読まなければならない。森博嗣好きには堪らない。

大富豪のオノデラ・クロムは、突如命を狙われる。
不老細胞をめぐる世界のバランスに、異変が生じたのだ。

森博嗣っぽいタイトルと英語副題に惹かれて
目次を見たら、何このオシャレな統一感。
(……表現する語彙力がない……)
そんなにたくさん読んではないですが、
好きなんですよ森博嗣作品。

クロムは大富豪ですが、父の遺産によるものであり、
自分が成し遂げて得たものではない、と醒めた目で
自身の立場を見ている。
だからと言って厭世的なわけでもなく、まぁ仕事は
若干サボり気味で秘書のツチヤ君を振り回しますが、
(ツチヤ君のほうが強い気もしますが)
根っこのところは確固としています。
決断力と、豊富な資金力があるので、
いざ何かするとなったらスケールがでかい。

ツチヤ君もナイトウも妹も、キャラが魅力的で、
いやもう本当に面白い。
おススメです。

続編があったら必ず読みに来ます。