戦場

王都を中心とした半径50km内部を指す。

戦場との境界線には最低でも3mを超える壁がそびえており、すぐに見分けられるようになっている。なお、地上から外へ出ることは出来ず、壁の向こうは果てしない地雷原となっている。出るには地下鉄経由か空を飛ぶしかない。

壁には定期的にスピーカーがあり、ここから内外へ放送を届けることができる。

因みに、この範囲は全て国土ではあるが、国土の全てが収まっているわけではなく、王都の支配権の大半でしかない。


・集落


人の集まっている場所は中央の王都と、それを囲うように六つ、合わせて七つの群がある。それらを管理するのは全員カンパニーから派遣された者たちであるが、戦争中は避難している。


・天候


戦争時の天気予報では曇り。若干肌寒く、風は北風がほんのわずかに流れる。


・道


大きな町の中や重要な道は石畳、一般道は砂利道、そのほかは柵で区切ってあるだけ。


右側通行。


・水


主に井戸水が利用されている。

が、下水の処理という文化がないため諸々の注意が必要。


・公共交通機関


駅馬車があったが、予算削減と空腹により馬車馬がほぼ根絶され、わずかに残っている程度。それも足元見られて高額で、しかも山賊なんかと繋がっている。


・食事


家庭料理と言えば食材を切って大鍋に入れて麦団子と一緒に煮込むごった煮しかなく、味わうよりも食えるようにするに近い。これはカンパニー以前から変わっていない。

貴族はいわゆる宮廷料理なんかを食べてきたが、現在は物資不足から家庭料理と変わらないクオリティにまで落ちている。そんな貴族での流行はカップ麺で、目新しさと味の良さ、それにカンパニーへ媚び諂う意味もあってか、高額で取引されている。

その他、ジビエや落ちてたカラスなどを丸焼きにして食べることも珍しくない。

スパイス、塩は貴重、ハーブ、お茶はそこそこ流通、アルコールはカンパニーにより禁止され全部取られてる。


・戦場外


外にも当然広い世界が広がっており、他国も多種多様な生物も存在する。それらに対しての侵略戦争は現在、カンパニーが優位に立っており、全生物の根絶も秒読み段階に入っている。

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