矢久勝基様の『破戒の海』その1

 まず最初に謝罪を。

 私の読む能力がないばかりに、矢久勝基様の長編の小説『破戒の海』の感想を分割して上げるということに至ってしまいました。

 そのため、ここに載せた感想は矢久勝基様の『破戒の海』の一章に応援コメントとして載せたものを上げています。


 それでもよろしければ、ぜひ感想を覗き、矢久勝基様の『破戒の海』をがっつりと読んでいただければ幸いでございます。


 初めまして、転ぺんと申します。

 この度は企画への参加、ありがとうございます。

 本来なら、すべて読み終えて感想を上げるのが筋なのですが、如何せん全てを読み上げるには内容が濃く、じっくりと追っていきたいと思ったために、まずは最初に、こうして1章の区切りで応援コメントを残させていただきました。


 では感想なのですが――。


 この破戒の海の世界観の中心ともなっている魔女、そして弓槻を始めとする戦艦などの近代武器。

 これに心の踊らない男の子はいません。私もそうです。

 

 ですが、もちろん兵器に興味のない人でも、男性でも女性でも関係なく、矢久勝基様のわかりやすく丁寧な描写に目を見張り、感嘆の声を上げる。それほどまでにこの作品の世界観や物語の動きの描写は素晴らしいものだと思いました。


 コトヨイと飛竜の空中戦は特にその光景を容易に想像出来るほど、細やかに、そしてリアルな動きでした。


 ただ、どうしても気になったのが、誰の視点で物語が進められているのが明白ではない。1つの区切りに1人だけではなく、別のキャラクターの思惑、思考、考えなどの心が文章に出てきてしまっていること。

 それがどうしても気になってしまいました。


 それともう一点、これは個人的な感想になるのですが、もう少し世界観や景色の描写だけではなく、もう少しピックアップされるキャラクターを絞り、そのキャラクターの内情の描写が欲しいと思いました。

 キャラクターでいうのならメイアですね、もっと彼女の心情が見たいと思えました。


 ですが、それに余りある丁寧な背景描写には、同じ書き手として見習わなくてはならない箇所がいくつもありました。



 短いですが、一章の感想とさせていただきます。

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