2003/3/5

 山に入るつもりだった。

 その途中でMがいるところを通るからと、寄って行った。…たぶんあそこは、Mの自宅とかいうわけではなく近所にあった公民館。徒歩。

 窓からMたち(きょうだい?)がいるのが見えて、中に入ると「今日、うち(これやから)行けへんで」と言われ、「うん」と。


 少しして行こうとすると、そこにいる人たちは親戚に変わっていた。

 山に行くと言うと、ざわめき。危ないが止められないという感じ。

 そして、おじだったか祖先だったかが商売を行った時、善四郎という名だったけど「善」じゃ商売は無理だと、「悪~」に変えたという話を聞かされる。

 その名が悪太郎なのか悪五郎なのか気になった。


 そして、山に向かっていく。細い一本道。

 このあたりで、視点人物が私から中学生くらいの男子二人になる。

 静かな美少年と明るいムードメーカー系。(仮に、静と明)


 二人、ほとんど並んで歩いている。静が先に立ち、明は「ホントに道知ってんだろーな?」と言っている。

 家の裏通りなどを抜けて山の中へ。種類の多い緑や灰色。道は、ずっと続いている。

 しばらく行くと、また家の横の道になる(山の中)。

 そこに立っていた女の子に明が「~の道、ここで合ってる?」と訊くと、驚いたように肯く。


 二人、さらに進んで小一くらいの女の子に会う?

(ここから一緒に歩きはじめるのだけど、どうやって出会ったかよく覚えていない)


 そこから、しばらく歩いて行く。何人か人にもあった(すべて小中学生くらい。小学生がほとんど)。


 小屋の中のような(あやふや)。薄暗いような蒼いような空間。

 女の人がいる。イメージとしては雪女。

 一緒に歩いてきた女の子を腕に抱えている。

 明、朦朧とする意識の中で女の子を取り返そうとする。


 少女、腕の中で小さくなっていく――幼児に。


 この時には、明も、少女がだとわかる。が、諦めたくはない。

 (静は、はじめからわかっていてただ見守る感じ)

 最終的に、少女は静の腕の中に残る。幼児として。


 二人、何か言い合いながら山を下りていく。光のイメージ。

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