戦闘パートや料理パート、ギャグパートなどのテンポやバランスが凄まじいくらいに整っていて、同じネタやお決まりの文句が多くあるが、まったくクドく感じない。
ここまでの長い作品だと最初は初心者的な所がありそうだが、1話目からセンスを感じる。
そして何より脱帽なのが、異世界の世界観、細かいところまでの設定、どれを取っても読んでいて納得する。
本当に異世界があって、そこの歴史を調べてるんじゃ無いのかと思う程の奥深さもある。
本当に作者さんは「天才」なんだと思う。
ラノベの塾があって、作者さんが講師なら間違いなく大人気な授業になるだろうと思う。
本当にセンスが良い。
最近は良作が多いけど間違いなく、この作品は頭ひとつ抜けてると俺は思う。
まず、とにかく読みやすい文体に筆者の底知れぬ文筆家としての能力の高さが伺い知れます。自称文学通を名乗る輩からなんとなく面白そうだから読んでみました、程度の読者まで満足させられる文章、中々書けるようで難しいものであることは自明の理ではありますが、見事にこの筆者はそれを両立させておられると感じます。各キャラクターの表情が目に浮かぶ様な描写、読み進める毎に「それからどうなるんだろう!」と期待の膨らむ展開に時間を忘れページをめくってしまい気付けば朝。。。もっともっと筆者の作品を読みたくてたまらなくなる、そんな物語と感じました。