応援コメント欄に失礼致します。
初めまして。モブ モブ夫と申します。
武江 成緒様の作品が余りにも素晴らしかったもので、稚拙ではありますが今回レビューさせて頂きました。
武江 成緒様には到底及びませんが、クトゥルー神話を盛り上げるべく、誠心誠意努力致す所存で御座います。
作中では、武江 成緒様の絶対的な文章力・知識と共に、ArkとArkhamの使い方にも度肝を抜かれました。誠に勉強になります。
所で、作中に登場する『黒い聖母』の神格は、『シュブ゠ニグラス』と『イブ゠ツトゥル』のどちらでしょうか? それとも武江 成緒様独自の神格?
お手すきの際にでもお答えを頂けると幸いです。
では、混沌の這い寄るままに……。
モブ モブ夫でした。
作者からの返信
ご丁寧なコメントありがとうございます。
過分な評価をいただいて痛み入りますが、素直にいただいて、以後の精進の糧とさせていただきたいです。
『黒い聖母』については……あくまでイメージとしては、作中に何度か「黒山羊」というワードが出ていること、自然ならざるものも含む生命を嘉していること、を以って回答に代えさせていただきたいと思います。
先ず、素晴らしい物語を有り難うございます、と言わせて下さい。
僕自身、H.P.Lの作品には多大に影響され、所謂コズミックホラー的なお話を書いたりしていますが、本作のH.P.L作品への深い理解と考察には感嘆致しました。おぞましい〝モンスター〟の齎す恐怖だけを抽出したH.P.Lのオマージュ作品が多いなかで(もちろん、それはそれとして良いものですが)、本作からは原点にあるような暗澹としたアーカムの空気を感じ取ることができました。
武江様が次作を公開される時があれば、その時はまた楽しく読ませていただきたいと思います。
作者からの返信
丁寧なご感想をお寄せいただき、ありがとうぞさいます。
ラヴクラフトの「名状しがたいもの」に曖昧模糊とした形でほのめかされている伝承を、もう少しはっきりした形にしてみたい、と思って書き始めたものですが、舞台となるアーカムを自分なりに構築できて楽しかったです。そうした舞台も気に入っていただけたようで嬉しい限りです。
編集済
私はラブクラフトの作品を読んだ事がないのですが、結構面白く読めました。
この物語は、オリジナルというよりかは、原作を現代風に訳した感じなんでしょうか?
どこまでが原作の流れなのかが分からず、きちんとした感想が書けていなくてすみません(汗
とりあえず読みにくいところもありませんし、するすると情景が頭に浮かんできて完成度の高い物語だなぁと思います。
忌み嫌われているはずの化け物が……神父さまからコーデリアを守ってくれた展開は非常に素敵です。
悪く恐ろしいはずの存在が、ここで一気に心の許せる相手へと変化するのは圧巻です。
コーデリアは最後には安らぎを得ることができましたが、やはり村人や神父さまに罰を与えたのがあの子供だった所が少しだけ悲しいですね。
初めて触れた系統の物語ですので、なかなか言い表し辛いのですが、オリジナルのラブクラフトも読んでみたいなぁと興味のわく素敵な物語でした。
面白い物語をありがとうございます。
作者からの返信
丁寧な感想を書いてくださり、ありがとうございます。
ラヴクラフトの短編小説「名状しがたいもの(The Unnamable)」がモチーフですが、元の作品がほのめかしの多い作品なので、自分なりに解釈した内容を元にして、原作でも暗示されているようなアメリカ植民地時代の不気味な面を書いて見ようといたしました。
長い小説を書くのは久しぶりでしたので、練り込みが甘いかな、とも不安でしたが、
>とりあえず読みにくいところもありませんし、するすると情景が頭に浮かんできて
とのお言葉をいただいて、まずは安心しております。
最後まで読み通していただいたばかりか、丁寧なコメントや応援をいただき、本当にありがとうございました。
濃厚な闇のようなクトゥルー神話の空気を堪能させていただきました。
ただ怖い、ただ不気味なだけではなく、緻密な描写で浮かび上がってくる、理解の及ばない、狂気を感じさせる雰囲気は素晴らしかったです。
楽しめました。ありがとうございます。
作者からの返信
>七倉イルカさん
コメントありがとうございます。
自分の妄想を好きに叩きつけていったような所のある小説ですが、それだけに雰囲気を評価していただけると嬉しいです。