第8話 ホリエモンミサイル製造事件/C国UMA捕獲失敗

今回はただの記事です。

こんな感じで世間には報道されていますというようなものです。

主人公は登場しません。

補足みたいな物なので、読み飛ばして頂いても大丈夫です

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あの事件は今……(2018年11月13日発行)


◆ホリエモンミサイル製造事件


2018年6月30日午前5時30分ごろ、インターステラテロリジズTEPODON2号機の爆発時の映像より。打ち上げからおよそ4秒後に、それは起こった。

ホリエモンこと堀江容疑者が設立した日本のロケット開発企業インターステラテロリジズ(IST)による観測ロケット「TEPODON2号機」の2回目となる打ち上げが行われた。

「TEPODON2号機」はいったん、ロケットの打ち上げ地点(射点)から離昇を開始したのちに急に角度を変え南東に向かって飛び始めた。

およそ4分21秒後にLOCに着弾、機体が大きく折れて中から爆薬を撒き散らしロケットに使われていた液体燃料に引火して 大爆発し炎上した。

が、不可視のバリアに阻まれLOCの撃退に失敗、武器所持、および武器製造、銃刀法違反など全12個の罪状により逮捕され懲役60年の刑に処された。

堀江容疑者は知人から工業用ダイナマイト、ロケットに乗せられる最大量であった120kgを詰め込みLOCへ向けて放った。このミサイル製造事件は容疑者の独断であったという。

ミサイルは目標通り飛んでいき空を白く染めるほど巨大な爆発を起こしLOCのバリアによって塞がれ残骸も市街地に落ちる前に杉の塊の中へと吸収された。

懲役60年という刑の判断はどこから来たのか、テロ犯罪対策審議会の元役員 玉田慎司さんに話を伺いました。

1

Q「今回の判決で言い渡された懲役の年数ですがいくらなんでも重すぎではないかとの声が上がっている現状についてこの判決をどういう基準で決められたのか教えてください」

A「はい、過去に彼は法律に違反して捕まっていること。2度目の事件とあり反省が見られないと判断されたこと。

ロケット技術を国の許可もなく兵器開発に転用したこと、今回使用されたミサイルがもしLOCに着弾していなかった場合、最低でも4000人以上の死傷者が出でいたという調査結果から判断されたものとなります」

2

Q「LOCが日照権を害していることに対して司法は何か動いたりはしないのでしょうか?」

A「はははっ、いや。あれは言葉が通じる共思えませんし、せいぜいネットで騒がれている"中の人"とやらを任意同行で引っ張る程度しかできませんよ」

3

Q「では中の人は逮捕可能だと?」

A「それがですねぇ、難しいと思いますよ。我々の業界ではゴーストという異名で呼ばれ始めていまして、まず何故かカメラなどの情報記録媒体に映らない。のです。彼がハロウィンの際にトラックを運転していましたがビデオカメラを使用したところまるでひとりでにトラックが動いているような心霊映像になってしまいます。それから彼は一切証拠を残しません、皮膚や髪の毛からDNAを取ろうにも落とさなければ取れませんし、指紋も残しません。それから追いかけると空に逃げるか壁をすり抜けて逃げられてしまうのでとても捕まえられるとも思いませんし、公安が調査した結果では彼の後をつけたが家にたどり着けず、戸籍も見つけることができなかったそうです」

4

Q「もしも、中の人を捕まえたら刑はどのようなものになりますか?」

A「それは現状不可能です。

LOCが日本に現れてから我が国は大国に対して対等な外交が可能となっています。おそらく逮捕されてもすぐに釈放されるでしょう。それに日本中のスギを引っこ抜いて常に中に浮かべさせて置けるような人間をとても捕まえておけるとは思いませんが……」

というように今では国によりLOCの行為は正当化されそれに牙を向いた容疑者には思い判断が降ったと見られています。



◆C国軍UMA捕獲に失敗、被害想定が700億円越え


2018年6月30日午後11時30分ごろ、応州市(クオンツァウ)花都区にて中堅のマフィアであった"龍泉六花爺"が襲撃される事件が発生した。

近隣住民から通報を受け、治安維持の為に出動した解放軍の前に合わられたのは日本ではお馴染みのドラ○エに登場する木の魔物トレントによく似た生物であった。

車が走るような速度で動き回り、近くにあるものを片っ端から破壊する化け物に混乱に陥ったが共産党の指示により軍は捕獲計画を立てた。

が、装甲車だろうが戦車だろうがこの木の化け物の体当たりにより使い物にならないくらい凹み、それに戦果した兵士達は町の中であるにもかかわらずロケットランチャーやマシンガンを使用した。

しかし、化け物に到達する前にLOCに見られた不可視の壁に阻まれ、まともな攻撃を食らわせる前に崩壊、辛うじて戦っていた兵士達も球が切れると他の兵士達と同じように逃走した。

その後、リンゴの木達はウネウネと高速根っこを動かしながら移動をして、"龍泉六花爺"と取引があった企業や組織を破壊して回った。

また同時刻、日本国内ではリンゴ泥棒と顔に書かれ裸にされた上、亀甲縛りで動くリンゴの木に引き摺られる男4人が渋谷で目撃された。

スクランブル交差点の中心まできたところで男たちは解放され何度も何度も枝で尻を叩かれてリンゴのように赤くなったのち満足したのか化け物たちは帰っていった。警察は戦わなくて済んだことに安堵し、解放された4人を任意同行した。

そして彼らは泣きながらリンゴを盗んだことを暴露し、翌日午前2時には、LOCろっこちゃん名義でリンゴの化け物たちがリンゴ泥棒に関わった奴らを征伐に行くという題名で動画を投稿した。

また各地で出動した人民解放軍はことごとく撃退され80機を超える戦車が破壊されたと見られている。

共産党の周近隣は11日午後TwittorにてLOCろっこちゃんを激しく非難したところ、ピザが100枚届いたようだ(現在は消去されているが、側近が載せた写真があった)




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