銀の髪飾りと、疲れた男のダークハーレム

キャトルミューティレート

「銀の髪飾りと、疲れた男のダークハーレム」1000文字あらすじ

同盟に向けた懇親の場、仮面舞踏会に、山本・一徹・ティーチシーフは送り込まれた。婚活はかどらない彼に、友人が業を煮やしたのだ。

だが会の趣旨が、かつて一徹が投げ出したものだからたまらない。

主催者、公爵令嬢エメロードに、「この世界」にないスーツを喪服と勘違いされ説教をくらう。

騒ぎを聞きつけ姿を現す、ある一国の王子を恋人とする、王子と同国の伯爵代行ルーリィ。

一徹がエメロードに悪絡みしているものと思い込み組伏せる。

エメロードは狼狽。

最近王子と恋人になるまで、ルーリィは彼女にとって3年間行方不明だった一徹に想いをはせ続けていたことを知っていた。

出席者は顔を仮面で隠していることが救い。

一徹の存在を知られ、連れていかれたくなかった。

そこに一徹を助けるため、シェイラという女が現れる。

助けられ、シェイラも一人でパーティに参加したことを知った一徹。パートナーを申し出る。

だがなぜか、半ば強引にエメロードのパートナーにされてしまう。

密かにそんな一徹を二人の男が注視していた。一徹と共にいるエメロードを心配する父。

もう一人はエメロードと別のパーティ主催者。一徹の正体を知っていた。

警戒と恐怖を向けられながら、エメロードと踊り始めた一徹。その後催しでシェイラと踊り、やがて踊り手最後の一人となる為、ルーリィとダンスデュエルを演じる。

決着直前、民による大規模襲撃が発生。

陰謀を感じ、面倒ごとは御免と離脱を考えた一徹。しかし交戦と至る。

三枚目感強い一徹の戦いぶりは、エメロードとルーリィを愕然とさせた。

その後、一徹の使用人であることを打ち明け、凄腕の女戦士でもあるシェイラ、もといシャリエールの助けもあり、襲撃を生き抜いた一徹は、エメロードを連れ脱出。

だが知らぬうちに素顔をさらし、自分の生存をルーリィに知らしめる。

思い出の中の一徹とかけ離れた3年ぶりの姿。恋人のことすら考えさせない程ルーリィの心を占めた。

手がかりをつかみ一徹の住処にやってきたルーリィ。

だが使用人になってから数年、淡い思いを持っていたシャリエールにとっても一徹はただの主人で終わるような存在でない。

彼が望む平穏な生活を壊すとして、シャリエールは拒絶した。

その頃一徹は隣国に姿を現した。襲撃で心に深い傷を負ったエメロードを保護する為。

うすうす、今の行動が自分の平穏を壊すものではないかと不安しながら。

やがて一徹も3人の女性達も、元の生活に戻ろうとした。

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