あんなに誰も傍に「要らない」みたいに思っていたロッシェさんも、こうまである種元どおり以上に優しく丸くなれたのは、ホントにあの旅があってなんだなと。
ルベルちゃんは言わずもがなですが、セロア先生も聡明ですし端的に的確に核心を拾ってくれるので、それも救いになってるみたいで嬉しくなりました。
作者からの返信
今まで自分でも自覚していなかった「寂しい」を、突きつけられて、気づけば「温かい」を手に入れてしまって、そりゃもう「要らない」なんて言えませんよね……。
作者の私にもよくわかりませんが、ルウィーニが天敵なわりにセロアさんのことは高評価らしいです、ロッシェ。あの仙人っぷりが居心地いいんでしょうかね?(笑)
前作『少女と賢者の旅物語』と今作『星刻の鍵』では、ロッシェの印象も随分違いますね。前作では一匹狼という印象が強かったのですが、今作では性格が丸くなっているような気がします。
それはルベルについても同様で、今作では早くも魔法を使用して一同を驚かせていますね。今作は戦闘シーンが多いということなので、どんな展開になるのか楽しみです!
作者からの返信
ロッシェの内面は不安定さがありまして、応じる相手によって幾らかブレが生じるようなのです(^^
リト氏との(謎の)主従関係が(暗殺者時代の)昔にリンクしてしまい、妙にその関係性にハマってしまっているというのもあるのでしょうが……一番はやっぱりルベルとセロアの影響なのでしょうね。
ルベルはこの一連の流れでだいぶ怒ってもいますし(笑、セロアと父親という気の置けない存在が旅仲間なだけあって、「良い子」でいなくてもいい、という解放感もあるんでしょう。
今作はルベル視点にも入りますので、楽しみにしてください!
編集済
リトさんの目的はそれでしたか。辛い…でも気持ちがわかってしまう(/_;)
そして今作のロッシェが泣き言を言っている姿にじーんと来ました。温かさを受け入れるようになれたのは娘が迎えに来てくれたからこそですね、もう世話の焼けるパパですこと。
前作のセロアは完全に保護者というイメージが強かったのですが、こうやってロッシェと話しているととらえどころのないような一面も見られていいですね。
「どうなのかな」「どうなんでしょう」の押収が好きすぎました(笑)
作者からの返信
そうなのです。実は二人、妻を亡くしたという共通点があったのでした。
亡き人を取り戻せれば……というのは、誰でも一度は願うことだと思うのですよね。すぐ振り切れる人もいますが、リト氏はずっと引きずってしまったようです。
実はこの弱音も含めて、ロッシェの気持ちを整理させるための続編なんですよね。この話を経て、父と娘の関係性は旅物語の頃とは変化してゆきます^ ^
セロアさんはバトルだと何一つ役に立たないので(マジで)、人生相談の時くらいは頑張ってもらわないと!