鎌倉で泳いだあと、ある人に出逢うと...

猫になる。

シンプルなストーリーかなと読み進めると、だんだんと随筆のような様相が現れ、おやと思っているうちに物語は夢と自己対峙を通して、既視感のある記述や描写を始めます。

ははぁさては...。

短い文章の中に小気味好いアイデアが散りばめられており、展開を楽しみつつ、最後のハラ落ち感もしっかり。

読後の余韻が心地良く、作者様の豊かな知性を感じさせる物語です。