第6話 リンゴの殴り込み。やられたらやりがえす!嫌がらせだー!

重大なミスを発見したので、後で治します。

LOCちゃん→ろっくちゃん。だったのがいつのまにかろっこちゃんに!?怖い全然気づかなかった……どうでもいい報告でした。すみません。

続きをどうぞ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー





やあやあやぁ、11月といえばなんだろうか?そう!リンゴの時期だよ!

めちゃくちゃ強引な入り方でごめんちょ。

最近、リンゴの生産地で泥棒を働く愚か者がいるそうで、MHKみてなかったらわからないところだった……。

そういえば、少し前だが小説でゴブリンには畑の概念がなく、畑は人間占領している豊かな森、くらいにしか思ってないみたいな内容を読んだ記憶がある。

今回の泥棒はゴブリンらしい。

ゴブリンは見たことないけど中身がゴブリンみたいなのは沢山いるしなぁ。泥棒が誰だかわからないや。

捕まえて農家の人達助けてあげたいんだけどなぁ。

あと、助けた動画流したら評価上がりそうだし。

計1万個以上のリンゴが盗まれたと聞いてどこでそんな大量の盗品が捌けるのかと疑問に思ったけど、テンプレ的に海外だよね。

リンゴはナマモノにしては持つ方だけど盗品は運びやすく隠しやすい船で運んでいると仮定すると例の動画で退陣させられたムンジェイソンがいるK国か自己中心と過激思想と爆発物と何かで出来ているC国しかありえないな。

自分的にはC国が嫌いだから例の大統領みたいにやったことにしてもいいんだけど、今回は調査っていうか一切合切ネットに晒してやった方が面白そうだからやりまーす。


◆◇



今まで何度も超能力を使ってきたわけだけどハッキングしたものを盗聴したり、それをネットに流したりするのは初めてだ( 大統領のアレは流失じゃなくて作ったやつだし)から、久しぶりに本棚から骨董勇者を引っ張り出してきてパラパラとページをめくっていく。

骨董勇者って覚えてるかわからないけど、超能力でいろいろやってみるキッカケになった作品ね。

骨董勇者は、片手間に骨董品を売りながら干渉とかいうチート能力を使ってネットを支配下を置いて悪い奴らの秘密の階段やら会話やらを動画にして生放送するとかいうえげつないやり方をしている。

無双初心者の僕にピッタリの教材だと思う。


念力的な力で本を浮かべながら左手にスマートフォン、右手はパソコンの画面の中に手を突っ込みめちゃくちゃ強引な方法で生放送が出来る環境を整えていく。

骨董勇者では干渉とかいうチート能力でも一応セキュリティを破ったりしないといけなかったけど、僕の場合はそういうものどもは無視して何もかも情報を取り放題だ。

例えば群馬県安中市にて日照権のデモに参加しているくせに実は埼玉県に住んでいらっしゃる高橋慎也(28)さんは、リョナ好きで大変趣味の悪いグロ画像を沢山持っていて中学生の頃は公園で鳩に矢を撃っていたような犯罪者予備軍だ。

まあ、デモやってる人ってそういう人多いし。

他にもこの前、ろっこちゃん公式に日本語で、質問っていうのか?頭のおかしいことを書き込んできたアカウントの持ち主が実は大手食品会社の社長だったりして少し驚いた。

なんせ、う○こを連発してたからガキかと思ったらまさかの68歳。アレだね。日本人はモラルがあるとかメディアで言うけどネットだと馬鹿ばっかりだね。再確認出来て良かった。


さて脱線したわけですけど、こんな感じで適当に見ていたら泥棒さん見つけちゃいました!

しかも、この前気づいたんだけど翻訳ソフトも超能力で改造すれば外国語わかんない問題が解決するような気がしてやったらなんか出来てしまった。

そんなとても都合良く出来たアプリを使ってリンゴ泥棒の人達の会話記録を日本語に直していきましょう!


佐藤秀樹、佐賀吉見、渡辺祐介、中山修哉を名乗るチャイニ……じゃなくてC国民。こいつらが現行犯っぽいねー。

ラインを使うとか馬鹿なん?馬鹿でしょ。それだったらC国の"うぇい↑ぼー"

でも使えばいいものを。

まあ、どっちでもハッキング出来るけど。

あまりにひどいので殴り込みしちゃいまーす!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

11月10日(土)


佐藤 :赤玉5000預かりだそうだ。20:21

佐賀 :こっちも1200預かりだとよ。報道されたとかで一旦休ませることになりそうだ。20:23

渡辺 :あともう少し稼げそうだったんだが今年はこれで終いか?20:30

佐藤 :上はそう言っている。20:31

佐賀 :しっかし、佐藤さんも考えることがエゲツない。20:33

中山 :全く同感だ。最初、リンゴ農家になってリンゴ泥棒を手伝えって言われた時大丈夫かこいつって思いましたしな。20:34

渡辺:日本人が馬鹿なだけだ 20:35

佐藤:そうだな20:35


<<ろっこちゃん公式が参加しました20:35>>


中山:は?誰だ招待したやつは?

ろっこ:勝手にお邪魔しまーす!拒否権はありません、逃がしません、hihi☆このクソッタレなリンゴ泥棒さん達よー。大人しく出頭してくれませんかねー。

佐藤:お前頭おかしいだろ

ろっこ:なんとでも言うといい。ただ君たちが随分と楽しそうなことをしているのでね。証拠映像をネットに投下しておきましたよ。とりあえずそれの報告と言うわけで!

佐藤:からかうのもいい加減にしろ

渡辺:住所つきとめてぶっ殺すからな

ろっこ:え?なんだって?ワタシ日本人アルヨ、チャイニーノコトバワカラナイネ。あばよリンゴ泥棒


<<ろっこちゃん公式が退室しました>>

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こいつら下っ端だしな、適当に煽って終わりにしとおくか。

煽っているうちに復元して抜き取ったデータをもとに上とやらの正体をつきとめてあげましょう。

はい、3秒でたどり着きました。

ボスの名前は龍珍款とかいう大陸マフィアだった。

なんでも帰化したとこになっている偽日本人(C国民)を使って日本からリンゴを奪い農協を通して綺麗なリンゴに洗浄され堂々と船に乗せられ台湾に運ばれる。

台湾は中国政府のマッチポンプにより親日で本国と中が悪い的な感じに見せていて親日を歌っている国に調査を入れるわけにもいかず、リンゴを本土に売るさいの中継地にしているらしい。

そのリンゴの利益は龍珍款の懐に全て入っていると言うのだから性格は最悪。

こいつぶっ殺してやろうかな?

いやダメだ。なんのために今まで不殺だったのかわからなくなってしまうし、殺してしまうと今のなんか受け入れられている雰囲気がなくなりそうだから半殺しで済ませてやろう。

夜な夜な大切なリンゴをわざわざ海外からやってきて泥棒をさせる素敵な親玉にはリンゴの逆襲を味わっていただきましょう!




◇◇◆



「ボス!大変です!ボス!」


あまりの騒ぎに私は目が覚めた。

リンゴの売買で最近儲けていたが当局の目から逃れるのがなかなか厳しく最近疲れが溜まっている。

ウチは武闘派ではないので抗争はしない方だがちゃんとマシンガンや戦車やらで武装している。

そとから聞こえる叫び声や銃声からするにどっかのアホが襲撃してきたんだろう。

だが一応状況を聞いておいた方がいいかもしれない。

「周櫓榮よ、一体何が起こっている」


「はっ!ボスそれは……フゴッ!?」

周が天井から落ちてきた何かに踏み潰され代わりに巨大な化け物が現れた。

赤い実いくつもぶら下げたそれは木だった。

正確には根っこが蛸の足のようにウネウネと動きながらかなりの速度で動き回るリンゴの木の見た目をした物体だった。リンゴの木だと?ついに報復にきたかと思ったがこれはどうなのだろうか。

生物兵器ではないのか?これは…。

リンゴをたっぷりとついた枝を器用にクネクネと動かすと突然、椅子を、机を、装飾品を手当たり次第破壊し始めた。


「マフィアはエイリアンお断りなんだがな」と呟くと机の引き出しから取り出したカラシニコフで木の化け物を攻撃する。マフィアがカラシニコフで武装するのはマナーだ。

ステーキをフォークとナイフを使って食べるのと同じだ。

しばらく手入れをしていなかったのでちゃんとでるか心配になりつつも鉛玉を打ち込む。


ーーーーダッ…ダダダダダダダダダダ!!!!


けたたましい音を上げながら打ち出された弾丸はリンゴの木の化け物に届く前で見えない壁に阻まれて全て地面に転がる。

こうなったら、こんなの笑うしかない。

そのあともこちらを一度も興味を示すこともなく念入りに部屋を破壊すると戦車の砲弾すら数発耐えうる壁を軽く破壊し外へ飛び出していった。

あまりにわけのわからない状況に私は混乱しているしかなかった。



◆◆


Nahoo! NEWS

青森リンゴ盗難年1万個

青森リンゴの木行方不明 new

リンゴ泥棒身柄を拘束 new

リンゴの木C国で大暴れ!? new

ムンジェイソン暗殺未遂

米スランプタワー崩壊new

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る