経験でセンスを得る?


(この作品はフィクションです)

(念のため)

(……)




 センスってあるじゃないですか。

 夏に使うちょっと涼しげなアイテムとか、そんなボケは海に捨ててきてください。

 そういうボケにセンスは感じませんよ。(うまいこと言ったつもり)




 よく「センスを磨く」とか言いますけど、そもそもセンスってどうすれば得られるのか、皆さん知ってます?

 センスとは、スキルを得た時に出てくるかもしれない、そういうレアなものなんですよ。

 そして、スキルがなくても経験でセンスを得ることができたりもします。


 スキルとは?

 訓練をして身につけた能力、技能。

 センスとは?

 物事の微妙な感じや機微を感じ取る能力。判断力など。




 ふむふむ。なるほどね。

 つまりセンスがあるってことは、物事の微妙な部分を感じ取れるってことなのね。


 私もたまに「センスがあるね!」って言われることがあります。

 お世辞かもしれませんけど、それは置いておきましょう。気分良く生きていくのが人生大事ですから。

 私がセンスを得る方法に気づいたのは、そのお世辞のおかげでもあります。








 某出版社の某編集部にて、私の作品について褒めてもらった部分があります。

 とある作品で、主人公がダンスを教わっているシーンがあるんですよ。そこを読んだ編集長さんが「作者はダンスのプロなのかも?」と思ったそうです。

 私は運動音痴です。そしてインドア派です。そんな私が書いた文章にプロを感じさせるものがあるとは驚きでした。


 ですが、ここで私の過去をほじくり返してみますと、ダンスについては経験者でありました。

 え? ダンサーだったの?

 いえいえ、私はただ「経験したことがある」だけで、プロでもなんでもありません。


 少し前、何もすることがない時期があったんです。カラオケ大好きな私は、ふと「歌って踊るのは大変だな」と思いました。

 それを実践するには体力、そしてダンスを習う必要がありました。引っ込み思案(?)な私が、いきなりダンス教室に通うというのもハードルが高く感じます。

 あの時、なぜ「歌って踊ろう」なんてことを思ったのかは分かりません。あの頃の私はニコニコ動画の踊ってみようをよく見ていたからかもしれません。

 友人から「どこに向かってるの?」と言われたこともありました。前回の会話スキルよりも無駄に見えたんだと思います。


 色々調べたもちださんは、スポーツジムに通うことにしました。

 スポーツジムでダンス?って思われるかもしれませんが、最近はカリキュラムにヨガやバレエ、ヒップホップダンス、コンバットダンスや太極拳なんてものまで教えてくれるところがあるんですよ。体力もつくし、一石二鳥ですよね。


 基本の料金を払えば、ダンスカリキュラムは全部参加することができました。

 そして、全部参加してみました。

 太ってる方や高齢の方もいますから、太った初心者である私も恥ずかしくなく参加できます。

 そこで得た経験が、まさに生かされていました。

 経験が文章に「センス」を与えたんです。……たぶん?(急に自信をなくすスタイル)







 創作論でもないですよ。でもつらつら書きますよ。(念押し)


 何をするにしても「経験」しているというアドバンテージは小さくはないです。

 たった一回でも、少しの時間だとしても馬鹿にできません。そこでスキルが取得できなくても、です。

 どんな小さなことでも、ネットで調べたり動画だけではなく、それを経験、体験することによって大きな力となります。

 創作をする、何かを作り出そうとしている人ならなおさら、多くのことを経験していれば余さず創作の力にできるのです。

 ただ文章を書くところに、スキルや経験というセンスが加わったとしたら? 

 すごいですね。面白いですね。だからやめられないんですね。


 あー、本当は某先生の作品について「センス」があることを語りたかったんだけど、そこまでいかなかったなぁ。

 次回は「文章にセンスがあるとは?」をお送りしたいと思います。

 気が向けば、ね。うへへ。


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