ほうれい線はあがらない。

laugh lines

第1話 ほうれい線は上がらない。

52歳、主婦。

早朝パート4am~10am。

昨年、横浜市内から横須賀市へ転居。

資金不足からプレハブ倉庫を改築、私設水道をわけてもらい、ライフライン確立。

山への途中、近隣住宅全くなし、一軒プレハブ倉庫住宅で生活開始。

趣味、バイク競技。


今年7月末、左足距骨壊死と診断、8月骨軟骨移植手術。

現在、免荷重。

ちっとも使えないけれど、ないと困る松葉杖で、自宅リハビリ生活中。

ありあまる時間に、暇だひまだヒマダhimadaHIMASDA暇だ、と嘆いていたら、

ネット小説好きな夫が、何か書いたら、という。


うーん、どんなもんなのだろうか、。

人から勧められると、すっと入りたくない性格、

だから、断る。

けれど、夫、出勤後、カクヨムをみる、

そして、ひっそりこっそり、はじめてみることにする。

文章がまとまってくることがあれば、いつか夫にみせてやろう、そんなことを、考。


そんなことで、52歳パート主婦、現在松葉杖自宅リハビリ中。

がーっと、鏡もみずに突っ走っていたら、

ほうれい線は、がっくりどっしりしっかり、下がりきっていた。

距骨壊死で歩けなくなったとき、

久しぶりあらためて鏡をみて、そのことに、気がついた。


驚。


そうかそうなのだ、「あれから」、随分と時間が経ったのだ。

かつて美容番長と言われていたこの自分、

下がりきったほうれい線、過ぎた時間。


一度下がったほうれい線は上がるのか、どうなのだろうか。


過ぎた時間が戻らないように、下がったほうれい線も戻らないのかもしれない。

けれど、少しでも、上がっておくれよ、ほうれい線。

かつてのようにとは思わないから、少しでも。


だって、過ぎた時間は戻らないのだから、

ほうれい線ぐらい、いや、ほうれい線こそ、

ほうれい線さま、そこ、上がってほしいのだ。


そんなことでこれは、ほうれい線を上げたいと願う、

52歳主婦の日々雑感記録なのです。


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