで見てきたのです。勝てるから戦うけど負けるから止めるとか、10回やって8回か7回は勝てそうだから戦うとか、そういう事を考えない、ただ一戦して勝機はその場で作っていく決戦を挑んできた仲間の一員ですから。
そして孝介には、まだ援軍もあるのです…。
第33話「誇りの応酬――1対1」への応援コメント
真弓の意地!
本命とはいかずとも、石井の侮りをくじくには至りましたね。これはルゥウシェにとっても痛手であるはず。
何せ親友と言うからには、「負けるやつが悪い」と切り捨てることができませんから。心理的動揺を回避できない可能性が大というもの。
そして孝介、大番狂わせを導いた立役者でもあります。彼の意地に期待ですね。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
真弓も、支えてくれる人がいて、また自分が支えたいと思い、支えると決めた人がいるのだから、心に芯が通っているはずなのです。
そして、孝介にも支えてくれる人がいるし、支えたい者もある、それらを眼前で見せてくれた人たちがいる状況…数字にはできないけれど、不利と斬り捨てられない状況になっているはず…なのです。
第32話「月を斬る――2対2」への応援コメント
侮り、と一口に言えど。
この場合は自身の不都合から眼を背ける、いわば逃避の意味合いも強くありそうですね。
自分のありようが不都合だから、認識を曲げてまで自己を正当化する――という心理は往々にして陥りがちなもののようで。不都合を見つめる勇気を持てないところが起点ですから、不都合を塗り込めるために嘘を重ねることになり、いずれその嘘で己の首を締めていくという。
さて孝介、つけ込むからには。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
現実世界でも、優れた人ほど「欠点というのならば山ほどある。けど、それを補って余りある長所があり、欠点を受け入れる魅力に溢れている」という人のように感じます。
それに対し、欠点を無理矢理、ない事にして、「これは欠点ではない。欠点だと見えるのなら、世間やお前がおかしい」と振る舞い人も、割とよく見るようになって気がします。
そういうのを落とし込めて書けていればいいのですが…。
第31話「遅かりしとはいわせない――2対2」への応援コメント
さて孝介、意識の土俵に上がりましたね。
これで三者のシナリオは確実に狂ったことになります。そしてこの狂いに対応が最も速いのは、恐らく孝介。
番狂わせの予感が。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
孝介も、矢矯と仁和を失っていますから。決して勢いだけで登った舞台ではないし、ルゥウシェを斬る理由はあるのです。
共に大目標も翔目標も一緒ならば、手を取らない選択肢はない…と思って、こういう流れにしました~。
こちらへ引き寄せられるかは、まだまだ先ですが…。
第30話「炸裂――2対2」への応援コメント
脅威を脅威と見なす判断は、敵味方が複数となった途端に重みを大きく増しますね。
なるほど真弓は連携を取る気もないようですが、孝介は連携を経験してきた身ではあります。同時に相手の侮り癖も。
確かに瞬間瞬間のキレを欠く可能性はありますが、孝介は他の誰より呪詛と向き合ってきた身でもあり、あるいはそこに機転を秘めているかも知れませんね。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
真弓は、ルゥウシェと同じく復讐の方に意識を置いてしまっているため、孝介の言葉が届きにくいのです。またルゥウシェを斃すのを主と考えても、神名のように「食らって勝てるならクソでも食らう」という程の覚悟もないわけで…。
しかしながら、真弓とてバカではないのです。まだまだ起こりうるイベントがありますよ~。
第29話「不利は必然――2対2」への応援コメント
なるほど、小川なりの計算というわけですね。
ただし計算というのはどこまでも論理的なものであって、そこに感情が入り込めば途端に精度を欠くものとなりますね。そして小川の精神は論理的な一貫性を保っているとは必ずしも言いがたいところを抱えてもいます。
つまりは計算に穴があるわけで、安土陣営はその穴を衝けるかが勝負の分かれ目となりそうですね。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
小川は、卑怯臭い言い訳を駆使できるタイプだと思って書いています。揚げ足取りに終始すれば、口げんかには負けませんから。そして「負けないこと」を必勝できるというタイプです…。
突ける隙はいくらでもあるのです。…小川が無価値と断じて斬り捨ててきたものが、本当に無価値かどうか検証していない訳ですから。
第28話「魔法使いの一番弟子――2対2」への応援コメント
真弓には真弓の勝機あり、というところでしょうね。
相手の手の内を読まず侮ってかかってくるのは小川陣営の共通項、ならば出鼻をくじく形を意図したら。
さらには真弓にも抱えるものがあるようですが、さてそれが表裏いずれと出るか。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
真弓にとって基の一件は振り切るに振り切れない悲劇だったのです。神名が陽大に対して抱いている責任感を、真弓は基に対して抱いてますから。
しかし神名は長じていますが、真弓はまだまだ高校生のメンタリティしかない訳で…。
すんなり決着とはいかないのです。
第27話「最終戦――2対2」への応援コメント
崖っぷち。
小川も安土側の事情を読んでの策、となればそう簡単に逃げ道が見つかるわけもありませんね。
ただ一方で、小川陣営は相手を見下したい主観を判断の基盤とする脆さを持ち合わせてもいます。
想定外を導き出せるか、が勝負の鍵となりそうな。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
弓削と乙矢が戻ってきたら、形成が傾いてしまいますから…。ルゥウシェにとっても、孝介、仁和、矢矯を斬らなければ腹の収まりが悪い訳で…。
小川陣営ねまた、雁字搦めで行き止まりにいるのですが、そこに気付けていないのです…。
第26話「最終戦への道――4対5」への応援コメント
自分の不備は棚に上げ、どころか気にもかけない、というのはよくある話で。
そういう手合いは、往々にして自分の都合で論理を破綻させますね。掌を返す意味には、関心すらないのでしょう。
ただこの手合いが自分の都合に鼻を利かせるのもよくある話、小川の笑みに悪知恵が。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
小川はいわゆる「就職氷河期世代の負け組」を拗らせた人物をイメージして書いています。
自分の行動を検証せずに「社会が悪い」といい、また成功した者に対して、「(自分がこうなのだから)ズルをしたに違いない」と思い込む、と。
そういう小川ですから、算段の立て方というものがあるのです…。
第25話「鬼神と修羅――4対5」への応援コメント
迷いと修羅、その違い。
他者を想うがゆえにこそ、己の迷いも吹き飛ぶ理由となりそうです。そこに、己の認識する『罪』を関わらせるわけにはいかないのですから。
ただし己の『罪』を認識できる感性は、己への疑いと検証を導くもので、それは研鑽へと繋がるものでもありましょう。また相手の傷に思いを馳せることにも繋がります。ゆえに心根こそは高みを追求するに必須の要件たるのかも知れませんね。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
神名は過去が過去だけに、陽大や基に対する責任感が強いと思って書いています。そして陽大が決して取れない、卑怯な戦法も、死んでも拾わなければならない勝利のためならば行使できるのが女性の特権だと、作中でもいってきた訳です。
第24話「死に至らせる毒――4対6」への応援コメント
「知ったつもり」の驕り、「自分が正しい」とする思考停止、「他者を見下すこと」のみに拠る自己肯定。いずれも自分の外を見ず、都合の悪い事実から逃げ、殻の中で他者を食い物にする生き方に繋がる悪習ですね。もちろん当人はそこから逃げるために、さらなる犠牲を求めるのでしょう。
いずれ神名の傷を理解できるはずもなく、ゆえに相容れることもなく。ただ、神名は理解し合うことを知っていますね。これが最大の救いかと。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
私が登場人物全員につけている設定は「自分以外はバカだと思っている」なのです。矢矯や弓削など、味方サイドのキャラでも割とそういう部分があり、敵サイドはそういうものを暴走させてしまっている風に書けていればいいのですが…。
高い所からものをいえたら気分がいいですし、また自分が高みへ行かずとも、相手の足下に落とし穴を掘って突き落とすタイプもいる…と。
第23話「父よ、母よ、兄よ――4対6」への応援コメント
勝敗の持つ意味、捉え方は各人各様でありましょうが、基の勝ちが小川陣営に及ぼす影響は大きそうですね。
安土陣営が敗戦で抱くのは味方への想いであろうことに対して、小川陣営のそれは概して逆上に近いように想像が働きます。他罰的、あるいは味方を見ていない、とも見えますね。
基本としてそこに学びはなく、したがって成長もないわけです。
そこに本作のテーマの一つが込められているようにも感じられる一幕ですね。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
弓削、矢矯、乙矢以外では取れない白星を取られた訳ですからね。
そして刻一刻と弓削と乙矢が戻ってくる時間は近づいている…口でどういおうとも焦りがあるはずです。
次戦は、いよいよ全ての手段かを行使できる女・神名の登場です。
第22話「何と悔いなき天命か――4対6」への応援コメント
死に物狂いで状況を揺さぶれば、そこで初めて見える活路もありますね。
諦めないことが全てを可能にするほど甘くはありませんが、日頃から限界に挑んで自分を鍛えてみれば、いざ現場に立った時の知恵も機転も違ってくるもので。絶望の淵から這い上がることを覚えた基達の、そこが強さの一要因ともなりそうです。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
報われない努力もある、裏切られる努力もあると知っているからこそ、自分は裏切らないように努力する、そんな基だからこそ、私は彼を表す言葉に快男児とつけました。
基だからこそ一矢報いる事ができた…と書きたかったのですが、書けていると幸いです。
第21話「いみじき矜恃――4対7」への応援コメント
なるほど明津に欠けているものは、あるいは自らを信じ切れるに足る積み重ねであるのかも知れませんね。自惚れとはまた別に、己のギリギリまでを実際に試して確かめたが『実績』、これに基づく『自信』であろうかと。
観たくない限界から眼を背ければ、その限界が更新されることはないわけです。それでも自尊心を保つのに、他者を貶めるのはよく見られる光景かと。
ある意味その限界を知る基やペテルたちは、前進の足がかりを得ている、とも観られそうです。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
明津は自己正当化するために確信犯になり、他罰的に相手を責めていくタイプですね。就職氷河期に就職に失敗し、ネトウヨになった人をイメージして書いています。明津に限らず、ルゥウシェ、バッシュ、美星、アヤをそう思っています。
自分の努力や能力が足りなかった事を、時代が悪い、見る目がないと他罰的になり、成功している相手をズルをしたはずだ、コネがあるはずだ、と思っている…と。
他者を引きずり下ろす事に邁進している明津と、他人を引っ張り上げるのに必死な基…この差を描けていると幸いです。
第20話「独楽の如く――4対7」への応援コメント
足りないところの抉り合い、あるいはそれこそ戦の本質であるのかもしれませんね。『たられば』に頼るのも、自分にできないことを憎むのも、最終的には『逃げ』と断ぜられて言い訳は立ちませんし。
その中で、勝つために足掻いて工夫を凝らし続ける姿勢は、平時戦時を問わず粘り強さを養うことに繋がるのかもしれません。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
相手を負かす事が好きというタイプが世の中には多いと思って書いています。
現実でも大切な事のひとつに、不平不満をいうよりも、またそれを根底に持って他者を攻撃するよりも、自分のすべき事を邁進する事を優先するのがあると思っています。
明津は特に、そういう事ができないタチだと思って書いてますね。
第19話「超越できない生け贄役――4対7」への応援コメント
基、まっすぐがゆえに付け込まれた形のようですね。駆け引きに関しては経験も浅いので、そこも不利に働いた形でありましょう。安土の陣営は力押しを機転で覆してきたところが大きいこともあり、基は『卑怯ではない機転』をこれから学ぶことになるのでありましょうね。
もっとも小川陣営を眺めてみれば、『卑怯の定義』は人それぞれとも言えそうです。なので最後は『己に恥じぬ行い』こそがものを言いそうとも思われます。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
本来「真っ直ぐ行く」は好ましいはずなのですが、それを欠点にされてしまうのが、そういう舞台ですからね…。
小川たちは、仏の嘘は方便、戦の嘘は策略…というでしょうか。創作全てに胸痛させていますが、敵は大抵、「自分に有利に点がなければ戦わない。その上、敵地だ闇夜だ手負いだと、負けた時の言い訳だけは数多く用意し、こちらを罵ってくる」なのです…。
第18話「快男児の出立――4対7」への応援コメント
共通することを「同じ」と断じない基の柔軟さ、頼もしいですね。
多様性を認めるなら、大括りでの類似はあれど厳密な同一は存在できないことに気付きもしそうです。そして差異にこそ特徴は宿り、特徴を活かす土俵を見出してこそ優位を引き寄せるたくましさも得られると申すもの。感覚的にツボを心得る基の強さが垣間見えるようです。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
基は、清や乙矢たちから教えられたのは、「一生懸命になる事」が最も大きいと思って書いています。一か八かではなく、いざという時には絶対しか有り得ない事を、誰よりも心得ているし、身に染みて分かっている訳ですから。
負ければ後はないのだから、満を持して快男児の出立なのです。
第17話「魔剣士が明日、見る月は美しいでしょう――4対7」への応援コメント
搦め手ー!
陰険ではあるものの、場外を含めて勝負の場と見るなら、これはこれで策ですね。
そしてこの罵倒は精神を病むこと必定。重なるストレスが胃に響きます。
これからは、さて。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
盤外戦術を仕掛けやすい境遇ですから、矢矯。舞台では、これ程、頼りになる男もいないのですが、文字通り薄氷を踏むような毎日を送っているので…。
何にせよ、3連敗扱いになってしまった訳です…。
第16話「命と心の天秤――5対7」への応援コメント
そう来たか――!
なるほど、呪詛を逆用というのは妙手ですね。これは納得の適応力。
そして全ての根源、こちらにも深く頷きます。この考えであれば、この結論に至るのもやむなし。心の支えであるからこそ、反するわけにいかないその自律。
さてこの先は――。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
弓削のできる対処は、アプローチこそ違いますが矢矯にもできるのです。孝介は矢矯から授けられる時間がありませんでしたが、仁和はあったので。
しかし、その時間があった事に象徴される矢矯と仁和の関係だからこそ、この結末になってしまうのです…。
第15話「勝利への渇望は屈辱に勝る――6対7」への応援コメント
なるほど、先入観は最大の落とし穴ですね。
美星は自ら定義した屈辱に耐えてこの手に出たわけですから、それは裏をかく奇策たり得るところ。
対する仁和も手を工夫する必要に迫られそうですがなさて。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
何事も「あるかも知れない」と考えて行動しないと、「ないだろう」で行動すると痛い目を見ますね…。
ただ仁和は孝介と違い、矢矯と衝突していないので或いは…?
第14話「好対照な二人――6対7」への応援コメント
世界の中心に自分の都合だけがある考え方と、自他の都合がある考え方、両者の対立するポイントは他にも多々ありそうですね。
どちらがどう、というのはひとまず置いて、『敵を知る余地のある者の方が、有利に立てる機会は多い』という要素も絡んできそうです。
この対決、意義はどこに落ち着くのかも興味深いですね。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
矢矯などは「世界の中心に誰かといたかった」というタイプで、美星やルゥウシェは「自分を中心にした太陽系を作りたい」というタイプだと思っています。
矢矯が「ある条件が揃えば、どんな手段も肯定される」といっていた女性同士の戦いです…。
第13話「必然・因縁――6対7」への応援コメント
仁和が立つ理由、表情の意味、いずれも伝わってくるだけに、このカードには小川の思惑が窺えますね。
いずれ心理戦の部分も大きいでしょうから、因縁の対決という図式も心理を圧迫する意図がありそうと映ります。
一方で陽大、命を拾うことは叶うか否か。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
小川としては、自分のコマは全て格上ですから、相手が嫌がる相手をぶつければいいという算段ですね。
安土側からすれば、バッシュ、美星、明津の3人は落してはならないカードですが、さて…?
第15話「陽大に望まれる姿」への応援コメント
最後に手を出さないところが陽大らしいですね。弓削の静かな斬撃も格好良かったです。
作者からの返信
ありがとうございます。
陽大は、本当は大人しくて優しい少年なのです。基本的に仕返しができないし、許せない相手を自分の中で作れないから、生け贄役に選ばれた訳ですから。
弓削は時代劇の主人公をイメージしていて、大技を繰り返すのではなく剣劇で倒していくタイプと思って書いてます~。
第12話「初めて渇望した日――6対7」への応援コメント
神名、なるほどの観察眼。
確かに陽大、この論理に飢えているというのは納得です。背負いに背負ったものがものであるだけに。「頑張れ」とは、時に残酷な意味を帯びるのですよね。
しかしそこで立ち上がるというのは、いかにも陽大。むしろこの言葉であるからこそですが、心に穿たれた傷の深さを思わせます。
さてバッシュ、この手ときましたか。なるほど相手を潰すことに懸けている感を抱きます。これは日常社会に不適応を起こしそうな……。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
陽大を動かすのは、良くも悪くも人なのです。自分の望むもの、望む事をくれる相手のためには、どうしようもなく動いてしまう…。
兎にも角にも、1敗してしまったのです。
第11話「絶望の熱――7対7」への応援コメント
怨念、ここに極まれり。
否定の意志を出発点としているとは言え、技を編むにあたっては建設の過程も踏まえなければ成し得ないはずではあります。バッシュにおいて惜しむらくは、それを大願である演劇に向けられないところでありましょうか。
《導》に傲って地道な積み重ねを認めない、あるいはその点にこそ落とし穴が在るようにも見えますが、果たして。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
私は挑む事が好きでも、勝つ事が好きでもいいと思っているのですが、ただひとつ「相手を負かす事が好き」というのは誉められないと思っています。バッシュやルゥウシェは、そのタイプなのです。だから相手を非理潰すこ事を優先しています。
第10話「再現ならず――7対7」への応援コメント
牽制で時間を稼ぐ、というのも立派な一手ですね。
戦局は移ろい、流転するからこそ、機会を捉える重要性は揺らがないわけで。であれば有利な機会を数多く作り出すほど勝機は近付きもする道理です。
もちろん、得た機会を活かす知恵も度胸も大切ですので、負けないためには手を尽くし続けることも重要かと。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
安土陣営の百識は、戦闘方法が偏っているため、矢矯に照準を合わせると応用が利くという事もあります…。
乙矢ならば噛み合わない、弓削ならば切り抜ける力があるけれど、陽大には果たして…?
第9話「開幕――7対7」への応援コメント
さて、まずは小川の裏工作が大方図に当たった印象ですね。安土の陣営は他にも波乱要因が多そうですが、これをいかに乗り越えるかも醍醐味と言えそうです。
いずれ機転と工夫、次の手を考え続けてこそ明日も見えるところが大きそうです。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
ピンポイントで狙ってきた訳で、こういうのは攻撃側が防御側よりも有利ですから…。
また実際に刃を交える前に勝負は付いている場合があるのですが…さて、どちらが戦略で優位に立っているか…?
第8話「スタートは小川の手の内――7対7」への応援コメント
除外の意味!
なるほどお膳立てとしてはアレですが、色々と良からぬ仕掛けがバレそうではありますね。もっとも思惑通りなら、暴露どころではなくなっているのでしょうけれども。あくまで口を永遠に封じるのが前提と映る手は、果たして過去にどれほど使ってきたのやら。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
隙はいくらでもあるのです。防御方法もあるにはあるけれど、取れない方法がやたらと多いのが、安土陣営の百識たちですから…。
第7話「排除されるべき男」への応援コメント
矢矯、これは納得の背負い込み方……!潰れやすいパターンを突き進んでいますね。
もちろん勝ち抜き戦とあれば、『負けない戦い方』を旨とすれば……あるいはそこが小川の罠?
そう考えてみれば、小川は思考が偏ってはいますが罠を張るのは得意そうではあります。相手の得意の土俵に乗るのは得策ではありませんね。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
矢矯は、自分の大切な人のことは重大に考えるし、そのために自分ができる事ならば無理も無茶も通して実行するタイプですから…。
他者に対して、それを強要してしまう悪癖もありますが、命から必勝の手段である矢矯です。
小川は、こういうところを突くのが上手いでしょうね、確かに…。
第6話「編成完了」への応援コメント
相手を人と認めるゆえに、『心は読めない、操れない』のが大前提となりますね。ですが一方で、『一貫した相手の行動原理を信じる』ことはできます。一貫性を欠く相手ならば掌を返すのも人格のうちですが、貫ける相手と信じるならば理をもって説くのが礼節でありましょう。
安土は自ら貫くものを持ち、また貫ける者を選んできたものと拝察します。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
安土が必死に集めてきた、「きっと役に立つもの」が輝ける時が来たのです。利害の一致、また売っていた恩という見方も出来るのですが、皆、それぞれに人格的、人間的な欠点はあるけれど、それでも長所もあり、その長所は「自分が一生懸命になると決めた相手のために、一生懸命になれる」な訳ですから。
第5話「烏合の衆」への応援コメント
さて安土、結束のためには共通の敵を示す手ということになりましょうか。
相手の出方をある程度予測できるという自分の強みを理解しつつ、とにかく人心を動かすことに専念というところでしょうか。
人心掌握などと一言で括られがちですが、実は日頃から信頼関係を構築し続けてナンボのところがありますので、この辺りは小川陣営には理解の及ばないところかも知れません。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
皮肉なもので、嘗ての陽大、また今、被害に遭っている聡子や基が生け贄役に選ばれた理由は、悪い事の責任を一人に押し付けるため、即ち敵の設定こそが団結を高めるという事だったのですが、安土が取れた行動も、実は同じベクトルになってしまっていたのです…。
ただ違う点は、この戦いは誰の得にもならないという事なのですが…。
第4話「安土の編成」への応援コメント
小川、まさに『自分の理解できない価値観の存在を認めない』姿勢ですね。そも(都合の悪い)想定外を認めることができず、ゆえにそこから学べない狭量を感じます。もちろん、そこに付け入る隙はあるわけですが。
数字に表れない安土の努力、実を結んで欲しいものです。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
安土も利害を度外視してきたかと問われると、決してそんな事はないのですが、自分の楽しみのために行動した事は一度たりともない、その一点が小川と安土の大きな差である、と思って書いています。
感情的な事、利害の事、それらを矢矯たちと寄り添う形で接してきたのは確かな事なのです。
また安土が関わってきた者は皆、本当ならば他者を傷つけて自分の自尊心を満足させようというタイプでない事も、小川とは対照的なはず…と書けているといいのですが…。
第3話「急がば回れというけれど……」への応援コメント
『自分が理解できない価値観が存在する』という事実を、受け入れようとしないない(受け入れ難さを克服しようとしない)者というのは、決して受け入れようとしませんね。そしてその一点で自ら墓穴を掘る姿を見かけもします。
こういう姿勢は往々にして『都合の悪い事実から眼を背けているだけ』の場合も多いようで。
想定外というものは、あるいはその存在を受け入れることで強くなれるものなのかも知れません。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
情報源をネット、特に個人が発信しているものだけに絞ると、自分に都合のいい情報しか集まらず視野狭窄に陥る事が多々ある…というのを見て、小川たちのキャラクターに落とし込んでいます。
マスゴミと連呼するけれど、自分がやっているのはゲロッターでしかないというタイプですね、小川たちは。
第2話「ゲームのルール」への応援コメント
人を呪わば穴二つ、と申しますね。
主人公勢は色々とやむなく穴を掘る羽目を見ている印象ではありますが。
敵手勢は穴二つでは済みそうにない人揃い……(汗)。
これは何かと悪循環に懲りていない面々という気もしてしまいます。破滅というゲームの盤上で踊っているのは、実は彼らであるのかも――などと思ってもみたり。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
手段の目的化は容易に起こるし、起こしやすい性格、気性というものもある、と思って書いています。
小川の陣営に属しているキャラクターは非常に他罰的、もしくは確信犯的に自分の今を捉えているため、「では、あなた自身はどうして来たの?」が抜け落ちている事が、かなり多いのです。
ここから少し人間模様の描写が続きますが、後半、怒濤の決戦です…。
第1話「破滅の始まり」への応援コメント
なるほど、このための七振りでしたか。集団戦となれば、弱った敵を集中的に討ち減らす戦法も出てきますね。
それも厄介ですが、さらに口約束が盤石でないのも始末の悪いところ。
都合よく曲解する癖が見えているのに、それでも乗らぬわけにいかない事情がまた泥沼感に拍車をかけると申しますか。
さて抜ける手はあるのか、興味の尽きないところです。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
因縁の7人と、刀を作るために回らなければならなかったのが北斗七星の軌跡だった事に加え、後々、まだ理由が明かされます、7つだった理由…。
いよいよ第一部の終盤というところです。長丁場の賞になりますが、読んでいただけると有り難いです。
第24話「涙を背負って、一言」への応援コメント
決着ここにあり。
結果は必然の積み重ね、よって小さくとも積み上げたものが結果を手にする、という構図が思い浮かびます。
同時に、結果に伴う責任を他人に押し付ける罪深さにも思いが至ります。結果が全て他人のせいなら、過程に自ら手を出そうとしなかった責任は、果たしてどうするのか、とも。
過程を己のものとしてこそ、狙う結果となる――そんな教訓を垣間見た思いです。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
弓削と紀子の差は、弓削は「欲しかった愛情は、どこかでなくした」と思っているのに対し、紀子は「欲しかった未来は、弓削が奪っていった」と思っている…と書けていると幸いです。
紀子は自分で投げ捨てたものを、弓削が奪っていったと思っているし、また嘘も吐き続ければ真実になるというノリで、自分の正義を疑わないタイプだからこそ、何もできず終わった…と考えて書きました。
第23話「斬れ」への応援コメント
まさに表層、雅は『スペック』に頼ってしまいましたね。相手が同じくスペック頼みならばともかく、勝負を自分の土俵に引きずり込もうとする足掻き合いの只中においては、スペックという道具を扱おうとする機転や工夫に弱点を晒しかねない失態とも映ります。敗因ここにあり。これに気付き、暴き出した孝介は堂々たるものと申せましょう。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
敵側のキャラクターには、本来、数値化などできないもののはずなのに、数値化し、比較する事で有利不利を見出し、有利だから戦う…というタイプが多いように書いています。
何事に於いても、今、手元にあるコマを理解し、頼り、用いる事が重要なのですが、容易くソレを見落としてしまう人が、意外にいるような気がしまして…。昔の、4番とエースばかり集めていた巨人が意外と弱かった事が頭にありました。
第22話「切り札アリ」への応援コメント
裏の掻き合い、戦の要は常にこれでありましょうね。
ゆえにこそ敗因のみが存在する、と。
自らの土俵に勝負を載せ、相手のそれからは外し続ける駆け引き、それを悟れば力押しとはまた違う攻め手が生まれるというもの。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
勝因のない勝利はいくらでもありますが、敗因のない敗北は存在しませんからね~。
敗因になる要素は、圧倒的に雅の側が多いはずなのです…。
第21話「遅かりし的場孝介」への応援コメント
パッケージ化という概念には、将棋の定石にも通ずるものを感じますね。一連の動きをまとめることで『使いやすさ』と『一定の効果』を両立させることが可能になるという。
ただしその一手一手の背景に在る、いわば『設計思想』を理解しているか、あるいはそこから学びを得ているかで、『応用』の可能性が大きく変わる印象もあります。パッケージに込められた意義を汲んでこその強さ、とでも申せましょう。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
百識は「血統を残す事」を主としているので、《導》や《方》は教えやすい、伝えやすい事が求められるため、パッケージ化できる事が優先されている部分があると思っています。
自由度という意味では、矢矯や弓削の身体操作は幅が広いし、乙矢の魔法に関していえば「想像力が続く限り無限に作れる」というものな訳ですから。
ここでも「簡単な方、容易い方に流れる」というのを込めたいと思っていますが、書けていれば幸いです。
第20話「雅に死角なし。孝介に死角あり」への応援コメント
攻防一体。
前は敵の距離感を狂わせ、また敵が討つべきポイントをずらす点でも有効と感じます。
雅の陽動もお見事、ただし対応してみせた孝介も鋭いセンスを発揮していそうです。
ただし孝介も先入観や固定観念に囚われ始めていそうですね。自分ができることは、早晩敵にもできるはず。この際は敵の多い立場が、かえって敵の多様性を引き出してしまいそうです。
さて、孝介の適応力やいかに。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
孝介は自己評価が非常に低いのです。実際に孝介が持っている能力は、決して低くはなく、常に矢矯や弓削からもらったもので勝機が作り出せるのですが、それを見出せない事が多い…という事を表現したいですね…。
第19話「驚異の新家」への応援コメント
紀子の読みはある程度まで外れていないように映ります。ですが侮りという先入観と固定観念に縛られておりますね。自分の過ちを直視できないところからも、これは窺えるところです。
とは申せ、《方》を『自分を含めた対象物を操る力』と定義づけている雅は油断ならない相手とも見えますね。
さて、孝介の機転やいかに。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
自分の目指す所、できる事を確立しているところは雅の強みですね。自分の能力を把握している一点で、紀子は雅をパートナーに選んだ訳ですし。
1対1なら孝介の負けですが、この戦いが厳密な意味での1対1かどうかは…?
第18話「刃の騎士」への応援コメント
時を読むのも、また戦のうちですね。
そして相手を知るのも、また。
ただしここで情報源を絞ってしまうと、時には罠を仕掛けられ得るとも考えられますね。欺瞞とは限りませんが、意図を込めて事実を流すことも、また駆け引きのうちではあります。
さて安土と女医の意図は、そこにありやなしや。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
大抵、相手より自分が有利だと信じて疑わない人は、本質的には頭が悪いと思って書いています。特に、こんな舞台では、互いに水を張った洗面器に顔をつけ、どちらが長く息を止めていられるかの勝負をしているようなものなのだから…。
第17話「回答集を持つ女」への応援コメント
答えを先に知ってしまうと、『正解ではない試行錯誤』の価値が削がれてしまいますね。正解ではなくとも、答えを探して足掻いた跡は、仮説を立てて検証する能力や、ひいては応用の幅にも繋がるものと信じます。
とは申せ、命を繋ぐ時間制限もまた悩ましいところではあります。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
登場人物を年少、年中、年長と分けた場合、神名は年中になりますからね。モノは知っている方なのです。
大抵の場合、時間とかお金とかいうものは足りなくなるようにできてます…。孝介も、いよいよ何度目かになる命の遣り取りです。
第16話「午後のカフェにて」への応援コメント
安土、難所を突っ切ってツボへ事実を突き付けますね。これは世話人稼業の度胸の賜物というところでしょうか。乗り切ってきた事実は軽くありませんね。
さて後に残るものがないとはいきますまいが、突破口の足がかりはまず掴んだように映ります。これからが本番でありましょうけれども。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
安土こそが、矢矯のいっていた「ある条件の下では、女性の行動は全て肯定される」を地で行くタイプです。娘を守るため、何でもするので。
安土が知る百識の中では、弓削、矢矯、乙矢が三巨頭というところなので、三人が少なくとも反目していない状態を保たないとダメですしね…。
第15話「心臓へ向かう折れた針」への応援コメント
矢矯、さすがに心穏やかとはいきませんね。
その根っこは深いだけに、そう簡単に割り切れるものでもなさそうです。
さて同族嫌悪もありそうな展開、孝介の立ち位置は雨を降らせて地を固める役に立ちますかどうか。ただ安土も手は用意してあるでしょう――とは言っても、一筋縄とはいきそうにありませんね。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
矢矯の強さには、その根底に執着の強さというものがあるので、ここも表裏一体の事と書けていればいいのですが。
ただ矢矯の特徴はもう一つ、「本気で人を嫌いになる事は希」というのもあるので、その辺をどうしていくか…なのですが、これは後々まで尾を引く問題になるのです…。
第14話「弓削がもっと愚か者だった頃」への応援コメント
ああ、判断の元にする情報や視点の大切さよ……。
確かに視点を変えれば判断も変わりますが、その際には判断の根拠を観察せねば足を取られる――という教訓が迫ってきますね。
故にこそ考え続ける大切さを、弓削は体現しようとしている、とも取れるところがあります。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
人生のイベントは常にトセイ・アンド・エラーですから、エラーは必ずありますからね…。弓削の場合、それが有り得ないくらい大きかった訳です。
人一倍、大きく傷つく失敗をしたからこそ、それを後続に知らせたいという気持ちは、弓削にも神名にもあるはず…と思って書いてます。
第13話「現実は、否応なしに進んでいく」への応援コメント
孝介と矢矯、それぞれの背景があってそれぞれの縛りがある印象ですね。
縛りそのものは足がかりになることもあって一概に邪魔物とは言えませんが、思考を狭めてしまう場合もあるので要注意というところですね。聖人君子とはいかないのですが、折り合いどころを求めて足掻くのもまた成長の糧とできるのならばしたいところです。楽ではありませんが、ゆえにこそ得られるものもあろうかと。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
一意専心といえば聞こえはいいけれど、やっている事は一日千秋の如く進歩がない…というものも存在してしまう中ですから、実は簡単に袋小路に入り込んでしまう点でもある…と思ってます。
そして時間はいつも有限ですね…。
第14話「Last dance」への応援コメント
矢矯、これは存在意義を見失っている可能性が。美羽との和解という幻想は消え、孝介と仁和の師としては役目の終わりを認識し、日常には希望なく……。そもそも認識をアップデートできない者から脱落していくこの場において、矢矯は見事に条件を揃えてしまっているようにも映りますが、さて。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ありがとうございます。
矢矯はブレていないと思って書いているのですが、そう見えていないならば修正が必要ですね。
矢矯が安土から依頼され、自らに課したのは戦う術を与える事ではなく、「二人を生き残らせる事」であり、「どう降ろすのか」ですから、降ろせる好機と、その後の道筋をつけた今、自分自身の命は必勝の手段にしてしまう男である…と、ずっと書いてきたつもりでしたが、これではダメですね。