余談2:カクヨムの4段階評価が素敵だねって思った話
カクヨムでは作品の評価として星を1~3個つけられます。
そして「星をつけない(星0個)」も加えて、
読者は小説を4段階で評価できます。
この0~3っていう4段階評価がいいなって、
私は最近感じるようになりました。
そういうポジティブなお話です。
まず私自身がこの4段階評価をどう活用しているかお話します。
ぶっちゃけ私は現在0もしくは3の2段階評価しかしていません。
いいなと思った小説は、星3つ+レビュー。
それ以外の小説にはなにもアクションをしない。
という具合です。
カクヨムに登録したばかりの頃は、
0もしくは2~3の3段階評価だったのですが、
別に2段階評価でいいなと思ったので最近は0もしくは3で星をつけています。
「じゃあ4段階じゃなくてもいいじゃねーか!」
とお思いになるかもしれません。
でもそうじゃないんです。
この4段階評価の肝は、
「ユーザーそれぞれが、評価のルールを自分好みに設定できる」
という点にあると私は考えています。
分析のためにレビューを収集していた時に見かけたのですが、
「あまりいいとは思えなかった」
ということをレビューで言いたいがめに、仕方なく星1個つける方が何人かいらっしゃいました。
それから私が0,2,3で3段階評価をしていた時は、
「ものすごく気に入った小説は3。その3の小説との区別をつけたいから2」
という判断基準がありました。
どのくらい良いと思ったのか、を明確に主張されたい方はこのように判断基準を設けているのではないかと思います。
プロフィールや近況ノートでその判断基準を明示されている方を時々見かけます。
そして判断基準を設けている人の中でも、
基本的につける星は2個だという人もいれば、
大抵は3個つけるという人もいることでしょう。
このように、人それぞれ独自の判断基準を設けています。
で、星が最大3つまで、というのは、
星の数に意味を持たせることも、持たせないこともしやすい、
丁度いい数なんじゃないかと私は思ったのです。
そう、
星の数に意味があっても、
意味がなくても、
どっちでもいいんです。
むしろ、星の数に意味を持たせにくい仕組みだと思います。
ですからより厳密に表現するなら、
「星の数に意味を持たせたいのなら、持たせることも可能。だけど基本的に星の数には大きな意味はない」
という感じではないかと私は考えています。
たとえば星をもっと増やして、
0~10で評価するということになれば、
これは「採点する」という意味合いが強くなってきます。
すると厳密に判断基準を設ける派の人は大変です。
いったいこれは何点なのか?
よく考えて点数を入れる必要があります。
大変だけど、やりがいは感じられそうです。
だけどカクヨムは現状、星は3つだけです。
これだと星の数では「良かった・悪かった」を表現しにくいんですね。
なので人によってはわざわざレビューで「良くなかった」と言う必要があるのです。
それでも星の数で良し悪しを表現したい人もいるはずなので、
そのために0~3という最低限の数は確保しているのではないか?
と私は考えています。
先述のとおり0~3の4段階評価でも、自分の価値観に従った判断基準は充分に設けられます。
さてここで視点を変えて、
「評価を受ける側はどういう心持ちでいればいいのか?」
についても考えてみます。
レビューなしで星がついていることもよくありますよね。
その星が1個や2個だった場合、
どういうふうに解釈すればいいのでしょうか?
結論は、直前の分析のページと被りますが、
「解釈しようがないから、深く考えない!」
です。
星の数よりも、むしろレビューの中身の方が、
よっぽど作者にとっては有益な情報です。
それを参考に、自分の強み弱みを見ることが可能です。
ちなみに私はこの計量テキスト分析を用いて、
レビューから作品の魅力を探ることができないかと試みています。
レビューが多い作品についてはこの手法で、読者にとってどの場面が面白かったのか検討をつけることができそうだと感じています。
なので星の数より、レビューに書かれていることの方が大事だと私は思っています。
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