狂気をなぞる

美しくさえ見える「私」の世界。

素材が素材でなければ、手段が手段でなければ、違った。

というだけの話しではない、

冷静に、ずっと冷静に「私」は「私」の行為を見つめている。

そこで様々な分析がなされるが「私」は自分を止めない。けして「私」は止まらない。

むしろその経過は自分の熱意をなぞるように、高まるのみ。

素材がアレでなければ、手段がソレでなければ違った。
という話しでは、おそらくない。

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