バリキャリS級美女と高級ランジェリーと僕と

城西腐

バリキャリS級美女と高級ランジェリーと僕と

 何処のオフィスにも際立ったプロポーションでオトコの視線を集めるオンナはいる。誰が見ても触れてみたいと思わせるようなS級の美女であったり、かたやオンナというだけで誰でもいいのかよと言いたくなるようなケースなど様々だ。

 しかし両者共にオッさん達にはチヤホヤされがちだ。そう、ヤらせてもらえる訳でもないのにだらし無く鼻の下を伸ばしてデレデレしているオッさんも何処にだっている。


 よく華がないとか言いながら、どうでも良いようなオンナでも職場にいるとテンションが上がるオトコがいる。そう、ヤらせてもらえる訳でも可愛い訳でなくとも何故かチームの士気が高まったりする。

 不思議だ。

 僕はヒトに思われる程オンナ好きではない。ヤるのが好きなだけでオンナ好きではない。誰でもヤるの好きなハズでそこは人並みだ。


 よく華がないとか言いながら、よく分からないブスを数人招いて遊びに出ようとするオトコがいるがはっきり言って迷惑だ。中途半端にオンナを混じえて遊ぶ位ならオトコだけで騒いだ序でにストリートへ引っ掛けに出向く方が有意義だ。

 そう言うブスにかかる出費も大概オトコ側で割って持つものだからもうはっきり言って意味が分からない。


 オフィスの同じフロアで一際目立つプロポーションを持ち合わせた女性社員がいる。カットものをピチっとカラダにジャストサイズのもので決め込み、胸元ははち切れんばかりに尖り気味に突き出ている。

 歩くと脚を出す反動で尻が片側ずつ上がり、CAが優雅に機内を歩くそれといった面持ちで、気の無い僕にとっても業務上関わりが無いにも関わらず目についていた。

 彼女は優香と言い、同じ会社の同じフロアにいながらも真逆の役割を担うチームにいるもの同士なこともあり、フロアをすれ違うことも言葉を交わすこともなかった。僕と同じチームのオトコ達も彼女を見ては固唾を飲んで顔を見合せている。

 目にはついていたものの、元々僕は気ばかり使うしいっそのことオフィスにオンナはいなくて良いと思うたちのため、周囲のそう言った反応すらも煩わしくさえあった。


 ある日のプロジェクトのとある大きなミーティングを終えた後のこと。その場にいた面々で軽く食事をして帰ろうと言うことになり店へ入った。

 そこにはたまたま優香も居合わせ、事もあろうが僕の真横の席に座った。同じチームのオトコ達はこれ見よがしに優香に近づこうと果敢に話しかける。僕は僕でこういう場でもオンナだからと持て囃したりテンションが上がる事もなく適当に気の無い返事をしながら会話に混ざっていた。


 とは言え席が隣という事もあり、話題が途切れるタイミングで僕から何て事もない話題を振りながら間を保ち、とっつき難そうなイメージに反して気さくに心を開いてくれるような手応えを感じながら、いつしか僕自身も会話を楽しんでさえいた。

「タスクの進捗具合いはいかがですか?順調ですか?ご実家帰られたりしてます?」

「仕事が忙しいと言うよりは遠いから余り帰ってないですね(笑)」

「意外。都内かと思ってました」

「まさか!(笑) 私I県ですよ、でも中心部ではなく郊外の田舎の方です(笑)」

「え、マジで?僕高校途中からI市内ですよ!地元は僕の方がもっと田舎の方ですけど(笑)」

「途中から?そうなんですか!(笑)」

「僕ダブりなんであっち行ったりこっち行ったり色々と…(苦笑) ってかぶっちゃけ同い年位ですよね?」

「私28歳です(笑)」

「やっぱり!僕その1つ下です(驚) ってかすみません、年齢の話とか…」

「若いとも歳だとも思っていないし全然大丈夫です(笑)」

「同じフロアで地元近いヒトに会うとは意外ですね。歳近かったり地元近いと勝手に親近感湧いちゃいませんか?(笑)」

「何か分かります(笑) 都内で稼働してると色んなところの方々いますから余計に」

「ってか僕よくドライブがてら車で帰省してるんで気が向いたら声かけてくださいよ。一緒に乗っけてっちゃいますよ」

「ドライブにしては道中長くないですか(笑) お尻痛くなりそう(笑)」

「確かに(笑) まぁ優香さんは交通費浮かせようって柄でもないですよね(笑)」


 この日をきっかけに優香とはオフィスで顔を合わせるとローカルトークを交わすようになり、他と違った職場以外の話題を交わせる仲へと意外にも当たり障りなく発展を遂げた。

 飲みの場でも席を変わるタイミングなどではお互いにどちらともなく横へつけて言葉を交わすそんな仲だった。職場関係の場で仕事以外の話題が交わせるとは言え意外にも周囲に対して目立ったりすることもなくその関係をとやかく言われる事もなかった。

 連絡先を交換してまで連むようなことも互いにせず適度な距離感のオンナ友達に近い関係が調度良かった。


 少し月日の経った頃のある日、ミーティングを終えてプロジェクト全体でレセプション形式の懇親会の後、引き上げる前に少しテーブルの上を片しておこうと、持て余したメンバーで残りモノを摘みながら手を動かしていた時のこと、そこにいた優香に声をかけた。

「この後何処か流れるんですかね?行かれます?」

「残ってればいるメンバーで何処かしら行きそうですよね、どうしようかな。行かれますか?」

「もうお腹もいっぱいなんで散歩しながら帰ろうかなって感じです。皆とも今日は沢山話したし(笑)」

「確かに(笑)」

「ってか優香さん会話するの久しぶりじゃないですか?最近余り機会なかったですね、何なら散歩がてら涼みながら一緒に歩きましょうよ(笑)」

「確かに(笑) そんな感じが調度良いですね。良いですよ、これ済ませたら行きましょ」

「じゃぁここだけやってサっと出ましょうか、5分後にしたのコンビニの前で良いですか?」

「了解でーす(笑)」


 終電を1時間午後に控えたみなとみらい駅の地上で心地の良い風を浴びながら、オフィスタワーへ荷物を置いてくると言う優香を待った。ここから横浜駅位まで歩けば調度良いくらいに終電頃の電車に乗れそうだ。

 優香と再び合流して僕達はパシフィコ横浜の前へ回りながらマリノスタウン方向へと歩き始めた。


「夜風が気持ち良いですよね。せっかくなのでビール1本だけ飲みません?僕ちょっとそこのコンビニで買ってきます!」

「じゃぁお願いします(笑)」

 プレミアムモルツの500ml缶を優香に手渡し、乾杯しながら2人で歩き始める。


「この辺休みの日に車ではよく来るんですが、歩くのは初めてかも知れません。夜のみなとみらいも良いですね。優香さん休日何されてます?」

「確かに夜は夜で綺麗ですね。休みの日は最近部屋にこもってTOEICの勉強してます(笑)」

「皆しっかりやってるんですね。僕はこの会社いて言うのもアレですが海外行きたいとか今では皆無なので必要になったらビジネス英会話のフレーズ音読しまくって口から出るよう定着させれば何とかやれる気がしてます。英文はメールで毎日読みますし、あぁでも語彙は無いですね、グラマーはそれなりに行けるはずですが(笑)」

「ウチの会社結構休職して留学してるヒトも多いじゃないですか。なのでそう遅くない内にそういった経験しとくのも良いかなって思ってます」

「確かにそういうヒト多いですね。僕もう飛行機乗るのも嫌な感じです(笑)」

「極端(笑)」

「海外は数ヶ月だけど学生の頃インターンで行ったし、住みたいとかは全くないですね。まぁ会社が行けというなら行ってやりますけど(笑)」

「行ってやるって(笑)」

「僕的にはマネジメントとかそう言うのを出来るだけヒエラルキーの高いところでしっかりやっていけるようになりたいです。ウチの会社結構組織としてしっかりしててどんなメンバーを受け入れてもクラス相応に活かして立ち上げるじゃないですか。個人のポテンシャル云々もあると思うんですが、マネジメント側の意識も伴わないと絶対無理だし、近いうちにそう言う強いチームを率いるようなところにいたいですね。十分手応えあるしやれる気してます(笑)」

「確かにそう言うところはあるかも。意外にそういうこと言うんだね、結構考えてるじゃん(笑)」

「実は虚言でパフォーマンスかも知れません(笑)」


 珍しく真面目な話しかしてないなと我に帰った頃には臨港パークの信号を通り過ぎ埠頭方面に橋を渡っていた。これだと横浜駅とは少し外れてしまうが1号線まで出ればタクシーを拾えるだろう。

「これ何処向かってる?」

「話に夢中で道間違えました(笑)」

「まぁ明日休みだしね」

「優香さんご自宅どちらでしたっけ?」

「西麻布です」

「ってかそのなりしてそんなとこ住んでてズルいですよ。めちゃイメージぴったりじゃないですか(笑)」

「車乗るわけでもないし都内の方が便利じゃない?結構独身のうちはそういうヒト多いよ。城西さんはどちらだっけ?」

「僕は横浜市内です。流石にここから歩いて帰れる距離じゃないですけど。大きな通り出てタクシー拾いますか」

「そうだね(笑)」

「ってか唐突なんですけどこのまま一緒に僕んち来ません?別にその尖がったおっぱい揉みたいとかそう言うんじゃないですよ。話し込み序でにもう少し語ってたいって意味合いで今思いつきました」

「揉みたいとか何?(笑) まぁ行って良いなら行っちゃおうかな、内緒だよ?」

「当然ですよ!皆に僻まれます(笑)」

「僻まないでしょ(笑)」

「いや普通に皆優香さんスタイル良いし見てますよ。ってか胸めちゃ突き出てるじゃないですか?巨乳好きってわけじゃないんですが何カップですか?すぐ忘れるんで教えてください(笑)」

「HとかIかなぁ、忘れてね(笑)」

「漫画とかで鼻血吹き出すシーンじゃないですか。あ、メッチャ突き出てるから肘が当たった!」

「はいはい(笑)」


 僕はちゃらけながら優香の突き出た胸を肘の先でツンと刺してみたが、優香は気にするそぶりもなく受け流した。そのまま何となく肩を寄せて手を繋ぎながら恋人同士のように歩き1号線沿いでタクシーを止めて乗り込んだ。


「そこのコンビニの前で停めてください」

「運転手さん、いくらですか?私が出すから」

「いや良い、僕出されるの苦手」

「じゃぁせめて割ろう、私も苦手なの」

 支払いをしようとする優香を制止して僕はクレジットカードをサッと差し出し精算を済ませた。サインを求められた際に調子に乗り、名前の頭文字のアルファベットを丸で囲んで更にJリーグのロゴ風のⒿに仕上げてちゃらけながら描いたソレを優香に見せると少し強めに頭を叩かれた。


 コンビニでお茶だけ買い部屋へ上がる。

「何でこんなに広い部屋住んでるの?(笑)」

「鋭いですねー、5年付き合って同棲してた彼女が出てったばかりなんですよ」

「壁に穴空いてる!(笑)」

「寝起きに隣の住民がエアコンかなんかの取り付け工事してたらしくて、工事現場の横で寝ている夢から跳び起きましたよ。気がついたら壁に前蹴りしてて足が壁にのめり込でました(笑)」

「激しいな…」

「出るとき弁償しますから(笑)」


 部屋に来てからの優香はそれまでより僕へのボディタッチが多くなっていた。オフィスで視線を集めるエロボディの持ち主が僕の部屋で2人きりという非現実感ったらない。

「何かスウェットかTシャツ的なモノ貸して欲しいな」


 相変わらず外資系エグゼクティブなんかの秘書ばりにパリッとした出で立ちの優香は流石にこのままでは寛げなさそうなのは見て取れた。


「確かに。何か持ってきますね」

「ありがと」

「ってか僕が脱がせてあげますよ」


 唐突に口をついて出た言葉に自分で驚きつつも優香も突き出た胸を更に突き出しながら身を預けて来た。カラダを許そうとしているというよりは寧ろ度胸が座っているとかそういう堂々とした感じだ。


「2人しかいないのに隠す必要があるのかしら?」とでも言わんばかりに自然な様子さえ見受けられる。


 パリッパリの白シャツのボタンを外すとキャミソールとブラを隔てたゴールが目前に迫っていることが認識出来た。例外なくキャミソールの上からブラのホックを指先で弾き、肩紐を両手の親指に掛けて素早くズリ落とすと真っ白な乳房に大き過ぎないピンク色の絵に描いたような綺麗な乳輪が現れた。


「さすが…(驚)」

「あまり見ないでね(照)」

「僕も脱ぎますからそのままベッドに入りましょっか」


 サッと全裸になって先に布団へ入った僕の前で、優香もスカートとストッキングを脱いで畳むとTバック姿で布団に入って来た。Tに沿ったヒラヒラとした装飾からして見るからに高級なランジェリーといった様子だ。


「高そうな下着ですね!それは脱がないんですか?」

「さすがにこれいっちゃうと…、ねぇ…?(照)」

「ですね(笑)僕は優香さんの美乳とTバック、加えて自分の部屋ってとこで大満足ですから大丈夫です」

「絶対言わない約束ね」

「超言いたいですが大丈夫です(笑)ってかめちゃ綺麗ですよねカラダ。普通こんなに大きいと乳輪デカかったり乳首黒かったり垂れてたりするじゃないですか」

「そうなの?(嬉) 他のヒトのを知らないもの(笑)」

「巨乳好きじゃないですが乳フェチの僕が言うので間違いないです!」

「沢山見てきたのね」

「まぁ数100人位ですけど全員の顔と乳輪覚えてます(笑) その僕が言うので間違いないです」

「そう言われると嬉しいな」


 あれだけ揉まないと言っておいて僕は優香の美乳を寄せて吸い付き、窒息しそうになりながら優香は僕のギンギンに仕上がった逸物を細い指先で弄びながら2人で寝落ちした。


 翌朝。

 変わらず仕上がったまま収まりがつかないアレを半分無意識のまま優香のTバックの脇から突っ込もうとしたところで優香が目覚めた。


「こらこら。何してるの?(笑)」

「あ、起こしちゃいました?おはようございます。しません?(笑)」

「しません(笑) どうしてもしたいならシャワー浴びてからにしよ」

「何かそれはそれでめんどくさいんです(笑)」

「じゃぁしません(笑)」

「ってか優香さんパイパンなんですか?」

「秘密(笑)」

「じゃぁシャワー浴びてから見せてもらっちゃおうかなぁ」

「シャワー浴びたら見れるよ(照) 一緒に行こうよ」

「そうなんですが起き上がるにはカラダが重たいです。腰はめっちゃ振れるんですけど」


 そう言いながら掌に収まりきらない優香のIカップに手を添えながら暫くキスをした。


「キス上手ね。うっとりしちゃう」

「僕がキスが上手いってフロアの女性陣に言いふらしてください(笑)」

「言ったらどうなるかな?」

「その前に2人の関係性を問い沙汰されるでしょう、何したんだ?って(笑)」

「何かオフィスの知ってるヒトのこと考えながらこうやってベッドの中で会話するのってイケないことしているみたいだね」

「まぁドラマの中みたいですねー。相手西麻布住まいの外資系エリートの美人でIカップの美乳のTバックだし」

「何か言い方が卑猥(笑)」

「挿れますね」

「シャワー浴びてから」

「アナルなら良いですか?(笑)」

「もっとダメでしょ(笑) ってか私どっちかって言うとSだから上にならないと興奮しないの」

「じゃぁ僕の上に来てください」


 優香は両手を僕の肩の少し上に置き、アレの上にTバック姿のまま腰を下ろし湿った割れ目をゆっくりと押し付けて来た。

「好きにして良いですよ(笑)」


 そう言うと優香は腰をゆっくりスライドさせながら吐息混じりに僕の首スジに舌を這わせた。

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