第2話 不妊治療

私が不妊治療を開始したのは、思い悩んで…じゃないんです。


きっかけは、見せられないとこにできたオデキでした。

結婚してすぐ、仕事に行くのに自転車だったんですが、オデキができちゃったんです。痛くて乗れず、婦人科に行きました。

オデキは問題なかったんですが、なんとなく問診のときに、


「まだ結婚したてだけど、三十だし、子供早くほしいんですよね。」


みたいな会話の流れから、ちょっと子宮を見てみましょうか?って話しになり、子宮内をエコーで診てもらいました。


そしたら、子宮筋腫が二つ発見!かなり大きいとのこと。癌になるかもしれないからMRIとりましょうみたいなこと言われちゃったんです。


私、大パニックでした。


後日談になっちゃいますが、その後かかった別の医師の話しでは、卵巣が見えなかったら、MRIとるらしいんです。多分、エコーで見えなかったからじゃないの?と言われました。


そんなの知らない私は、慌てて夫に連絡。


「癌かも知れないって言われちゃったよ〰️!」


夫もびっくりして、仕事場のつてで大きい病院の偉い先生を紹介してもらい、紹介状を書いてもらうことになりました。


違う病院で診察してもらった結果、卵巣もエコーで見え、MRIの必要はないよってことになりました。一応子宮癌検診もしてもらい、問題なしとのことで一安心。


大騒ぎした原因を話して、最初は子供が…ってことから始まったんですと話したら、じゃあ不妊治療しちゃう?みたいなことになり、(この先、この先生に長くお世話になるんですが、偉い先生のわりには気さくな方なんです。)不妊治療を開始する事になりました。


気楽に始めた不妊治療でしたが、実に四年不妊に悩み、不妊治療したらすぐにできるんじゃ?なんて安易に考えていた私は、毎月毎月ブルーに!

あの落ち込みは、男性にはわからないと思います。トイレに行き、ティッシュを見て、生理がきていたときの脱力感、しばらく立ち上がれません。


検査も、今ではあまり記憶に残っていないんですが、一つだけ、拷問か?!ってやつがありました。

卵管が通っているか調べるものなんですが、銃で下から撃たれたような痛みでした。あまりの痛みに、声もでませんでした。

あの痛みは忘れられないですね。


色々検査をし、結局不妊の原因は見つからず、体内受精まではやりました。体外受精は私のかかっている病院では出来ず、紹介状だすねって話しになったんです。でも、その前に子宮筋腫とってみようか?と気楽に言われ、それまで手術なんてしたことない私でしたが、先生の気負いのない言い方に思わず、


「とっちゃいましょう!」


と、即決。

初めての手術をすることになりました。

結果、筋腫が原因だったのか、子作りOKがでた翌月、第一子妊娠となりました。体外受精する病院に紹介状書くねと言われた、まさにその月だったので、間に合った〰️って感じでしたね。

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