第3話 鳩頭の夢

ねずみは怖い夢を見て飛び起きてきたよいちじかんしかたってないじゃないか


4:44 - 2013年10月9日


道路には車なんて一台も走ってなくて、コワイ夢にありがちなことに幼稚園ぐらいの外見になっている私はそこに立ち尽くしているのです。


空の端…天球が地上に接してるところが妙な具合にぼんやり明るくてね?遠くを見ると半透明のクラゲめいた巨人めいたなにかがのろのろ歩いているのがみえるんだ


ずいぶん遠くを歩いていたと思ったら黒いシルエットに見える森よりもこっちに歩いていたりしてね。


しかも半透明のクラゲめいた厚みのよくわからない発光している巨人めいたなんかは一体ってわけでもなくて、捕まったらろくなことにならないとなぜか直感しているんだ。


それで幼い私は逃げ込めそうなところを探すんだけど、道路からちょっと逸れる感じで石畳の細い道があって、それがすぐ川底みたいな細かい砂利道になって草原の半ばまで続いてるのが見えるんだ。


その先には白と茶色で出来た妙にこぎれいなモデルハウスみたいなモダンな家が建ってる


逃げ込めるところはそこしかないと思うんだけど私はそこには逃げ込みたくないんだ。なぜならそのモダンな家には鳩の頭のスーツ姿の男が住んでいるから。


灰色のスーツと喪服しか持ってなくてなにを考えてるのかわからない鳩頭なんだよ


おきゃくとして招かれたならひどい扱いはされまいと思うけど、鳩頭にもてなされるなんて気づいたら別のものになっていそうでそれはそれで怖いんだ。


喋らないしぐるぽーぐるぽーとしか言わない奴らなんだよ


でも半透明のなにかがこちらに近づいてきてね、風もずいぶん強いから意を決して幼い私はやたらモダンでミッドセンチュリー風の家のドアを開けるんだ。


そうすると白と茶色で出来たリビングに鳩の頭をしたスーツ姿の男が三人並んでいて、しかも全員手袋をした手に赤い林檎を一つづつもっているんだ!




……すごく怖い夢だった気がしたけどなんか文章にしたら間抜けな夢だったよ、おかしいな


なんか文章うまい人ならぼくの感じたこわさをキレイに文章に落とし込んでくれるんだろうか…… #読み返しても間抜けな夢だった #寝なおすようおやすみ

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